紅茶の時間

1983年から、水曜の午後は石川県津幡町のわが家をひらいて「紅茶の時間」。

ちっともはやっていませんが、きもちを語りあい、聴きあい、
私たちをとりまく社会についても学びあう場を続けています。
ゲストのお話を聴く「とくべつ紅茶」や、おはなしに行く「出前紅茶」も時々。
出前では、コミュニケーションワークショップやけんぽうかふぇなども。

水野スウの著書に『きもちは、言葉をさがしている』『ほめ言葉のシャワー』『紅茶なきもち』CDブック『13条のうた ほかの誰とも』『わたしとあなたのけんぽうBOOK』『たいわけんぽうBOOK+』他。
2冊のけんぽうBOOKで、2018年度平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞を受賞。

「紅茶の時間」の本に関するお問い合わせは、mai worksのwebshop  https://maiworks.cart.fc2.com
または水野スウまでご連絡ください。
sue-miz★nifty.com(★を@にかえて)
tel:076-288-6092  fax:076-288-6093

|

2023年11月29日 (水)

トンチンカン夫婦

今日の紅茶で、順子さんが自分のスマホの中にある、この詩を読んでくれた。
まど・みちおさんの「トンチンカン夫婦」という詩だよ。
Img_0850

|

紅茶にとつぜん!!

今日の紅茶に、びっくりくり。
京田辺の順子さんと小松のさわこさん、突然あらわる。
順子さんは私のつくった「ほかの誰とも 13条のうた」の曲をアレンジして、ピアノ伴奏して、CDのなかでハモリをいれてくれてる、私にとってのうたのお母さん(ギター演奏とCD録音はほっとらいんのタクさん)。さわこさんはそもそも私が人前で歌う、ってことのきっかけをくれたひと。
日曜日に東京であった大阪のほんちゃんこと、キムホンソンさんがおみやげにくれた、これが最後の、おいしいおいしいちんすこうを3人でひとつづつ。
このちんすこうにも物語があって。もともとは、普天間基地のある普天間でおかしやさんをしていた平良夫妻がかんがえだしたもの。ちんすこうの上に黒糖のアイシングをのせてあります。一口食べると黒糖のこくのある甘み、ちんすこう自体のあまみはひかえめで、それがいっそうおいしさを引き立ててる。
Img_0838
黒糖のアイシングは実は、普天間飛行場。いっそ、基地をたべてしまえ!との願いを表現したものだそう。
平良夫妻がお年をめしてきてそろそろ引退、と考えていた時、沖縄浦添市にある社会福祉法人の若竹福祉会が、平良夫妻の思いと味とを引き継がせてください、と提案したのですって。名付けて、平輪ちんすこう。平良さんの「平」と輪をもって和となす幸せの「輪」。
順子さんもさわこさんも、いのみらを読んできたばかり。そこで、いのみららいぶらりいで紹介した「檻をこわすライオン」と「ともに学ぶ 人間の歴史」の教科書、そして「たみちゃんのノーモアヒロシマ」の紙芝居の現物をお見せする。順子さんとさわこさんが半分づつ、紙芝居を、早速その場で読んでくれたよ。
と、そこへ、今はなかなかくる時間をとれなくなってる山本さんがひょっこり。順子さん、さわこさんと久しぶりの再会をめっちゃよろこぶ。よかったねよかったね、今日来れて。シナリオのない紅茶でこうして今日もドラマが生まれた。
来てくれてありがとう!
Img_0844

|

2023年11月28日 (火)

いんのしまいさんと

女子大からバスで目白へ。駅ちかのビルの中でゆっくり和食を、いんのしまいさんと娘と3人で。おなかにやさしい和食、種子島のザラメ糖で刻み生姜を煮てつくったジンジャエール、コップの3分の1くらいが刻み生姜、うまれてはじめての豪華絢爛ジンジャエール。今度つくってみよっと。
Img_0825 Img_0826
娘の家でおみやげのわけっこ。
沖縄の県民集会にいってた東京新聞の中山さんからじーまみーどうふと燻製の豆腐、ほんそんちゃんからへいわのちんすこう、いんのしまいさん、重いのにハチミツ!そしてクッキングハウスのハーッピークッキー。
母校であえて、一緒に金平さん大矢さんのお話きけて、いのみら通信わたせて、とってもとってもうれしかったですうう。

|

金平さん大矢さんのお話@目白の母校

26日日曜は金平さんと大矢さんのお話ききに東京目白の母校へ。
金平さん、冒頭に、「あたらしい戦前」という枠組みはもう違う、戦時下と地続きではないか、と。
金平さん、今日のお話はほぼガザ、その圧倒的な非対称について。軍事力でも、情報の発信力でも。10/7からの情報、日本の記者は1人もガザから伝えていない。つまり、私たちが日々目にしているのは、圧倒的にイスラエルからの、イスラエルが許してる局からの情報だということ、がつんとわかってないといけない。
戦争報道において、どこから報道してるかで中身はおおきく違ってくる。イスラエルが最初に従軍報道を許したのは、アメリカのフォックスだった。その後、アメリカの他局、そしてBBC。
BBCの女性記者の報道の素晴らしさは、金沢でもお話されてたけど、この日も。病院突入と同時に従軍取材で病院に入る、攻撃を受けたシファの病院で自分が見たこと、見なかったことをきちんと伝えてる。ハマスの司令部という証拠は自分は見なかったと。
4日間の停戦というが、これはceasefireではない、ポーズ、pauseだ、ビデオボタンにある一時停止だ、と金平さん。
イスラエルとハマス、というとらえかたでなく、長い複雑な歴史をふまえてみなければいけないこと。善悪二元論で語らないこと。
この日、金平さんは最初から、大矢さんにいっぱい話してもらおう、というスタンス。話を引き継いだ大矢さんは危機感をもって、沖縄の今を、日本の今を。
今はカリフォルニア大学でジャーナリズムを教えている大矢さん。
アメリカの大学で、まるで部活(ラグビー部とかアメフト部)みたいにアメリカ軍部の活動があたりまえにあって、学生たちが勧誘されてる、奨学金やボーナスの名目でとりこまれてく。
今の日本がアメリカ型の「平和」にすごく似てきてる。戦争止めるのは軍隊が、武力が必要、という考え方。
23日の沖縄県民集会の日、大矢さんは石垣島の集会に行った。
ここが国防の最前線。大矢さんは八重山に基地ができるのは知っていたけどまさかミサイル基地とは、与那国に戦車が走るとは、アメリカに行く前は思ってなかった。
八重山に基地があるということは、ここが戦場になるというこ。沖縄の人たちは、軍隊がきたら戦争になることを学んできてる。今は、戦争になるから軍隊が沖縄に来てる、と。ここが戦場になれば、それは本土にももちろんおよぶ。
だけど、軍隊を置くことが国防だと信じてる人が多いのがいまの現実。
対談の中で大矢さんが、今の日本とアメリカの関係を「DV夫にしがみつく妻のよう」とたとえていたけど、まさに!
イスラエル人であることがユダヤ人であることの証ではない、と金平さんがジュディスバトラーの名前をあげて、お話されてた。アメリカに住むユダヤの人たちが「not in our name」のプラカードを掲げてアメリカ連邦議会にたてこもったことも。
足元で戦争が起こっている今、対面で話すことがいかに大事か。この日の講演もリアル対話。
選挙の投票の低さ、どう思う?など政治の話をすることをこわがらない、だって生活すべてが政治ですから、と大矢さん。
平和を求める日本女子大有志の会の先生がた、卒業生のみなさん、この企画をほんとにありがとうございました。
Img_0817 Img_0821
クッキングハウスの松浦さんやスタッフさん、あいこさん、大阪からほんそんちゃんも、因島のいんのしまいさんも、橋本さんも、きやさんもとしこさんも、同級生たちも、東京新聞の中山さんも。
この日はここでいのみら手渡し郵便屋をいっぱい。

|

2023年11月26日 (日)

バンドエイドの「ゲンの翼」

いのみらが全国に届き出してるみたいで、うれしいメールやメッセージをいっぱいいただいてるよ、読者さんたち、ありがとうございます。

ついたよ〜〜、ともらったバンドエイド(こと、名古屋の坂東弘美さん)からのメールに、彼女が出してる「ゲンの翼」のYoutube動画がついていました。

はだしのゲンが世界の国ぐにの言葉に訳されて、世界の空に飛んでいってること、世界の人たちに原爆の本当を知らせてくれてること、それをもっと知らせようと、バンドエイドがYoutubeを勉強して、ゲンの漫画連載の50年の今年、ゲンを翻訳した人たちにインタビューするYoutubeを開設したんです。

なんと今回の翻訳者ゲストは、バンドエイドそのひとだよ。
どうしてゲンの翻訳がはじまったかのなりたちを、バンドエイドがかたっています。見てくださいね〜〜バンドエイドのひととなりもよ〜〜くわかるよ。大好きなひとです。
バンドエイドは今年の8/15に「こころの時代」でお父さんのこと、ゲンのこと語っていましたね。

https://www.youtube.com/watch?v=FjsZCVGYr2o&t=149s

38分の動画みて、今から東京にむかいます。金平さんと大矢さんのお話聞きに、母校へ。

|

2023年11月23日 (木)

いのみら 117号でました。

いのみら通信117号(いいな号、とも読めるね)出ました。
いのみらはこのいいな号からフリーペーパーとすることにしました。そのわけを書きますね。
1988年に第1号がでて、それからしばらくは月一回ペースで出していたけど、あまりにせわしないので(きっと読む方も)だんだんペースが遅くなり、ここ数年は年に2回くらいの、ゆる〜〜い通信になってきました。
発行回数が少ないせいもあるだろうけど、この35年間、いのみらは一度も赤字になることなく出し続けてこられました。定期購読の方たちの振り込んでくださるお代をお預かりしながら、でもこれぜんぶ使いきるまでは書けないだろな、って思って、せめていのみら本誌は無料にしようと思い立った次第です。
ほんで、今号いのみらにカッコつけて、郵送で読みたい方は切手代のみ、って書いちゃったんだけど、訂正しまーす。送料プラス手間賃かける10号分で1000円(約5年分)、これまでの1500円からちょびっとの値下げです。手渡しの方はもちろん、フリーです。
そもそも、私なんでいのみら書いてるのかな、って思ったら、伝えたいことがあるから、なんですよね。本を書くのもそうだし、お話の出前にいくのもそうだし。そしていのみらは私自身の知ったこと、気づいたこと、考えてることの個人アーカイブで、私の、半年に一度くらいの大きな名刺でもあるわけで。
だったらなお、読んでもらえることがうれしい。そして、いのみらで種まきすることは同時に、私の12条する、ことでもあるんです。
いのみら117号と一緒にうつっているのは、学び舎の中学社会の歴史教科書です。母校の後輩の濱田さんがプレゼントしてくれたもの。
この教科書の紹介もいのみららいぶらりーでしています。はてな?の問いが生まれる教科書、近現代史が充実してて、ああ、こんな教科書で歴史の授業受けたかったな、って思いました。
紅茶本棚にあるので興味あるかた、どうぞページをめくってみてね。Img_0802

|

紅茶ひがえり弾丸ツアー

昨日の紅茶に、愛知県から4人で訪ねてきてくれました。てっきり金沢に一泊と思ったら、文字通りの弾丸日帰り紅茶ツアー。お仕事やら予定やらで、4人でこれるのがこの日っきり。
名古屋で「空色勾玉」というカフェをしてた谷さん、何度もおはなし会によんでくれて、ちきゅうキルトやかざぐるまキルトもかざり、憲法のおはなしまでさせてもらえた。野菜いっぱいのおいしい料理の腕を生かして、谷さん、今はお料理教室してるって。
ふのさんは、8年前に一度紅茶にきたとき、ブルーベリーの畑をしはじめて、そこがみんなの集まれる場所になればいいなあ、って話してたっけね。今はそのブルーベリー畑でたかはしべんさんコンサートしたり、映画の上映会したり、子どもたちと火起こししたり。土とお日様、自然がいっぱいのすごくすてきな場がそこで育ってるのがみえた。
大西さんは、6、7年前の日進での憲法のお話をきいてくれてたんだって。3/11の前後には毎年、仲間たちとダキシメルオモイ展したりしてるらしい。和の家、ってサロンもしてるって。
初めて会った今井さんは、名古屋のいないさんといわれるほど、いそがしくエネルギーやオフグリッドのお話出前をしてるみたいだ。炭が蓄電池になる、なんて話ははじめて聞いた。おうちですみびらきもしてるそう。30数年前にだした「まわれ、かざぐるま」も読んでた、ってびっくりだ。
個性的な4人がどこでどう出会って、それぞれ立ててるアンテナが共振しあって、紅茶行ってみたいね、行こうよ、行こ!ってなっての弾丸ツアー、出逢いのきっかけやつながってく過程の話、おもしろかったなあ。
紅茶は1時から6時までという限られた時間なので、事前に、私もあなたを聴きたいし、そちらからも私に訊きたいこときいてね、とお伝えしてた。ほんとにいっぱい聴いたし、訊かれたし、話したし、その相互の行ったり来たりの時間が紅茶の身上。紅茶仲間もときどきまざって、紅茶の空気をいっぱいあじわってもらえたかな、って思う。
Img_0798 Img_0800
大西さんのおみやげのベビーマラカス。振るとほんとに柔らかい音色のマラカスでした。食べてはいけないらしい実なれど、すてきな楽器。
はるばる来てくれてありがとう〜。

|

ほっとらいんさん 17回目のコンサート@三川ルーツ交流館

美川の石川ルーツ交流館へ。かつて石川県庁だったとこ。
毎年11月にこの交流館で開かれてるホットラインさんコンサート、今年で17回目だそう。
タクさんのギター、歌声、ミキさんのよしぶえ、何度聴いてもいい。
ミキさんの息の深いよしぶえの音。
聞いてると、すーーっと私の肺の中の空気が入れ替わってくような気持ちよさ。D管の柔らかい音色、初めて聴いたよ。
天井の高いこのホールの音の響きが良くて、ここで演奏するのお二人も大好きなんですって。
今日のテーマは旅。里の秋や、めぐり逢い、風、悲しくてやりきれない、さいごは、谷村さんの、昴、いい日旅立ち、サライ。
Img_0797
木下さんもご近所のお友達と来てて。
私が手にしてるのは、おととい出来上がったばかりという新しいCD。湖の詩のvol.8.
今週の紅茶ではこのCDかけて名古屋や愛知からの旅人たちをお迎えしよう。CDは演奏のみ、BGMにもってこい。

|

2023年11月18日 (土)

あらたな戦前の中で、福祉を考える 金平さん講演会。

新たな戦前の中で、福祉を考える、と題して、金平茂紀さん講演会。
主催は労働福祉協議会、かな。略して、労福協。
金平さんのお話からーーー。
福祉、という視点から見れば、今ガザで起きてることはまさに、反福祉。ジェノサイド。だから福祉に関わる皆さんとは、地続き、ひとごとでない。
日常的に私たちがテレビや新聞で目にしてるものは、エルサレム発だったり、ワシントン発だったり。ガザから直接発信してる日本人記者は1人もいない。そもそもガザにはいれない。報道の空白地帯。
テロ攻撃という言説のあやうさ。
BBCは一貫して、テロリスト、という言葉を使っていない。
イギリス首相は使えというのだが。
こういう状況で、イスラエル軍と共に病院に入ったBBCの記者は極限のなかでよくぞ知らせた。ここがハマスの司令部であるというものは見なかった、と自分の言葉で。
金平さんは、ここはやっぱり皆さんに見てもらわないと、とそのBBC記者のリポート映像を流してくれる。金平解説付きで見るからよりリアルにわかる。
坂本龍一さんのことも何度もお話に出てきた。
生き方と創作がぶれてない人。
No nukes,more tree。その言葉通りの生き方。
9、11で、たけり狂うアメリカに居て、坂本さんが翌年に作った曲はundercooled. 直訳すれば、冷やし足りない、つまり、あたま冷やせよ、だ。
絶対報復するぞ一色の世論、ブッシュ支持率90%のアメリカで、こういう曲を出す勇気。
その曲はのちに沖縄民謡になった.古謝みさこさんたちの歌う、みるくゆがふ。
弥勒世果報という歌に。海をこわすな、水を大事に、自然は宝だよ、坂本さんの意志が引き継がれてる。
つねに最新情報で更新されてる金平さんのお話。
昨日行ったばかりの県立図書館図書館もきんつばも写真で登場してて。
冷たい雨の日だったけど聴きに行けてよかった。

*******
来週日曜日26日は東京目白で金平さんと大矢さんの講演会。
母校の「平和を求める有志の会」の、またまたすばらしい企画。
お二人は「「新しい戦前」の中でどう正気を保つか」という対論本をだされたばかり。
11/26(日)金平茂紀さんと大矢英代さん 
ふたりのジャーナリストによる講演&対談
@日本女子大学目白キャンパス 成瀬記念講堂 
12:30 開場 13:15開会
13:20~ 金平さん講演「国際情勢の最前線」
14:20~ 大矢さん講演「沖縄の今」
15:00~ふたりの対談
16:00~サイン会
ご予約不要、参加費無料、どうぞどなたでも。
私も行きま〜〜す。

|

金平さんと県立図書館へ

昨日夕方、金沢入りした金平茂典さん。県立図書館で目がキランキラン。
とりわけ四階の古い本たちのとこで。
何度も感嘆と驚きの声あげながら、こういうとここそコモンだ、と金平さん。
県立図書館のいいとこの一つに、数々の座り心地いい椅子たちの存在もあるなあ。
夜はメロメロポッチでのピースウォーク実行委員会に、金平さんも参加。
私は今年のには、3回目にして初めて実行委員会に参加。
歩くその日だけじゃなくて、話し合いを重ねる日々もまた、ピースのウォークなり。
そしてきょう18日は女性センターで金平さんのお話を聞きました。

|

2023年11月17日 (金)

9分で、コモンのおはなし

10月、新聞のテレビ欄みていて、偶然見つけた NHKの解説番組に斎藤こうへいさんの名前。「コモンとはなにか」
「人新生の資本論」を読んでる人はすっかりご存知のことだろうけど、10分間でどんなふうに話されるのか、と思って予約録画。なにせ、午前4時の解説番組だったので。
その翌朝にみて、たった正味9分で、これだけ話せるんだ、深くて、本質的なことを、わかりやすく、と感動。
その録画は今も消さずにうちのテレビないで保存してるけど、その文字起こしもあること、娘がおしえてくれた。お話の最後のほうで、神宮外苑のことも語っています。
コモンの概念がもっとあたりまえになったら、いろんなことがかわってきそう、きのう県立図書館に県外からのお客様と一緒に行った時、こういう場所こそコモン、という言葉がでて、それでこうへいさんの、文字起こしのこともここに載せようって思った次第。
画面で見たい人は、紅茶でいつでも見れるので言ってね。たった9分、されど9分。

|

岡真理さんのおはなし ガザとはなにか


岡真理さんがガザのこと、緊急学習会でいっぱい発信してらっしゃいます。

ガザとは何か。
今起きていることはまぎれもないジェノサイド。それはいまに始まったことではない。今おきていることを暴力の連鎖と捉えてしまうと、本質が見えなくなる。情報戦にからめとられてしまう。

イスラエルとは何か。
入植者植民地主義。アパルトヘイト国家。

iwjさんがyoutube配信してくれています。
岡さんのお話の途中までですが、多くのかたにみていただきたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=8TtXbIi446I

|

2023年11月12日 (日)

きもちは、、のお話をしに


今日はひさしぶりに、憲法じゃないお話の出前。紅茶仲間の木下さんが住んでる地区の女性部さんが呼んでくれて、「きもちは、言葉をさがしてる」というタイトルで、紅茶で大事にしてることや聴くことの静かなちからや、その人には見えていないその人のいいとこみつけの話などなど、ゆったりと語ってきました。

小学校4年生のTくんがお母さんとおばあちゃんと一緒に参加してくれて、彼の存在のおかげでキャッチボールがいっぱいできた。あ、ことばときもちの、ね。英語のBeとDoの説明や、誠実、って言葉をわかりやすく翻訳したり、いつも以上に平らに話すこと、心がけられた。

ほめ言葉のシャワーのワークショップのあと、みなさんが書いてくれた言葉を5人でリレーのように読んでいったんだけど、Tくん、自分から手をあげて読み手の1人になってくれた。

ワークのあとは、とくべつ紅茶でゲストがお話したあといつもするように、きもちのキャッチボールタイム。その場で質問や感想いうのはちょっとはずかしそうだったので、訊きたいことや、今日聞いて印象的だった単語を、折り紙に書いてもらって、それを私が読んでいく。

娘がひきこもっていた時の話もしたので、そんなとき私がどう対応してたか、って質問もあって、私にとってもその当時を振り返る、いい時間になりました。
4年生のTくんの書いた単語な感想が「話すは、こっちの放す」だったこともうれしかったな。大事なこと、しっかり彼に伝わってるのがわかったので。
Img_9415

女性部の役員さんたちが、準備の段階から楽しみながら待っててくれること、木下さんからよく聞いていて、私も同じようにわくわくしてこの日を待ってた。参加者のみなさんには最後にサプライズで、「ほめ言葉のシャワー」1人一冊ずつプレゼントという女性部からの粋なはからい。

おととい半袖ですごしていたのに昨日から一気に寒くなった。でも今日のきもちはあったかです。

|

2023年11月10日 (金)

久々、ハレオトコさんへ

昨日、ひさしぶりに図書室のある焼き芋やのハレオトコさんにいって、すぐ目にはいってきた「パレスチナのちいさないとなみ」の本、まよわず借りてきました。
Img_0755
「パレスチナに生きるふたり ママとマハ」の高橋美香さんの写真と文、そしてパレスチナオリーブ代表の皆川万葉さんの文、からなるこの本をもって、今からアルさんへ。
パレスチナのことが気になって、ガザのことが気になってたまらない人たちと、小さな集いの計画をしに。

|

2023 姉のいのちの日


今日、姉のいのちの日。
まだ一つしか咲いてないけど、姉の花がこれから次々に咲いていく。
9、11の年だったからもう22年になる。からだはなくなっても、その人の存在はくっきり確かに私の中で生きてる。
Img_0757

お兄ちゃんのお嫁さんだった姉は、中学3年からの私を育ててくれた人、娘にとってはおばあちゃんだ。娘を心から愛してくれた人だ。
その姉の家に、今は娘とパートナーが住む。

姉が亡くなる数日前、初めてのピースウォークで街を歩いたことも鮮やかに思い出す。その2日後、アフガニスタンへの爆撃が始まったことも。
姉の21年前のリアルいのちの日は賢治さん紅茶の日で、姉の亡くなったことをまだ知らない紅茶仲間が家の鍵を開けて、細川さんと賢治さん紅茶をしてくれてたことも鮮やかに。

日曜日のお話会には、姉が遺した着物で縫ったrebornの服を着ていこう。

|

2023年11月 8日 (水)

すず飯田の二三味珈琲さん

珠洲の奥能登芸術祭のハンモックのあるお部屋のすぐ近くに、二三味珈琲さんのカフェがあった。
ずっと以前、木の浦海岸の舟小屋で珈琲豆を焙煎してた頃、お豆を買いにいったことがある。その後、飯田の町なかでカフェを始めたことは知ってたけど、行ったことはなかったんだ。とっても感じのいいお店。
トイレに入った時、壁をじーっとみつめて、ん、これはひょっとして?。それと同じものがお店の壁にも埋め込まれてたので、訊いてみた。ピンポーン、珈琲の生の豆が壁に塗り込んであるのだそう。2枚目の写真がそれ(トイレの壁じゃないよ、店内の壁です)。
赤い猫の絵葉書が店内で売られていて、これはどういうことかな?とまた訊いてみた(わからないことはよく訊くたち)。
二三味さんのお連れ合いのお友達が、Mr.Kobasyashiさんというアーティストだそうで、その人の作品の猫さんでした。猫さんと記念写真撮ってみた。
Img_0704

|

2023年11月 6日 (月)

奥能登芸術祭 2回目

日曜日、2回目の珠洲奥能登国際芸術祭へ。
前回は海辺の展示を中心に見たので、この日は飯田の町なかからスタート。
どうしても見たかったのが「物語るテーブルランナー」。2017年にも見て、とても惹かれた作品群だったから。
地元の人が語る思い出の一場面を、画家が絵に描きおこし、それを下絵にして語った本人か友人かが、針と糸と布でテーブルランナーにしあげる。今回はその下絵の描き手が弓指寛治さんと知って、なお見たいと思ったんだ。
弓指さんは、木の浦キャンプ場に「プレイス・ビヨンド」と題する
数十枚の絵と文を展開した画家さん。珠洲出身の南方寳作さんの伝記をもとに、満蒙開拓団から飛行兵になって戦争を生き延びて寳作さんがふるさと珠洲に帰ってくるまでを描いたあの大作の、作者さん。
会場を訪ねるとなんと、作家さんがいらしてますよ〜!とのこと。
その上、会場にいらした方が、この前、木の浦のプレイスビヨンドを見て回ってる時お会いした方で。すると横にいらしたお母様が、「タイジョキョウでスウさんのお話聞きましたよ」とおっしゃる。タイジョキョウって「退職した女性教師の会」のこと。確かに、能登にもお話いったことあった。とはいえ、25年以上も前だよ〜〜。よくぞ覚えててくださいました。娘さんのほうも、細川さんのはまなす文庫でお会いしてた方でした!すごいシンクロ四重奏にわあわあ興奮。
弓指さんにも「プレイスビヨンド」の感動をじかにお伝えできた。4人での貴重なショット。このお3人に会えて本当にうれしかったです。
Img_0693 Img_0687
かるたをとっている絵は、語り手も縫い手もお母様の板垣さん作。長女さんの帰りが遅くて叱ってしまったけど、実は百人一首のかるた会で優勝したため、遅くなったことが判明。お母さんの知らないうちに、近くのお寺で百人一首を教わっていたそう。「もっとほめてやればよかった」との文字。女の子のスカートは娘さんが実際にはいてたスカートの生地だそう。
その隣は、娘さんの坪野さんの作。小学生の時、ランドセルのベロが軽トラの荷台のどこかにはさまって、あれれれ〜と後ろ向きでひきづられてるとこ。びっくりした表情が実にリアル。
Img_0692
「物語るテーブルランナー」、作品もコンセプトもほんとに大好き。語り手がいて、画家がいて、縫い手がいて、ごく個人的な思い出が永遠に残る一枚の協働作品になる。
同じではないけど、AIDSメモリアルキルトのこともなぜか思い出していたよ。どちらも、尊い一枚きりの作品。

|

内灘で「東京クルド」の上映会

内灘の水口さんからの上映会のおしらせをシェアします。
これまでもいい映画をずっと上映してきたスイッチ内灘。
11月25日、場所は内灘町役場内。10時からと13時からの、二回上映。
今回は「東京クルド」。
上映会、これからも続けてほしいなあ。まずは見にいくことで、スイッチ内灘を応援したい。

|

2023年11月 5日 (日)

11/3の小西洋之さんのお話から


11/3は、参議院議員の小西洋之さんのお話、「憲法審査会の動向にみる改憲発議の行方」を聞きにいった。参院憲法審査会の幹事でもある小西さん、改憲がもう瀬戸際まで来てること、全身で、渾身で、語ってくださった。むずかしいけどとても大事なこと、多くの人に知らせたい、長いけどよんでいただけたらうれしい。

この一年半、毎週開催されてきた衆院憲法審査会は36回にもおよぶ。国会議員の任期延長を国家緊急権として憲法に書き込むことだって30回も議論した、もう論点整理もすんだし、条文案だって維新や国民民主は出してる。議論の中味はめちゃくちゃでも回数が「実績」となり、改憲が着々準備されてること、リアルに伝わってきて寒くなった。

災害時で選挙ができない時は参院緊急集会が開ける、と憲法54条に。これは権力に緊急権が濫用されないすぐれたしくみとしてあるのだけど、54条が邪魔でならない改憲派は、こんなの使い物にならないと悪口さんざん。法の専門家でない人はそう言われればそうかな、って思ってしまいそうだ。
太平洋戦争開戦となったパールハーバーも、1941年4月の任期満了を一年延長した中でおこなわれたし、それよりさらに前、1928年の治安維持法改悪も緊急勅令をつかって成立させたこと知ってほしいな(この改悪のことは「たいわけんぽうぶっく」p.149でも書いてるよ)。

憲法9条に自衛隊明記の改憲案、こっちの準備もすすんでる。
この発端は2014.7.1の閣議決定。これまで個別的自衛権しかつかえないとされてきたのを、いきなり集団的自衛権もつかえるんだと安倍さんが言い出したあの時、ほんとに仰天、のけぞったことよく覚えてる。

その根拠となってる「昭和47年(1972年)政府見解」を安倍政権がどうねじ曲げたか、7.1の解釈改憲がなぜ違憲で無効と言えるのか、小西さんは証拠を示してくわしく説明してくださった。
47年見解は「外国の武力攻撃によって国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される」、そういうときに限って かろうじて「必要最小限の武力をつかえる」というもので、集団的自衛権のことはなにも言ってない、想定していない。

誰に対する武力攻撃か書いてないのを幸い(いや、そりゃ、誰が読んでも、我が国に対する攻撃と読むでしょ)、安倍政権は「わが国と同盟国に対する武力攻撃」と勝手に読み替えて、それを首をすげかえた横畠内閣法制局長官に言わせたんだ。集団的自衛権も使えるのだと。

小西さんは47年見解をつくったお一人の、もと法制局長官の角田さんに実際にあって確かめた。角田さんは「攻撃の対象は日本そのものへの攻撃のこと、日本が侵略されていないときにどうなるなんて議論はなかった。同盟国のことは考えていなかった」「外国に対する武力攻撃に対して日本が参加するなど、これを根拠に解釈改憲なんて、夢にも思っていなかった」と。

こんなねじ曲げからはじまってる自衛隊明記、ましてや敵基地攻撃能力ももつといってる今の政府のもとでの改憲は、さらに戦争に近づく。私は「政府の行為によってふたたび戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意」する私でありたいよ、とあらためて。

小西さんの講演に先立って、「たみちゃんのノーモアヒロシマ」の紙芝居を大田くんとみゆきちゃんが読んでくれた。その声は右翼の妨害の大声にもかきけされずにちゃんと聞こえていたよ。

|

2023年11月 3日 (金)

我が家のあさたんと夜のご馳走

上の写真は我が家のあさたん、こと朝にタンパク質とろうメニューを娘に見せたくて。
チーズにはちみつ。ヨーグルトに金木犀の砂糖漬け。大豆と昆布煮、黒豆、豆腐の味噌汁。植物性と動物性のタンパク質いつもすこ〜〜しづつ。
左下は、なめことめかぶの週刊ベンダスメニュー。
Img_8893
Img_8892
下は、娘がきてたこともあり、超豪華だけど決して高価でない夜のメニュー。
七尾の甘エビと金沢のガスエビのお刺身。
まだ解禁まえだけど網にかかったらしい、輪島の小さなズワイガニ。
いずれもAコープの魚やさんで朝どれの、お財布に痛くないお値段。
金時草の酢の物。
小イワシ塩ゆでのショウガ酢醤油。
白菜たっぷりとり野菜みそのお汁。
今年最後の小なすの糠漬け。
栗ご飯。
今回の娘の帰省中、外食は一回だけであとはおうちごはん。
たべきれなかった甘エビとガスエビはその日のうちにゆでて、翌日サラダにいれてアボカドやブロッコリーと一緒に。これもまたおいしかったな〜〜。

|

«32年目の賢治さん紅茶