紅茶の時間のこと

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1983年から毎週、水曜の午後は、わが家をひらいて「紅茶の時間」。
きもちを語りあい、聴きあい、そして私たちをとりまく社会についても、
学びあっています。
ゲストのお話を聴く「とくべつ紅茶」や、私がおはなしに行く「出前紅茶」も、時々。
著書に、『きもちは、言葉をさがしている』、『ほめ言葉のシャワー』、
『いのちの未来と原発と』他。
紅茶の時間や本についてのお問い合わせは、水野スウまでどうぞ。

E-mail :sue-miznifty.com(★を@にかえてくださいね)
TEL: 076-288-6092  FAX:076-288-6093

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紅茶の時間の作品一覧&インターネットでのご注文は
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2018年12月14日 (金)

辺野古と三上さんのスピーチ

8日、東京での「平和・協同ジャーナリスト基金賞」贈呈式でご一緒した三上智恵さん(「沖縄スパイ戦史」で受賞)のスピーチ。胸にずきんと刺さった。じかにそのスピーチをきいたものとして、三上さんの言葉を伝えたい。

今、三上さんは土砂が投入されてる辺野古の現場におられるのだろうか。(辺野古で、もうヘロヘロ、って今が今、三上さんからメッセージ。以下の言葉、アップしてもいいかどうか、お尋ねしてたの。承諾いただいたので、いま、アップします。できたら周りの方にもおしらせください。)

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三上さんは6年前にもこの賞をうけとってる。高江の30分のドキュメンタリー。まだ那覇の人も、高江を知らなかった時。その受賞でとても勇気づけられた。27年間テレビで仕事したけど、沖縄のこといくら伝えても全国に伝わっていかない、そこで映画の世界に冒険で飛び込んでいった。
そこから「標的の島」「戦場ぬ止み」をつくった。でも宮古、石垣の島々に自衛隊が。島々が軍事要塞化すれば73年前以上の目にあうこと数年前からわかってた、だから「標的の島」をつくった。

見た方々の反応。沖縄にもっと寄り添わないとだめね、素晴らしい映画つくってくれてありがとう、時間あったら辺野古にいくわ。そう言われるたびすごく違和感あって、いらいらした。

沖縄が大変だから、それを全国の人にわかってもらいたい、そう思って映画をつくったことは、一度もない。沖縄大変だから、じゃなくて、沖縄にいると、あからさまにわかる。日本が壊れるけど、知ってますか? 三権分立おわってるけど、国民主権手放しつつあるけど、いいですか?対岸の火事じゃなくて、皆さんの服にもう火ついてますよ。大丈夫ですか。そのことを自分はいってるんだけど、この壁は何なんだ。

宮古は着工、石垣はこれから。となれば、沖縄戦から直接、処方箋もらってくるしかない。だから「沖縄スパイ戦史」をつくった。9条あっても、強いものに守られたい、とみんな大合唱。それに反対してる沖縄の人たちはわがままだ、アメリカに守ってもらってるのに、自衛隊にまで反対するなんてわがままだ、といわれる。自分だけ守られればいいの、誰に守られるの?

あったことがなかったことにされて、歴史の漂白がおきてる。「沖縄スパイ戦史」で描いたことは、日本軍によって、意図的な策で、何千人単位で殺されたということ。それは沖縄だったから、じゃない。軍隊の本質。旧日本軍と今持とうとしてる武力組織とが、今も繋がってるのか、繋がっていないのか、明らかにしたいとつくった映画。
そこから学ばないのなら、スパイじゃないのに殺された人たちは、二度殺される。住民を戦争につかい、食料を、子どもを、軍に出させた。その人たちは、軍の全容を知ってるから、捕まったらみなしゃべってしまう。だから殺さなきゃいけなかった。自決していただくか、スパイといって殺すか、マラリアとわかっていながらその島に追い込んでいくか。これは、地上戦ならどこでもおきうること。

「標的の島」の主人公の山城ヒロジさんが「スパイ戦史」みて、「三上さん、たいへんなことしたね、こんなのつくったら消されるよ」と。大ヒットにしないと消されちゃうなら、大ヒットするようがんばるしかないんです。

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三上さんの渾身のスピーチ、必死にかきとめた。スパイ戦史、うん、ヒットさせなくちゃならない、沖縄が自分ごとって意識してうごかなくちゃ、ってあらためて思う。これ読んだあなたも、どうぞ応援してください。

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2018年12月13日 (木)

19日の紅茶は、ぷかぷかさんDVD上映会

昨日の草かふぇは「パパラギ」オンドク会の2回目。来週は、ぷかぷかさんDVD上映会紅茶です。

「パパラギ」オンドク後の感想はいろいろ出たよ、共感できるとこ、共感できないとこ。そうだね、いろんなきもちの言葉のでるのがこの場のいいとこ。これが正しいあっちはまちがってると決めつけない方がいい。二項対立じゃないほうがいい。何にでもいえるね。

来週19日はずっと前に予告してたけどきっともう忘れてるよね。
横浜のパン屋さん、ぷかぷかさんのDVDを見ます。10月の上映会では突然、僕行きます!ってぷかぷか村長の高崎(理事長)さんが見えたけど、今回はDVD上映のみ@紅茶の時間。3回上映します。各回とも参加費は300円(村長さんにお渡しします)

①10:00〜12:00すぎ、10月に見たのと同じ、音楽劇「森は生きている」をみんなでつくりあげるまでの6回の演劇ワークショップのDVD上映
お昼残れる人はおべんと持って来てね
②1:00〜 ちょびっとワークショップしてから舞台本番を上映します。「森は生きている」の前に太鼓やお芝居もありのDVD。上映時間1時間弱
③3:00〜 午前に見たのと同じ演劇ワークショップのDVD上映。2時間あまりの上映会です。

3回するので、ご覧になりたい方はどれでもご都合のつく時間においでください。ちょびっとでも、長くでもごじゆうに、出入り自由です。ぷかぷかさんってどんなとこ?というかたには、ぷかぷかパン屋さんのブログをどうぞ。

http://pukapuka-pan.hatenablog.com/?fbclid=IwAR2W5peQ5NT6q1iga3atIUsfT8hvalEchi8Y_9v4UKBZOubzr16qzjFaBds

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ホワイトハウスへ

日本政府は、明日、辺野古に土砂投入する、という。

ホワイトハウスあてに、私も署名をおくりました。辺野古の埋め立てを中止してください、と。

署名すると、おりかえしWe the peopleからメールがとどきます。英文だけど、その中に、
Confirm your signature by clicking here
(ここをクリックしてあなたの署名を確認してください)
とあるので、そこをクリックしたら、署名がこれで届きました、となります。

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2018年12月12日 (水)

岐阜におとどけ

120307_ 今日は岐阜の子ども・若者相談支援担当者研修会でお話してきました。今年2月に大雪とバッティングしていけなかったので、2度目の正直。しかも、前はひと枠の90分だったのに、今回はなぜかそれが倍の2枠。でもそのぶん、ゆったりとおはなしとワークショップができました。

テーマは「SST」です。去年依頼を受けた時は人違いかと思った。だって私、 SSTの専門家じゃないもの。クッキングハウスで学んだSSTはこの17年あまり実践してるけど、人におしえることはできない。一緒にしてみて、クッキングハウスのSSTってこんなに楽しいんだよ、誰にでも役にたつ、コミュニケーションの具体的なスキルなんだよ、って一緒に感じてもらうことなら。そう確認させてもらった上で、お引き受けし、今日の会場でもまっさきにそのこと、いいました。行政の方と、民間の方と、いろんな方が参加されてた。わかい職員さんもいっぱい。

紅茶してる中で、私が学ぶ必要性にせまられたこと。いろいろなとこに勉強にいって、クッキングハウスが私の”学校”だとおもったわけ。きもちのいいコミュニケーションは練習すれば誰でも身につくもの。紅茶と別枠で、コミュニケーションの練習をする時間をはじめたこと(もう13年余りになる)。

クッキングハウスでならったほめ言葉のシャワーのワークショップを、わたしなりにアレンジしてお話の出前先ではじめたこと。そのワークからあずかった言葉たちが、「ほめ言葉のシャワー」の冊子になったこと。娘が書いた「あなたはほかの誰ともとりかえがきかない」から、13条の発見のことまで。

SSTで大事な、「わたしメッセージ」。上から目線で相手を非難したり責めたりする「あなたメッセージ」は、練習の必要ないくらいほとんどのひとが得意(笑)だけど、自分を主語にして相手も自分も大事にしながらきもちを伝えるには、やっぱり練習が必要。
そんな「わたしメッセージ」は、私からすると「平らに話す」ってこと。憲法のお話に行くときも、日常も、紅茶でも、たいらにはなすことが、私にとっての「わたしメッセージ」の応用。それは相手を尊重することでもあるんです。

休憩後の90分は、きもちボールやしあわせまわしやほめシャワのワーク、贈りものの言葉のリレー、そしてふりかえりのシェアリングタイム。2枠の3時間をいただけたことで、あせることなくのびのび語れて、具体例もたくさんお伝えできて、みなさんもいっぱいわらって、時に涙して。

私自身とっても楽しんで解放された。そうだねえ、ここんとこ、緊張と興奮?の日々がつづいてたから、今日はごほうびのリラックスタイムのようでした。帰りの特急しらさぎでは完璧に爆睡。それであたますっきり、これ書いて、寝ます。

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おめでとう ありがとうの会

8日に東京での、「平和・協同J基金」贈呈式。翌日、親子ではじめて新幹線の3人並びの席で金沢にもどってきて、10日は、ピース仲間のみゆきちゃんたちが企画してくれた、おめでとうありがとう会@もっきりや。古くからの紅茶仲間たちもそこに合流してくれたので、もっきりやさんが満員になりました。

私の人生で出会った大切な人たちが、ごちゃまぜでそこに一緒にいる。もうそれだけで胸いっぱいになるしあわせ。2冊のけんぽうBookには、そんなみんなの行動、言葉、想い(紅茶や草かふぇやピースウォークやコッカイオンドクetc...)もつまっているから、私たち親子がかたちにしたけど、その意味ではみんなの本でもあるのです。だからいっしょにおいわいしてもらって、ありがとうがいいあえて、そんな時間と空間をつくってもらえたこと、参加してくれたこと、本当にほんとにありがとうございます!!

贈呈式で受賞理由が説明されたのだけど、選考委員の方たちにとっては、自宅オープンして紅茶の時間という場を35年もしてる!自費出版で憲法の本、ともいえない冊子をつくっちゃう!憲法の専門家じゃないのに出前けんぽうかふぇしにどこへでもいっちゃう!などなど、いくつものびっくりがあったみたい。手描きのいのみら通信をみて、こういうのいいねえ、とか、けんぽうBookのティーとコトリのイラスト、これすごくいいねえ、とか、たぶん、これまでの受賞作品にはない類の作品。そうか、こんな伝え方もあるんだねえ、と思っていただけての、受賞だったのではないかと思います。

もちろんその手前に、30年近くいのみら通信の読者さんでいてくれて、農作業がまだ忙しい時期に、必死にけんぽうBookを読破し、私に内緒で推薦文を書いてくださった、織座農園・窪川典子さんの熱いきもちや、私をけんぽうかふぇに呼んでくれて、典子さんとは違うアングルから推薦してくださった写真家の山本宗補さんの存在があるのですが。

親子本作りの裏話。2月末、Book+をつくろうと思った時は、改憲からくりと国民投票のことだけ、サクラ色けんぽうBookの裏に付録みたいにA3の紙一枚貼り付けるつもりだったこと。でもそれじゃぜんぜん伝えたりない、伝えたいのはひとことで言い切れる情報じゃないとはっきりしたこと。

そこで母はどんどん書き続けていったけど、母と娘の温度差は歴然。けんぽうの専門家でないものが、9条にとっくむなんて無茶すぎるって思ってた娘。8月にはいってやっと娘に火がついた。専門家じゃない私たちだからこそ、わからないことはわからないと言おう、考えつづけた過程を綴って、読む人にも一緒に考えてもらおう、って二人で開き直って、そこからがドトーの、新しい原稿かきながらの編集作業の日々でした。
9月はじめの入稿の日の前日、あとがきを書いて、その中に「たいわ」という言葉がなんどもでてきて、そのギリギリのタイミングで「たいわけんぽうBOOK+」っていうタイトルがきまったんでしたよ。

花束とナッツいっぱいのケーキとサクラとメロン色のイヤリングとバラの花のコサージュのプレゼントあり、くすだまのサプライズあり!シクラメンの鉢植えあり。そしてピース仲間ならではの、最新版コッカイオンドクあり!(入管法と水道法のこと)
そして締めの言葉はまあさん。締め切り前の10日間は毎晩3〜4時間、スカイプで、あーだこーだの遠距離親子編集会議、その会話をずっと後ろで黙って聞いてくれてたまあさん。その応援なしに本はつくれなかったと思います。

今年一年をしめくくるようなハッピーアワー。忙しい中、企画、準備してくれたみゆきちゃん、まりこさん、菊地くん。参加してくださったみなさん。そこにこれなくても想いを寄せてくださった方々、あったかい会場を提供してくださったもっきりやさん、ほんとうにありがとう!!

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もっきりやさんでのこと by みゆきちゃん

平和・協同ジャーナリスト賞受賞の、おめでとうとありがとうの会を企画してくれたみゆきちゃんが、その日の様子をくわしくFBに書いてくれました。

FBだと写真もいっぱいあって、その様子が見られます。でもみゆきちゃんの言葉だけでも、ブログで私と繋がってる方に読んでいただきたくて、ここのコピーしますね。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100007929548162

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ま さ に、 おめでとうと、ありがとうの会 ✨️

唯一無二のやわらかな存在感で、細いお身体からわき出るバイタリティーと尽きせぬ平和への情熱。フットワーク軽く、とことん手づくりにこだわり、発見と名付けの天才のスウさん。

一人娘の万依ちゃんは、スウさんとはまったく違う頭の持ち主、だからこそそんなふたりが重ね重ねた対話=たいわのうえにつくりあげられた表現は、多くの人々の心に届く言葉のちいさな本となりました。本当に受賞おめでとう! 母娘のトークは、いろんなところでじーんときて、しかも笑いもあり。そして、相手への思いやりに満ちたことばで。

そのふたりを支えながら見守るまあさん。締めの言葉をお願いしてごめんね。だけどまあさんの言葉がやっぱり最高でした。

もっきりやに一歩足を踏み入れた瞬間から、もう泣きそうだったという万依ちゃん。吉村さんもそう言ってくれたね。そんなほんとうに特別な空間でしたね。スウさんのお人柄と、ここに積み上げられた歳月そのものを感じられたからでもあるのかな。
「この場にいられてよかった!」「企画してくれてありがとう!」、といったい何人の方に言っていただいたか。

この一週間「ほたるの川のまもりびと」がなかなか広がらず、苦しんでいて、細川さんの宮沢賢治の会もあって、ほかのプロジェクトのミーティングもあり、仕事もあって、家族のこともあって、この上にまたこんなたいせつなお祝いの会を引き受けるっちゅーか、自らすすんで計画するなんて、もう、私ってばかなんかと思いましたが(苦笑) 集まってしまえば、始まってしまえば、間違いなくよい時間になると確信していました。
が・・。

そんな想像以上の会になりました! 来てくれたみなさんも、(残念ながら来られなかったみなさんも!)スウさん親子が大好きで、何らかのかたちでスウさんが綴った、この本に出てくる登場人物になっているみなさん。

今も会場いっぱいの笑顔を想いだし、涙を想いだし、うっとりと余韻に浸ってしまうほどです。

一期一会の素敵な会を主催できて、私からもたくさんありがとうを言わせてください。

去年もコッカイオンドク!が日隅一雄さんの賞を受賞していて、スウさんが東京で、「なんで金沢って、こんななの?!!」って言われたって。なんでだろうねぇ。

でも、中央のようすを伺うんじゃなくて、どんどん地方からオリジナルの発信していくことって、クリエイティブですごく楽しい。どこの地域でも、できるんじゃないかな!

さぁ、来年も、この時期もっきりやでお祝いしよう✨️

次は、誰の番かな! あなたかもしれないですよ!!

♬~~~~~♬

それから、最新コッカイオンドク!の白熱したことといったら・・!会場からも台本にない声が飛ぶ飛ぶ!笑 

傍観者よりも、そして観客よりも、演じ手になる方が楽しいよ。新しいスターも続々登場!楽しい!

市民が主役になる最強のエンターテイメントだ!(しかも、アーカイブにもなる)って再発見しました。もっともっと、進化させたいなぁーーーー。


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2018年12月10日 (月)

平和・協同ジャーナリスト基金賞贈呈式

ただいま!平和・協同ジャーナリスト基金賞の東京での贈呈式をおえて、今日、金沢にもどってきました。1812

大賞を受賞したのは琉球新報の「県知事選におけるファクトチェック報道」。日本ではフェイクニュースを新聞社として検証するという、こういった報道はこれまでなかったそうで、これは画期的なことだ、と。

奨励賞を受賞された「沖縄スパイ戦史」の三上智恵さんとも再会できました。この映画は70数年前の事実を言ってるだけではない、非常に今日(こんにち)的なメッセージが含まれている、と。うん、三上さんもスピーチのなかでそういわれてた。これ、沖縄のことじゃない、日本のことなんですよ!と。

奨励賞の「地図から消される街」は、3.11後の福島を、朝日新聞記者の青木美希さんが丁寧に誠実においかけつづけたルポ。帰還率「4、3%」の衝撃、避難された方達の現実、手抜き除染のこと。もう忘れられたことにされているけど、決してそうじゃないよ、と突きつけてくる。避難されてる方達が、この受賞をとてもよろこんでくださったそうです。

やはり奨励賞の、「ゲンバクとよばれた少年」は、そうよばれた中村由一さんの人生の聞き書き。長崎の浦上で被曝して二重に差別されたきた中村さんが、この受賞をもうもう身体中でよろこんでらっしゃること、痛いほど伝わってきました。

私のちょうだいした荒井なみ子賞は、日本の生活協同組合の活動を、それは熱い想いで実践し、平和と協同をご自分の生き方にしてこられた方のお名前を冠した、ユニークな賞。2冊のけんぽうBookとともに、紅茶のこと、草かふぇのこと、出前けんぽうかふぇのこと、いのみら通信のこと、ピース仲間とのいろんなアクションのこと、みいんなふくめて、この賞をいただけたのだとわかりました。選考委員のかたたちが、紅茶の時間や出前のこと、とてもユニークだ、ってびっくりされた?みたいです。
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贈呈式には、推薦文を私に内緒で書いてくださった織座農園の窪川のりこさん(この賞のはじめのころから参加しているそうです)、私の若い頃の本を5冊も編集してくれて、いまは川越紅茶の大事な仲間の松田はったんさん、クッキングハウスの松浦さん、たかはしべんさん、因島からいんのしまいさん(はるばる)!永さんの「誰かとどこかで」のディレクターだった橋本隆さん、毎日出版のいがちゃん、完全護憲の会の福田さん、それに私の大事な家族の、まあさん、マイ、そしてパートナーのせいちゃんも。一緒にこの時間を共有できて、ほんとにしあわせでした。

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明日はピース仲間と紅茶仲間合流の、おめでとう&ありがとうの会だそうで、贈呈式の報告、させてもらいますね。マイも参加するので、親子で本づくりのうらばなしもしますね。

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2018年12月 7日 (金)

明日、贈呈式

明朝早い新幹線で東京へ。平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞の贈呈式が1時から日本記者クラブの大会議室であります。

推薦文をかいてくれた織座農園の典子さんも、はったん(私の若い頃の単行本のほとんどは、彼が編集者さんでした。ほめ言葉のシャワーをつくることになったきっかけも、はったんの一言から)も、一緒にその瞬間、その場にいてくださいます。こんなこともう二度とないから!って言って、まあさんにも重い腰をあげてもらい、そして、二人三脚で2冊のけんぽうぶっくをつくった娘も東京から参加します。

贈呈式ではそれぞれの受賞者さんがみじかいスピーチをすることになってるの。わお!どきどき緊張するね。あたま真っ白になりませんように!

9日に石川にもどって、
10日、ピース仲間と紅茶仲間合流の、おめでと&ありがと会。
11日、岐阜でおはなし。
12日、紅茶ない草かふぇでは、3時から「パパラギ」のオンドクのつづき。パパラギって何?って方もどうぞどうぞ。

という感じで、時が翼ひろげてびゅんびゅんとんでいきそうなので、沖縄のおすそわけの続きはまたすこしおちついてから書きますね。to be continued.

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那覇のゆかるひさんで

1812 ゆかるひホールでのおはなし会。20人弱の方があつまってくださった。巨大な国家権力と対峙してる方もいるだろう、那覇のブックカフェで、憲法の話って。いったいどこまで伝わるだろう、響くだろう、という怖れももちながら、語ったよ。

13条と12条をかたりながら、13条がもっとも踏みにじられてる地で、ふだんの努力の12条をずっとずっとしてきてる沖縄のひとたち。
私の12条する、の一例として、県知事選の翌朝のテレビウォッチのことを。朝8時台の全国ネットのワイドショーで、どの局も沖縄県知事選について一切とりあげなかった。それをFBで報告して、夜のニュースもみて(さすがにとりあげてた)、それをあわせてメディアにメールしたこと。

10月1日の朝、もちろん沖縄ではローカルニュースのトップでデニーさん当選のこと、いっぱい報道したでしょう。でもその後の全国ワイドでまったくとりあげてなかったとはじめて知って、みなさん、相当ショックだったみたい。この温度差、ひどい無視。知らせなければなかったことにされてしまう。個人個人も、自覚的に自分がメディアになってくことが必要だね、って後でみちこさんが言ってた。

この日の時間枠は1時間半なので、いつもみたいなふりかえりの時間がとれない。いったんしめて、お時間許す方はのこって、話のふりかえりをしながらみなさんと対話したいんですけど、っていったら、お急ぎでない方はほとんど残ってくださった。

みなさん、話したいきもちがいっぱい!1812_2

2月の県民投票にすごくがんばってるひと。
姉にさそわれてしぶしぶ来たけど、こんな話と思ってもいなかった、来てよかった、というひと。
憲法っていうとハードル高くてすっと足を運べない、すっと話せる場がすごく必要だね。
あ!憲法って、私に関することだったんか!
印象的な言葉ーー人権、身の丈、doとbeのバランス、平らに話す。
「個人」から「個」がとれるって、雲泥の差。憲法番外地の沖縄だけど、憲法あるから抵抗できる(とはいえ、国はそれをこわしてばかりだ、、)。

やんばるから来た方は明日のやんばるのに行けないので今日の那覇に。30年前は稚内にいたというこの方、そのころお連れ合いさんが私と出会っているという。え?稚内には行ったことないなあ、知り合いもいないよなあ?とハテナだらけ。この謎は翌日の夜、やんばるでとけました。

よく辺野古にいかれてる方なのでしょう、この場の空気と辺野古との、あまりの乖離、あまりのギャップを言われてた。そうだよね、その通りだ。踏みにじられっぱなしの沖縄の民意、意思、尊厳。

この日、金沢大学の法学部を卒業したあと、琉球大学医学部に行き、今はお医者さんしてるAくんが来てくれた! 紅茶の時間に来てた彼、沖縄に暮らしてもう25年目だという。法学部の憲法ゼミで、条文解釈はいっぱいきいたけど、今日みたいな話ははじめて、と。一人一人身の丈に認められるってことが、こんなにも大事なことだったんだなあ、と。

みちこさんのふりかえりの言葉。
マイさんのbe、スウさんのbeの話がよかった。doは辺野古に行くこと。beは自分の人権。一票投じることは、私だって生きてるんだよ、という人権の意思表示、と。

ふりかえりの時間は1時間半にもおよび、最後の最後、このゆかるひさんが、みなで語りあうための大事な場になってくことがすばらしいね、と参加したみなさんと一緒に大きな拍手!

ゆかるひのみちこさんと、受付を手伝ってくれた、すてきな絵本をつくり、紅型のハガキもつくるわかちゃんと。

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2018年12月 6日 (木)

みちこさんとゆかるひ

昨日の草かふぇで、見聞き感じてきた沖縄の話を、きっちり1時間。14人もの方がききにきてくれたよ。沖縄のおすそ分け話は、これからゆっくりすこしずつ書いていきますね。

あさって8日は平和・協同ジャーナリスト基金賞の贈呈式で東京にいって、日曜に石川にかえってきます。月曜日はおめでと・ありがと会を金沢でしてくださるとのことで、東京での式のことも速報できそう。

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そもそも、今回沖縄にいくことになったわけ。おはなし会の会場、bookcafe&hallゆかるひさんをしているみちこさんとの出逢いは、6〜7年ほど前の夏、細川律子さんちでのぶどう狩りおはなし会だった。

そのころ長野に住んでたみちこさんは長野のおはなしグループの人たちと参加してて、その日、「てぃんさぐの花」を歌ったんです。私も何か歌ったので、たがいに、おはなし会なのに歌った人、として記憶しあってた。

その後、紅茶の時間にみちこさんが2回きてくれて、そのうちの一回はわがやでのけんぽうかふぇだった。2015年6月のこと。8月末にけんぽうBookができて、その年の11月と12月、みちこさんは私を長野のけんぽうかふぇに呼んでくれた。

実はそのころすでに、みちこさんは那覇に住民票をうつしてたんだって。那覇生まれのみちこさん、結婚して長野で四半世紀暮らし、でもふるさとのことずっと、心の深いところで想いつづけてた。三上監督の「標的の村」をみて、がーんとほっぺ殴られた気がして(高江でひどいことがおきてたんだ、オスプレイのヘリパッド建設の反対をめぐって)、家族の同意も得て、沖縄に帰ることにした。沖縄で自分のできることをしよう、誰もが自由に意見をのべ、好きなことをし、想いを共有するスペースをつくろうって心に決めて。

それをかたちにしたのが、「良き日」という意味の、今のゆかるひ。みちこさんは若いころ同じ場所の一階で12年間、絵本やさんをひらいていた。子どもたちのたまり場、野菜の共同購入の場、講演会もひらき、また、石垣島白保の海を守る人たちの拠点にもなっていたという。ふたたびその地にもどり、いろんなイベントのできるホールのある絵本カフェをあらたにひらいて、いま2年たったとこ。
きもちをまっすぐ行動にうつすみちこさんから聴く沖縄のこと。わたしの方こそ、学ぶこといっぱい。
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2018年12月 4日 (火)

ただいま!そして明日の草かふぇ

ただいま!5日間の沖縄からもどりました。留守の間、たくさんのあたたかいメッセージをありがとうございます。まだぜんぶよみきれていませんが、まずはただいま、とお伝えしたく。

沖縄でふたつのおはなし会。昨日は辺野古へ。海とむきあうテントにいる相馬ゆりちゃんにもあえました。でも昨日、防衛大臣は、12月14日にも土砂を海に投入する方針だと発表した。1日だけで232台もの砕石をつみこんだダンプ、工事車両がキャンプ内に運び込まれたよし。

ゲート前にいたほんのすこしの間にも、私の目の横を、何十台ものダンプが、どどどっどどどど。。
入り口で座りこみしてる人たちが警察に排除され、私もいともたやすくひっこぬかれ、、、。ああ、そんな厳しい日になってしまったのだった。

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明日5日の紅茶ない草かふぇは3時から、沖縄にいって見聞きし、感じてきたことをお話します。
那覇とやんばるでのおはなし会のこと、そのあわいに思ったこと。
辺野古のこと。その対岸にひっそりとある、すてきな「貝と言葉のミュージアム」のこと。
選挙での若い人たちのはたらき、その力の大きさ。

ちょっといっただけで何が語れるか、とも思うけど、また少しづつ語り、発信していきたいです。
明日のわずかな時間が、「みみくわっちー」(耳のごちそう)になればいいな。

たぶん1時間はしゃべっちゃいそうだけど、お時間許す方はその後もどうぞ残ってくださいね。
沖縄県庁前は、辺野古行きバスの発着場所です。1812

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2018年11月30日 (金)

今朝の北陸中日新聞

今朝の北陸中日新聞。記事にしてくださった横井記者さん、ありがとうございます!
選考委員の方たちが「安倍政権は改憲にしゃかりき。国民の側の憲法論議はそう熱心ではない。今こそ水野さんのような活動が効果的ではないか」と思ってくださったと知りました。

私の言葉として「専門家でもない市民が一生懸命に憲法と向き合う過程を普段着の言葉で語りました。受賞したことで関心を持ってもらい、本を読んで私と一緒に憲法について考えてもらえたら」と記事に。

そうなんです、一緒に考えたいです、一人一人がpeaceのちいさなpieceになるために。

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今日から沖縄へ。4日にもどってきます。
長野で二度、けんぽうかふぇひらいてくださったみちこさんが、今は沖縄に住んで、那覇でゆかるひというぶっくかふぇをしているのです。おはなし会をしたり、つい先日はアフリカンダンスの会もあったみたい!

おはなし会はこんなふうです。お近くの方、よろしかったらおでかけくださいな。
12月1日 3:00〜4:30 
久茂地のBookcafe ゆかるひ3F 098-860-3270 1000円 
2日 4:00〜5:30 
今帰仁村のやんばるHot Cafe  0980-56-3595 1000円

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ありがとうとう!!

昨夜から、たくさんのありがたいメッセージをいただいて、感激しています。平和・協同ジャーナリスト基金の荒井なみ子賞を頂戴することを、一緒に喜んでくださって本当にありがとうございます。

35年の紅茶の歩み、出前けんぽうかふぇのこと、そういうことを本におさめたのですから、私を出前で呼んでくださった方、本を広げてくださった方、私にいろんな気づきをくれた方、紅茶仲間、ピース仲間、みんなでいただいたごほうびなんだと思います。ちいさなささやかなことも積み重ねれば、きっとそこに意味は生まれると。

今日から4日まで沖縄にいるのでメールやFBコメント、メッセージなどその間はみることができないので、お返事がおくれることお許しを。
もしけんぽうBookたちを、お読みになりたいようでしたら、家でんは076−288−6092(まあさんがいる時はお電話とれます)、faxは076−288−6093(いつでも受信できます)に、どうぞご連絡ください。発送は石川にもどってからになりますが。

お急ぎの方や、ネット申し込みが楽な方は、本づくりのバディで、編集やデザインを担当した娘の、webshopへどうぞ。

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2018年11月29日 (木)

平和・協同ジャーナリスト基金

とってもうれしいご報告。
「わたしとあなたのけんぽうBook」から3年。9月に出した「たいわけんぽうBook+」もまた、前作と同じように今、心ある人の手から手へと全国に飛んでいっています。
なんとありがたいことに、この2冊のけんぽうBookが、今年度の第24回「平和・協同ジャーナリスト基金賞」をいただけることになりました。
1995年に設立されたこの賞は、市民がお金を出しあい、選び、市民が贈る、日本版ピュリッツアー賞とよばれているもの。
平和、反核、人権、協同、連帯の分野ですぐれた作品を発表したジャーナリストを毎年、数人選んで表彰しているそうです。

お知らせをもらった時はあまりにびっくりして、しかも私はジャーナリストじゃないので、何度もほっぺたをつねりました。でも、ほんとでした。何の肩書きも持たず、どこにも所属していない一市民の、こんなささやかな、ましてや自費出版の作品にこうして光をあててくださったこと、胸がふるえるほどの感動でした。

私たちの憲法は、9条だけでできているんじゃないこと、「あなたはほかの誰ともとりかえがきかない」と謳う13条と、今の9条とは対をなすもの。その9条改憲案のからくりを何としても多くの人に知らせたくて必死に書いた「けんぽうBook+」=私の、12条する。そのふだんの努力を、ちゃんと見ていてくれた方たちがいたのですね。

過去には、鎌仲ひとみ監督が「ヒバクシャ」で大賞を受賞されてます。今年のそれは、琉球新報編集局政治部の「沖縄県知事選に関する報道のファクトチェック報道」(デニーさんに対するデマ報道、ひどかったですものね、その検証報道)、奨励賞の一つに、三上智恵さん大矢英代さん監督の「沖縄スパイ戦史」が選ばれています。(沖縄が2つも!)

私がいただくのは、女性だけを対象とした荒井なみ子賞。
荒井なみ子さんという方は、生涯を通じて、平和を強く願い、求め、人と人が協同しあうことを実践し、いくつもの生協の組合員活動を熱心にしてこられた方。(コヤシ組合とか、練馬生協とか)
この基金の趣旨に深く賛同して多額の寄付をされ、それで荒井さんのお名前を冠したこの賞があらたに創設されたとのことです。

平和・協同、という言葉のはいったこの賞をいただけるって、なんてうれしいことでしょう。
だってこの本は一人じゃ決してつくれなかった。けんぽうかふぇで私を呼んでくださった全国の方たち、話を聴いてくださった方たちとの対話、過去との、歴史との、9条との、亡き父との、対話。
そして何より、本の編集、デザインを担当した娘との、重ねに重ねた対話。戦争の反対は対話と思っているので、娘と意見が違う時こそ、平らに何度も何度も対話した。そのおかげで、やっとたどり着けた地点が、「けんぽうBook+」でした。
選考理由の中には、紅茶の時間も出前けんぽうかふぇもいのみら通信も、みんなふくまれている由。なので、これは、because of you all =出逢ってくれたみいんなのおかげでいただける賞なのだ、と思いましたよ。

12月8日の贈呈式で、今回の受賞から大きな勇気と誇りをいただいたことのお礼をじかにお伝えしてきます。これからも、12条する、に励みなさいね、と言われているようにも思います。
三日三晩ほぼ徹夜で推薦文を書いてくださったという織座農園の典子さんにも(だって昼間は農のお仕事あるものね)、けんぽうかふぇを主催した上に推薦してくださった写真家の山本宗輔さんにも、ありがとうがいっぱい。(2人には11月に佐久で会ってるのに、そんなこと企んでたなんて、完全黙秘でした!)

1時からの贈呈式にも、それに続くお祝い&交流パーティにもどうぞどなたでも、とのこと。
会場はどちらも、日本プレスセンタービル9Fの日本記者クラブ大会議室。パーティに参加される方は、その場で参加費3000円をお願いいたします、って。

平和・協同ジャーナリスト基金のこと → http://www.pcjf.net/shoukai.html

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今日の毎日新聞 

今日の毎日新聞。

<自民>改憲案、今国会提示断念へ 参院選前の発議困難に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181128-00000094-mai-pol

自民党は、自衛隊の存在明記など4項目の憲法改正について、今国会での条文案提示を断念する方針を固めた。衆院憲法審査会が同党の想定通りに進まず、12月10日の会期末が迫る中、強引に審査会を運営すれば来年の通常国会に影響すると判断した。国会による改憲案の発議は早くても来年夏の参院選後になる見通しで、安倍晋三首相は戦略の再考を迫られそうだ。

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わお!でも、でも、気をゆるめずに、またひとつまたひとつ、憲法が自分ごとだと感じる人がふえるように、12条していくよ。

その分、考える時間がふえたってことなら、しっかりその分、考えなくちゃね。
考えよっ、考えよっ。
(この、かんがえよ、は命令形口調ではなく、人形劇のちいおばさんの、指人形の赤ちゃんと黄色ちゃんが、あたまをかしげて考え合うポーズしながらいう口調でね。ああ、ここに音声でないのがもどかしいけど)

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「9条の挑戦」

月に一度、富山県にいってもう13年になる。この仲間がいろんなジャンルのいい本をすすめてくれる。

おととい行った時に仲間の一人がこの本を見せてくれて、私自身も今読みたいって思ってるとこに、マガジン9条がこの本とりあげてくれていた。

「9条の挑戦〜〜非軍事中立戦略のリアリズム」
著者は、伊藤真さん、布施ゆうじんさん、神原元さん。

3人の著者に、あすわか弁護士さんがつぎつぎ質問する、出版記念イベントのリポート。

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2018年11月28日 (水)

8月の宿題「沖縄スパイ戦史」

三上智恵さん大矢英代さん監督作品「沖縄スパイ戦史」を見たのは8月初め。
8月は、「けんぽうBook+」づくりの正念場の時期でなかなか感想がかけなかったのだけど、やっと遅ればせ、私なりの夏の宿題をだします。三上さんとも、感想書くね!って約束したし、明後日から沖縄に行く前には何としてもきもちまとめておかなければと。

3月、「標的の島」の内灘上映会で三上さんから、今つくっている映画は、沖縄の裏戦史。これまで語られてこなかった沖縄の秘密戦がテーマです、と 聞いていました。
少年たちが、護郷隊という名前のスパイ兵士、ゲリラ兵士として仕立てあげられたこと。日本軍は加害者、住民は被害者だった、の構図だけではくくることのできない、暗くて重たい、戦争の側面。
三上さんは、次の戦争をとめるためには今どうしてもこの映画をつくって、軍隊は住民を守らないことをきっちりと伝えたい、それは決して過去の話ではないから、と。
この映画作りの困難さ、壁にぶつかり、悩み続けながら、それでも あきらめない、かならず完成させる!という三上さんの気迫がびんびん伝わってきました。

なので、映画観る前から覚悟してた。泣くと思った、でも涙にならなかった。その残酷さ過酷さ、非情さが、覚悟してた想像を超えてた。
もう一回見た、じわじわと胸に迫った。三上さんと大矢さん、よくぞこの映画を完成させてくれたなあ!
日本側の資料的なものがほとんど残っていない中、アメリカが保管していた護郷隊の写真など探し出し、少年兵だった方々の一人一人と信頼を築きながらていねいに、50人の証言を聞かせていただく過程は、どんなに苦労だらけだったろう。

1944年8月、14歳から17歳の少年たちを中心とする秘密の部隊が沖縄につくられた。隊を指導し、まとめるのは陸軍中野学校出のエリート将校たち。
赤紙が来た、とよろこぶ父。自分は特別に選ばれた、軍人になれる、米軍やっつけられるとよろこぶ少年たち。その数、1000人ほど。
写真で見るその顔はまだまだあどけない。16歳、130センチという子もいる。当時はみんなそんなからだつきだったろう。
かっこいい隊長に憧れる少年たちは厳しい訓練をうけ、ゲリラ部隊となっていく。ハハリュとよばれる爆弾を抱えて戦車につっこむ訓練。米軍につかまったらスパイする訓練。スナイパーもいた、米軍の武器をうばって戦う少年もいた、という。

義英くんの帰りを待って待ってまちわびたお母さん。山の中で遺骨がみつかり、お母さんはそのどくろを抱きしめて、ギエイよ〜、ギエイよ〜と、息子の名を呼んで泣き叫んだ。
その後、お母さんがおかしくなってしまったのが悲しかった、と弟さんがいう。
その兄は、実は戦死したのではなかった。破傷風から脳がおかされ17歳で軍医に殺されていたことが、数年前にわかった。

リョーコー二等兵は、いのちからがら家に戻った時は骨と皮ばかり。どうしてこんな姿になったの、と泣いた母。
家にいても、リョーコーさんの心は戦さ場。壁を壊したり、海や山に逃げ出したりして、兵隊幽霊と近所の人から呼ばれ、2畳の座敷牢にとじこめられた。
彼のPTSD戦争神経症は30年も続いたという。心がずっと戦場だった、というリョーコーさんの話は、ベトナム戦争で心が壊れ、自分が殺した人たちの悪夢に苛まれたアレン・ネルソンさんのお話とも重なる。彼の中で戦争は終わらず、彼を苦しめ続けたんだ。
リョーコーさんはその後、たった一人で山を耕し、亡くなった自分の戦友の数だけ、69本のカンヒザクラの苗木を植えた。その中には、ギエイ桜もある。

地上戦がなかった八重山諸島だったのに、軍の命令で強制的に住民がマラリアの蔓延する地に送られ、3600人もが亡くなった。
その事実を知ってショックを受けた大矢さんは学生時代、もっとも被害の大きかった波照間島に住んで調べ続けた。
波照間から西表島に移住を強制したのも、やはり中野学校出で、教師として島に入り込んでいた男だった。波照間の500人の人が、この戦争マラリアで亡くなった。米軍につかまったら秘密が もれる、という理由で死ぬことをわかっていながら西表に移住させたんだ。
住民をスパイ視するのもまた、軍の方針。軍は、住民を手なづけ、利用しながら、疑った。スパイの名簿作りを地元住民に手伝わせ、スパイと疑われた人を虐殺した。住民同士の監視、疑心暗鬼がうずまく。これが、戦争というものの本質。いまだに語ることのできない 人たちもいる。

戦争を体験した方達の言葉が、エンドロールにかぶっていく。
(住民を)「守らないよ、戦さ場になる」「うそ〜〜守らないよ」「沖縄戦争、忘れたらまた地獄」

これは決して過去の話じゃない。宮古島、石垣島に自衛隊配備が進むのと同時に、もうこのような動きがはじまっている。すでに情報保全隊が入ってきていて、住民をつかって自衛隊配備をどう思っているかなど、リスト化していると三上監督はいう。
自衛隊法には、有事の際の住民の協力確保、が書かれている。先島諸島への自衛隊配備、ミサイル配備、弾薬庫建設などなど、それは一体誰を守るもの?
弾薬庫があれば狙われる。基地のあるところから、戦争ははじまる。自衛隊は住民を守る組織ではないということ。
国は沖縄を防波堤にするつもりか、悲しいけどそうとしか思えない。それを黙って知らんぷりしていたら、本土にすむ私も、沖縄に対しての加害者だと思う。

三上さんと大矢さん、二人が心くだいて、取材して、やっと聞きとった方たちの言葉 が、戦争の本質が、どうか多くの人に届きますように。

http://www.spy-senshi.com(2分ちょっとの予告編が見られます)

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2018年11月27日 (火)

おしらせあれこれ

*11月28日の草かふぇは、先日の川口でした「13条を体現するコミュニケーションワークショップ」の報告+対話をテーマに語り合い。3:00〜@紅茶。

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30日から12月4日まで沖縄にいきます。長野にいたみちこさんが那覇にもどって、ゆかるひというブックカフェをひらいています。そこでのおはなし会。
おはなし会以外の時は、みちこさんが私をいろんなところに連れて行ってくださる約束。春に金沢でおはなしきいた、平和丸船長さんのゆりちゃんにも会いたいなあ。
おはなし会はこんなふうです。お近くの方、よろしかったらおでかけくださいな。
12月1日 3:00〜4:30 
久茂地のBookcafe ゆかるひ3F 098-860-3270 1000円 
2日 4:00〜5:30 
今帰仁村のやんばるHot Cafe 0980-56-3595 1000円

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*12月5日の草かふぇは、帰ってきたばかりの、沖縄のおみやげ話を3:00〜@紅茶。

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沖縄へ

沖縄生まれのみちこさんが、長野で暮らしていた時、2回も市内のかふぇ、ゆいまあるさんで私のけんぽうかふぇをひらいてくれました。3年前の11月と12月でした。長野県内への出前けんぽうおはなし会の、最初のとっかかりをつくってくれたひとでもあります。(これまでに29回のおはなし会を県内あちこちで)

その後、生まれ故郷の沖縄にもどり、2016年の秋から、那覇でブックカフェゆかるひをはじめたみちこさん、「みなが自由に意見を述べ、好きなことをやり、思いを共有するスペースをつくりたい」と。
沖縄を愛するきもちはんぱないみちこさんならではの、人生の選択。

おはなし会をして、とご連絡いただいたのはたしか春ごろ。9月にうかがうお約束をしていたところが、すんごい台風とバッティング。(そう、沖縄知事選のあの時期!)飛行機は飛ばず、おはなし会は延期に。

でもいま思うと、あの時でなくてよかったのです。あの大あらしの中で、知事選の前日と当日のおはなし会なんてね!
で、30日から12月4日まで沖縄にいきます。
おはなし会以外の時は、みちこさんが私をいろんなところに連れて行ってくださる約束。春に金沢でおはなしきいた、平和丸船長さんのゆりちゃんにも会いたいなあ。

おはなし会はこんなふうです。お近くの方、よろしかったらおでかけくださいな。

12月1日 3:00〜4:30 
久茂地のBookcafe ゆかるひ3F 098-860-3270 1000円 
2日 4:00〜5:30 
今帰仁村のやんばるHot Cafe  0980-56-3595 1000円

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2018年11月26日 (月)

草かふぇの予定表

毎週の紅茶の時間は、36年目にはいりました。ちっともはやっていない場ですが、毎週1時〜6時あいてます。
さらにはやっていない草かふぇは、紅茶の日の3時〜4時までの約1時間、しています。社会のことをかたりあう時間で、こちらは100回を超えました。

草かふぇのテーマはあらかじめきまってるのはすくないのですが、珍しく少々、予定をきめてみました。

*11月28日 先日の川口でした「13条を体現するコミュニケーションワークショップ」の報告+対話をテーマに語り合い。

*12月5日 前日に沖縄からもどってくるので、沖縄のおみやげ話。

*12月12日 先週にした「パパラギ」の音読のつづき(「パパラギコンサート」は17日、府中にて)

*12月19日 10月にみた、横浜のパン屋さん、ぷかぷかさんの仲間たちが「森は生きている」を演じるまでの、演劇ワークショップDVDのアンコール上映会。3回しますが、見る人は各回ごとに300円。(ぷかぷか村長さんにお代をお渡しします)

①10:00〜12:00 ぷかぷか演劇ワークショップの再上映
   お昼はさむので、残る人はお弁当持参で。
②1:00〜 ちょびっとワークショップのあと、「森は生きている」本番の舞台DVDの上映
③3:00〜5:00 午前に見た、演劇ワークショップの再々上映

ぷかぷかさんに関心ある人、演劇に興味ある人、どなたでもどうぞ。

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