紅茶の時間のこと

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1983年から毎週、水曜の午後は、わが家をひらいて「紅茶の時間」。
きもちを語りあい、聴きあい、そして私たちをとりまく社会についても、
学びあっています。
ゲストのお話を聴く「とくべつ紅茶」や、私がおはなしに行く「出前紅茶」も、時々。
著書に、『きもちは、言葉をさがしている』、『ほめ言葉のシャワー』、
『いのちの未来と原発と』他。
紅茶の時間や本についてのお問い合わせは、水野スウまでどうぞ。

E-mail :sue-miznifty.com(★を@にかえてくださいね)
TEL: 076-288-6092  FAX:076-288-6093

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2018年11月14日 (水)

姉のいのちの日に

3日間家をあけてもどると、百合の花が満開。

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姉の17年目のいのちの日に、娘は「日日是好日」の映画を見たその足で、姉のお墓まいりにいったとのこと。

映画を見た娘の感想、姉がこんな豊かな世界に生きていたこと、姉が茶道と出会っていてよかったと思ったことなど、伝えてくれました。

姉、といっても、娘にとってはまさにおばあちゃんという存在の姉でした。姉が晩年一人で暮らした家に、今は娘夫婦が暮らしているのです。

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たてしなで

東信の最後の会場は、たてしな人権センター。

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3つのおはなしの場の主催者になる、って、ほかのスタッフさんたちのご協力もあるとはいえ、大変な手間暇のかかること。名誉や利益や出世のためでなく、その手間暇をおしまず、動く人がいる。平和な社会をつくりたくて、協働する人たちがいる。そのことがどの会場でも感じられて、ほんとにうれしかった。

ましてやこの日は、ランチ付きおはなし会。スタッフたちのもちより料理をお弁当箱につめるだけ、っていってたけど、予想した倍の方が参加されたので、たりなくなった分のお料理は、二川さんやスタッフさんがセンターのお台所で作ってくれたんだと思う。

ガンジーさんの言葉を皆さんが実践してるみたいにも思えた。
そうだよ、世界をかえるためでなく、世界によって変えられない私でいるために、たとえなんの意味もないように思えたとしても、自分で動くんだ。

たてしなの会場にはろうの方もきてくださって、二人の手話通訳の方がかわりばんこに私の話を訳してくださってありがたかったです。

ランチのあとに残った方達とゆっくりふりかえりタイム。信州から満蒙開拓団に行き、敗戦後も中国で生き延びたという方の娘さんが参加してくださっていて、彼女のお話も聴かせていただいた。同じ町に住んでいて、この日がはじめての出逢いだったという。

一つひとつのお話会から、今後また、何が生まれていくのか。今はまだみえない、いろんなおつりが出てくるといいなあ。人と人のあらたなつながり、信頼できる関係性、伝える工夫を、それぞれの地で。

二川さん、各会場でお手伝いくださった方々、参加されたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

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2018年11月13日 (火)

とおみの芸術むらのまる屋さんで

10日の午後は、東御の芸術むらの中にある、まる屋さんが会場。

土日だけひらいているこのお店では、ワンデイシェフさんがランチをつくってくれます。おはなし会の前に、この日のシェフのちあきさんがつくる、フォーとベトナム料理の野菜ランチをいただく。
(ちなみに、11月17日と24日、まる屋さんのワンデイシェフは、二川さん。名付けて、「はじまるカフェ ガツン系ビーガンめし」)

池のまわりの紅葉を目にしながら、みはらしのよいすてきなカフェ、まる屋さんでおはなし会。

この日は、3月の望月でのおはなし会を主催したみほさんが、3人のお子たち連れて参加。二川さんはそれに参加したことで、今回のれんぞくけんぽうおはなし会をしようと思ったのだそう。みほちゃんはそのこと、ここにきて初めて知った。そういうのっていいな。誰かが撒いたタネをひろうひとがいて、それを育てるひとがいて。

今回のれんぞくおはなし会では、振り返りの時のみなさんの言葉がとても光ってた。
コーチングでならった自尊感情って、13条のことなんだ。
セルフエスティームって言葉も。
勝ち、負けでなくて、一人一人の人が大事にされるってこと。
個のひと、として尊重されるというなら、自衛隊員さんだって、個のひと、だよねえ、、。
二度と国のために命を投げ出さないようにするために、時代の正義や責任感でかき消されないように、、。

この日のティータイムには、二川さんの搾ったヤギチチが参加した人たちにふるまわれました。ミルクティならぬ、ヤギチチティー、おかわりするくらいおいしかった。

夜はすぐそばの温泉で、おりざの典子さんと若い二人と一緒にあったまりました。

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朝の散歩

1811_3 10日朝、濡れた落ち葉をふみしめて散歩。こんなの拾った。何かの実だろうか、中身がはじけて飛んだのかな、それにしては皮がやわらかいし、、、。

夜、オリザ農園&もりのようちえんのちいろばのみわちゃんに訊いてみると、即答で「ホコリ茸」と。きのこの一種でした。胞子を飛ばすんだね。

東信では、この山荘に一人でふた晩お泊まりさせてもらいました。余計な音のしない朝に、時折、鳥の声、風の音。
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東御(とおみ)のおみやどで

長野27回目のおはなし会は、東御のおみやど、という築100年余りのすばらしいおうちが会場。なのに、開始時間になっても、主催者、話し手、ともに到着しないので、スタッフの方はもちろん、お待ちのみなさんも焦ったろうなあ。

数分遅刻ですみません!と、私がいきなり話し始めたので、みなさん、この人(私)、who?って表情。だけどもそれが時間の経過とともにみなさんのお顔がやわらかくなってきて、最後のふりかえりタイムは、どの方もご自分の言葉で意思をもっていっぱい語られていて、それがとってもすてきでした。

今回は3会場とも3時間枠、というのがほんとにありがたい。ゆったりしたティータイム休憩をいれても、後半で、9条改憲からくりのこと、平和を求める元軍人さんたち(ベテランズ・フォー・ピース)から教わったこと、緊急事態条項のこと(前の草案とくらべると見た目はソフトクリームみたいだけど、全権を一人の権力者の手にゆだねる危険性はちっともかわってない)、国民投票のこと、早口にならないで語ることができるから。そしてもちろん、大事なふりかえりのシェアリングタイムも持てるから。

この日は3月の御代田で主催のお一人だった山本宗輔さんもきてくださってた。写真家の宗輔さんは、いつも私の無意識の顔を瞬時に撮ってカメラに収める。

夜ご飯は、はじめてお会いしたその日の参加者さんが思いがけず、おうちの夕ご飯にさそってくださって、二川さんとごちそうになりました。

1811_2 信州の秋は紅葉まっさかり。夜は学者村の山荘を独り占めしてお泊まりさせてもらいました。

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長野れんぞくおはなし会 @おりざさん

長野県の佐久地方、東信とよばれるところで4つのれんぞくおはなし会にいって、日曜の夜、元気に帰宅。(なぜかその後1日半、パソコンがダウンしてて、やっとさきほど完全カムバックしました)

長野県内で26回目にあたる、9日午前のおはなし会。ほめことばのシャワーを中心に、13条のいりぐちまで。
織座農園さんのお2階で、もりのようちえん・ちいろばのママたち(パパも一人いたよ)とそのママ友たち、そして0歳から2歳?くらいのちいさなひとたちと一緒の2時間。

みなさんにそれぞれ、言われてうれしかった言葉を折り紙に書いてもらい、それを配り直して一枚ずつ読みあう、贈りものの言葉のリレーのワーク。私はこの時間がいつも大好き。

美輪明宏さんがいうところの「色気があるね」という言葉を、お年めしたご夫婦から言われてうれしかった、と披露してくれたママもいました。あ、うっふん、って方の色気じゃなくて、あなたはすてきなことを感じる心を持ってるね、っていう意味らしいです。すてきな言い方だね。

お部屋のすみっこでこの時間の空気をうれしそうに見守る、織座のおかあさんみたいな典子さん。彼女はこれまでにいったいどのくらいの若者たちを育ててきたことだろう。もう10年以上も前から、私のけんぽうおはなし会に若者たちをつれて、聞きにきてくれていた。おりざの有機のお野菜は、調布のクッキングハウスに毎週とどけられて、レストランの定番ランチに活かされる。

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このうつくしい色合いのお弁当、おりざ農園の若い人たちが、自分の畑と田んぼで育てたものでこしらえてくれたもの。これもまた、色気のあるお弁当だねえ。
お迎えにきてくれた二川透さん(なんと、27〜29回までの3会場の主催をしてくださった!)と大急ぎでお弁当を食べ、二川さんの軽トラののりこみ、出来たばかりの高速を一時間弱突っ走り!次の会場、東御(とおみ)市のおみやどへ。

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2018年11月 8日 (木)

華氏9/11

朝8時45分からの上映を見に、金沢のユナイテッドシネマ(元ルネスです)にいってきた。マイケルムーア監督の、「華氏119」。トランプ大統領がうまれたわけを、ここまでリアルに。監督は彼自身の反省もこめて、この映画をつくったんだ。

嘘の、つまりフェイクの大統領出馬。それが大受けしたことで、ひょっとしていけるかも? のアイディアがT氏にひらめいた。国にとって悪であっても、彼をだすとテレビ局がもうかることを知った経営者。メディアをもて遊んだ彼が、ついにはメディアに命令して、コントロールしはじめる。

ミシガン州知事が企業を経営するように政治してるのをみて、T氏はこの方法も学んだ。その州知事は、事業税を廃止して企業がもうかるようにし、緊急事態管理者法を通して(ほんとは緊急事態じゃなかったのに)、フリント市の水道を民営化し、その結果、住民は鉛で汚染されたフリント川の水を飲まされることになった。

子どもたちの血液から基準値以上の鉛が検出されても、その数字は改ざんさせられた。slowmotion エスニッククレンジング、スローな民族浄化、という言葉にぞっとする。
本来その州には豊かな水源の湖があるのに、川から水道をひいたんだ。それで大企業に不具合が出たら、その企業にだけ、湖のきれいな水をひくことまでして。どこまでも、利益>いのち。

共和党VS民主党。民主党は、譲歩といいつつ、どんどんど妥協して、どんどん共和党に近づいていった。支配者層の味方をする民主党は、共和党に負ける候補者を選んできたんだ。
民主党の大統領候補、働く人たちの味方のバーニーさんの得票数にもごまかしが行われて、ウエストバージニアの全55郡で実際にはバーニーさんが勝っていたのに、ヒラリーさんにまけた。そんな民主党には投票しない、という人たちが続出した。

パークランド高校の銃撃事件。この事件をthought & prayerで片付けたい、政治問題化させたくない政府に対して、高校生たちが声をあげて、政治問題化して、大きく行動した。全米で、最大の規模の集会。政治家に、全米ライフル協会からの献金をことわる、と言えますか、と高校生が迫る。

Tは突然ふってきたんじゃないんだ、その道の普請はずっと以前からおこなわれてきた。民主党もその道をつくってきてた。
Tは突拍子もないこといって、人々の関心をひく、反応を見る。2020年の大統領選を延期しよう、なんてことまで言ってたとは。

憲法がぼくらを守ってくれると気休めをいいすぎた、希望を持ち過ぎた。僕らを殺したのは希望だ。(の言葉は、ほんとに胸に刺さる。行動するしかないってことなんだ)


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怒りに血圧あがりそうだ。高血圧の人はみるの要注意。私のもきっとあがってたろう。でも、怒りとともに伝えずにおれないきもち。

おとといのアメリカの中間選挙。下院は民主党が8年ぶりに勝った。若い人の7割が野党の民主党候補に投票したという。

「華氏11/9」の上映時間は、8:45〜 12:55〜 15:30〜 

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アメリカ中間選挙

中間選挙前の、マイケルムーアさんのインタビュー。テレビ見ながらムーアさんの言葉メモしてたけど、こっちのほうが生で確実!

中間選挙、上院は予想通り共和党がかったけど、下院では民主党が勝利。青い波は起きたんだ。一票の重み、選挙の重み、すごく感じる選挙でした。

一票の重みを、日本の私も肝に銘じたい。

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2018年11月 7日 (水)

26回目の賢治さん@紅茶

26回目の、細川律子さんとの賢治の時間。前半のワークショップでよみあった今日の童話は、賢治さんの初の童話集のなかに収められている「かしわばやしの夜」。

中身を知らずにかしわ大王の役を志願してしまったのだけど、のっけから「じっとお月さまをながめてから、しずかに歌いだしました」ときた!うひょ〜〜!初めて読む言葉を即興で歌う、だなんて!

このお話では、登場人物のほとんどが、歌う、のです!
みんなが歌ううたには、絵描きの出す白金メタルの一等賞から、きんいろメタル、すいぎんメタル、ニッケルメタル、にせがねメタル、マッチのメタル、などなど、いろいろあり。
はじめははずかしいけども、歌っているうちにどんどん解放されてく気がしたよ。他の人のいろんな歌もきけて楽しかったな。まあさんだって歌ってましたからね!
この作品は、今で言えばオペレッタのようなものだそう。賢治さんの童話には、ほかにも音楽をおりこんだものがいくつもあります。

農学校の先生をやめて、羅須地人協会というてづくりの学校をつくり、農民をしながら、そこを足場に芸術を育てていこうとした賢治さん。羅須地人協会で、日曜日にはクラシックのレコードコンサートをしたり、演劇したり、バザーの会場にもなったり。辛く厳しい農民の生活であっても、だからこそ、楽しいことが必要なんだ。芸術が大切なんだ、それは都会の、特別な人たちのためだけにあるものではない、と。

後半の朗読の時間。律子さんは賢治さんの短歌と詩を朗読してくれました。「高原」「雲の信号」「林と思想」などなど。あ、耳に覚えがあるな、って思ったら、たかはしべんさんが「東北さいこう」のCDの中で、この詩を歌にして歌っていましたっけ。みんなでその歌を聞いたよ。

律子さんの朗読の前と後には、おくさこさんがオカリナで「星めぐりのうた」を演奏してくれました。みゆきちゃんも念願かなってやっと紅茶の賢治さんの時間にこれたね。「かしわばやしの夜」では、えかきさんの役にはまっていましたよ。

1811 写真は、賢治さんの日にいつも一緒にきてくれるざしきぼっこ。ミチコさんの作。よこにいるのは、ちゃんちゃがうまこ。今日はその短歌も読んでくれたんです。

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賢治さんの紅茶の時間は2時から

7日、2時から4時頃まで、とくべつ紅茶で、細川律子さんと読む、律子さんが読む、宮澤賢治さんの時間。 参加費300円@紅茶/水野宅。

賢治さんの童話一つを、参加者全員でぶっつけ本番、読み合うワークショップと、律子さんの朗読の時間。今年で26回目です。
今年はどんな童話を選んでくれるかな、律子さん、毎年毎年、ほんとにありがとう。

百合のつぼみが一つ、また一つ、と咲き始めています。
ご参加お待ちしております。

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2018年11月 5日 (月)

ちぃば、こと、ちいさん

11月3日、羽咋の夢生民(むうみん)さんへ。この日は、らっきい、ランチも食べられるむうみん、3つのグループホーム、るるるんち、などを生み出した「つながり」の10周年記念の日。
その記念イベントの一つ、がらくた座のちいおばさんこと、木島知草さんの人形劇を見にいきました、っていうより、ちいさんに会いたくて会いたくて、出かけました。

去年4月、ちいさんが安曇野のけんぽうかふぇにきてくれたから一年半ぶりの再会だけど、ちいさんの人形劇見るのはもう何年振りだろう!
1時間半、ノンストップで、ちいさなからだをフルに使って、手袋人形のあかちゃん、きいろちゃんの人形劇。歌あり、手話のダンスあり、見てる子どもたちと最初から最後まできもちのキャッチボールしながら演じきる!
お腹がいたくなるくらい楽しい人形劇の中に、いのちの話・生と性の話も、HIV/AIDSの話も、しっかり織り込まれてる。

赤ちゃんと黄色ちゃんの会話は、こんなふう。

私たち、手袋から生まれたいのち。
よ〜くわかってほしいから、よ〜く見て。いやなとこはさわらないで。肩のとこそっとさわるのはいいよ。

目の見えない人、聞こえない人、みんないろんな特徴を持っている。
男と女、ってふうに二つだけに分けられない、男に生まれて女になりたい人も、男の人を愛する男の人もいるよね。

いのちは比べられない。でも誰もが、しあわせになるためにこの世に生まれてきた。

どうして女の子が力持ちじゃいけないの?男の子だって弱くていいんだよ。弱いと思ってる人が、強いものを助けてくれることもあるんだよ。

ここにいる人たちみ〜〜んな、砂の粒くらいちっちゃかったんだ。
地球みたいな子宮。海のような羊水。太陽みたいな胎盤。
みんな、お父さんとお母さんのいのちの設計図を受け継いで、いのちがけで生まれてきたんだよ。

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ちいさん手描きのちらしには、「ちぃばぁの命のお話」と書いてあったけど、ちいさんはとってもとても若々しくて、大きいお孫さんはいるけど、「ばぁ」じゃないなあ、と思ってた。
そしたらちいさん、「ちぃばぁ」の呼び名が好きなんだって。「ばぁ」には安心感があるでしょ、幼い子たちに、安心して話を聞いてもらえる感じ。ちぃばぁ、は、地球のばぁでもあると思う、っていってた。
そうかぁ、ちぃーば、にはそんな意味もあったのか。ちぃーば、はちいさんの新しい呼び名にふさわしいかも。

でも私からはやっぱり、ちいさんと呼んじゃうな。その全身で愛を、いのちを、平和を、憲法のたいせつさを、ずっとずっと伝え続けている人。心から私の尊敬する人。そのちいさんが、けんぽうぶっくを何度も注文してくれては、人形劇の旅の途中で売ってくれている、時には出逢う人にプレゼントもしてくれている。

それぞれの表現方法は違うけど、ちいさんは人形劇で、私は言葉で、憲法を、平和を、伝えて行くんだね。ちいさんとのハグはあったかくて、うれしくて、涙がでたよ。おたがいにできることせいいっぱいいしてこうね、と言葉にしないで伝えあった。

写真は、トイレにはってあるちいさんカレンダーの12月のページ。ちいさんが読んでいるのは、なんと、けんぽうぶっく。

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ニュースの言葉 行政不服審査法

今日は、ピースウォーク2019の実行委員会にでかけました。集まった人たちと来年の3月21日に思いを巡らす。テーマとかもきまってなくて、まだまだこれからではあるけれど。このPW実行委のミーティング自体が、民主主義の練習の場所のようにも思っています。
いろんな考えがあり、意見があり、相手を否定しないで、話し合い重ねながら、ひとつひとつものごとを決めて行く、その過程そのものが、と。

今日は夜に約束があったので途中で早引けしたけど、帰りのカーラジオでたまたま聞いたNHK夕方のニュース。
辺野古うめたて承認を撤回した沖縄に対して、防衛省が行政不服審査をもうしたてたが、それはこの法律、行政不服審査法の濫用、まちがった使い方であると、行政法の専門家たち110人が声明をだした、というニュースでした。

本来、行政不服を申し立てるのは、一般国民が行政という権力のすることに対して、ノーを言うためのもの。それなのに、防衛省という行政が私人と名乗って、国交省という別の行政に不服を申し立てて、身内同士で審査して、その不服の請求をうけいれるって??

運転しながらなので、聞き取りは正確さに欠けてるかもしれないけど、先週の紅茶で具志堅さんがこの話(行政法の専門家が違法だといってるが、その声はテレビにのらない)をしてくださったたばかりなので、ニュースの言葉がすっと入ってきたんだと思う。

誰かの話を聞く、ってこういうことなんだよね。具志堅さんが誠実にいっしょけんめい語ってくださったから、カーラジオ聞いててより意味がわかる。ニュースの意味がもっと近づく。
たとえばーーあ、これ、前川喜平さんが言ってたことだな、とか、あ、太田まさかつさん(11月2日の憲法集会の講師)が言ってたことだな、というふうに、お話をじかに聴くことで、遠いニュースの言葉が私に近づく。

私がしつこくしつこく、けんぽうや13条や9条改憲etc.を語り続けるのも、たぶんそういうこと。あ、そういえば、スウさんが言ってたな、こんな話もしてたっけな、と、ニュースの言葉や新聞の言葉を、憲法と結びつけて考えてくれたら、と願いながら語っています。

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11月のご案内

あさって11月7日は紅茶の時間恒例のスペシャル。
第26回、細川律子さんと読む、律子さんが読む、宮澤賢治さんの時間。2:00〜4:00 参加費300円@紅茶/水野宅。

賢治さんの童話一つを、参加者全員でぶっつけ本番、読み合うワークショップと、律子さんの朗読の時間。
今年こそ行ける!って人も楽しみにやってきます。今年はどんな童話を選んでくれるかな、律子さん、毎年毎年、ほんとにありがとう。

この日は、今は空犬になった翔ちゃんのいのちの日でもあります。姉のいのちの日も近いので、姉の花、カサブランカを飾りましょう。

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長野県東信(佐久地方のことらしいです)で、連続けんぽうおはなし会。新幹線のおかげか、この3年間で長野県には25回もよんでいただきました。

9日、東御市海善寺のおみやどで(1:30〜4:30)。
10日、八重原の芸術むら公園内、cafe&breadのまる屋さんで(2:00〜5:00)。
11日、立科のたてしな人権センターで(10:00〜1:30)。
それぞれに参加費がいります。もう一つのおはなし会もありますが、そっちはもう定員に達したそうです。

おといあわせは、今年3月、佐久での連続おはなし会のどれかに参加されて、東信の仕掛け人をしてくださってる二川(ふたかわ)さんまで。 090−2339−7502

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ほかに、11月22日、銀座の教文館ナルニア国で「たいらなけんぽうおはなし会」
6:00〜7:30 参加費1500円
けんぽうBOOK+を一緒につくった娘との、ナルニアさんで2回目のおやこらぼトークです。ほかの場所ではたぶん話さないような、本づくりの裏話もちょびっと。
要おもうしこみ。03−3563−0730ナルニア国さんまで。
(午前10時から夜8時までの間にお電話どうぞ)

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11月26日は、羽咋のすてきなフレンチレストラン、ラ・クロシェットさんを会場に、サンテさんの主催で「ほめ言葉のシャワーから平和へ」10:00〜12:00 参加費は1000円。
ここでも、たいらにけんぽうを語ります。

要おもうしこみ。おもうしこみは、サンテ!facebookページのメッセージへ。お時間の許すかたは、おはなし会のあとお弁当をとってランチします。私も残ります。ご一緒にランチできる方は、こちらもあわせてご予約くださいね。

****そして12月、台風で延期になった沖縄に、今度こそいきます!

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太田まさかつさんのお話

11月2日の夜は、憲法県民集会。日本国憲法が交付されてから、11月3日で72年です。今年の講師は、共同通信の編集委員で論説委員、そして早稲田大学、長崎大学でも教えてらっしゃる太田昌克さん。初の赴任地が広島で、以来、原爆と核をずっとおいかけてこられたジャーナリストさんです。

テレビのコメンテーターでよくお顔拝見するけど、直にお話聞くのははじめて。演題は「朝鮮半島の非核化と平和への道すじ〜日米核同盟と揺れる憲法」米朝韓中日の外交駆け引き。知らない話がいっぱい。

6・12シンガポールの米朝会談までの流れ。韓国のムンジェイン大統領は戦争を本気で恐れて、南北のインテリジェンス二人をあわせて、水面下で交渉させた。2月にはオリンピック外交で、米のポンペイさんを北のキーパーソンにひきあわせた。
トランプ大統領と金正恩委員長があったのはすごいことだけれど、その後がすすまない。外交とは、水面下で地道な交渉の積み重ねがあって実って行くものだけど、今回はその積み重ねがないので、その後の話が詰まっていかない。

米朝のだましあいの外交の歴史。金前委員長とブッシュ元大統領とのだましあい、うらぎり。それが、北に核をつくらせる下地になってしまったんだなあ。また、日朝がうまくいかないように画策するアメリカでもあったのだなあ。

神のマント、という言葉。「神のマントが歴史の中に翻る時、それに飛びついてつかまえなくてはならない」
東西ドイツを統一に導いた西ドイツのコール首相の格言、歴史的な好機を逃すな、という意味でつかわれる。
今年1月から、ムンジェイン大統領たちがそのマントをつかもうとしていたんだ。そのマントは一緒になってつかみにいくもの。韓だけでなく、朝だけでなく。

朝鮮半島にマントはひるがえっているけど、それはまだ全然、かっこたるもんじゃない。あやういもの。そんな時期に改憲どころの話じゃ、まるでない。改憲のマントはしぼんでいる。

ノーマルネイション、普通の国になるより、日本はスペシャルネイションになればいい、9条を持っているんだから。米中のいさかいの橋渡し役とか。スペシャルネイションになれるものを持っているのに、その9を脱ぎ捨てるのか、一回や二回の国会でこんな大事なこと、改憲を、きめていいのか。

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新幹線最終列車にまにあうぎりぎりまでお話されてた太田さん。6月に東京で太田さんのお話をきいた小野ちゃんは、熱いハートにクールなヘッドの方、って言ってました。ほんとに。そして、忙しい中にもかかわらず、一人一人にとても丁寧に接してらっしゃいました。

この日、私は司会役だったので、舞台の袖で緊張しながらメモしてた。聞き違いのとこもあったらまた聞いたどなたか、教えてくださいね。この日の参加者は350人。太田さんは火曜日のテレ朝ワイドスクランブルにご出演中です。

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2018年11月 4日 (日)

具志堅さんのおはなし@草かふぇすぺしゃる

先週水曜日の紅茶ない草かふぇすぺしゃる。沖縄の具志堅勝也さんのお話会に、思った以上の方が集まってくださいました。撮りためた沖縄のニュース映像をみながら、2時間たっぷり、具志堅さん自身がメディアになってくださって、沖縄を知るお話。

最初は、前回も話してくださった普天間基地の歴史のおさらい。
一部の人がいう、勝手に基地のまわりに人が住み着いたのでは決してないこと。北部と那覇を結ぶ宿場町だったところに住んでいた人たちが強制収容所に入れられ、その間に本土の攻撃基地としてつくられた飛行場が普天間。元の住人が収容所から戻ってきた時にはもう基地になっていた。ほかに行くとこのない人たちが、多少残されていた基地のまわりの土地に住むしかなかった。

普天間基地は古くて老朽化していて、その危険性を日々感じているのは、そこに暮らしてる人以上に実は米軍兵士かもしれない。オスプレイの部品の落ちた小学校。校庭にはシェルターができている。

翁長さんが自民党に反旗ひるがえしたわけ。一番のきっかけは、教科書問題。集団自決に軍の強制はなかったという記述に、保守の政治家といえども、どうしても黙っていられなかった翁長さん。1995年、米兵による12歳の女の子の暴行事件が明るみにでて、県民の大きな反対集会がひらかれ、自民党がはじめて基地の縮小を言い出した。

翁長さんが亡くなった後の県知事選。デニーさんVS自民公明の推す佐喜真候補。先の名護市長選で、「辺野古にふれない、中央からどんどん有名政治家を送り込む、有権者の囲い込み、公明党の囲い込み」というやり方で自公側が勝ったので、今回もこの名護方式でいこう、となった佐喜真陣営。

一方、デニーさん側。政党の党首はデニーさんと並んで立たなかった。デニーさんも高いところから話さなかった。辺野古反対はもちろんだけど、貧困対策も熱心に訴えた。
デニーさんに対する誹謗中傷、根も葉もないデマや嘘のサイトがたちあげられ、19万件もツイッターで拡散されたけど、デニーさんを応援する若者たちは選対とは別に自主的に、ファクトチェックし、ひたすらポジティブキャンペーンをくりひろげた。デニーさんの明るさ、人柄のよさをネットに次々あげていって、デニーナイトのイベントもし、デニラーをふやし、デニってる、という言葉もはやらせた。

自公の名護方式が逆に裏目に出た。県知事選で辺野古をまったくいわないおかしさ。経済のことしかいわない不自然。公明党が運動員を多量に送り込み締め付け、佐喜真候補をおしつけ、辺野古を推し進めようとすることに、学会の理念に反する、と沖縄の学会員の少なくない人たちが反発。顔も名前も出してデニーさんを応援する学会員さんがあらわれた。携帯料金4割さげる、というスガさんに対して、4割安くなるなら沖縄県民はこっちにいれるとでも思ってるのか、と多くの人が頭に来た。公明の3割、自民の25%、女性の7割がデニーさんに投票したと言われる。

佐喜真さんは日本会議とつながってる。教育勅語暗唱の幼稚園は森友だけじゃなかったんだ。この人が沖縄県知事になってたらあとあと、大変なことになるとこだった。

県がだした辺野古埋め立て承認の撤回に対し、防衛省が行政不服審査請求をだした。防衛省という行政機関が、自分は私人だ、として不服を申し立てるってどう考えてもおかしい。行政法学者が、これは違法だ、と言っているがその声はテレビで全くとりあげられない。国交省がその不服請求を認めたので、明日にも工事が再開されるかもしれない(実際、されました)。

だけど、埋め立てなきゃならないとこに、ヨーグルトみたいに軟弱な地盤がある。国はそれを認めてないけど、工事続けるには、工法を変えざるを得ないのではないか。となれば、それには県知事の承認があらたにいることになる、、、。

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今回の石川は数日間のあいだに、14カ所でお話される、という具志堅さん。本土のメディアで伝えないなら、自分がメディアになるしかない。おそらくその覚悟でお話されてるのだろうな、って感じました。今年も、ありがとうございました。声かけてくださった未来塾の小沢さんにも、感謝です。

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マガジン9条より


マガジン9条の雨宮処凛さんの連載。
今号は、生きて帰ってきてくれてた安田純平さんのこと。

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マイケル・ムーア監督の言葉から

あさって火曜日のアメリカ中間選挙を前に、先日、日本のテレビのインタビューをうけたマイケル・ムーア監督の言葉から。

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ナショナリズムの台頭じゃない、21世紀型のファシズムの台頭だ。
21世紀のファシズムの指導者は人を従わせる方法を編み出した、プロパガンダを生み出したんだ、fearー恐怖を使ってね、何百万人がひっかかった、今でもね。

国民が政府を支配しなければ、政府が国民を支配する。
民主主義だから国民が国家の未来を決定できるのに、なぜ投票に行かないんだ?民主主義はもう崖っぷちだよ。

「希望」は「行動」とは違う。
投票率の低い日本やアメリカは、これまでにない危険な状態。
アメリカの中間選挙が、最後のチャンスと思ってる。

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前に「華氏911」という映画をつくったムーア監督、今度つくった映画は「華氏119」。アメリカの今、をこの映画から知りたいと思う。それって日本の明日かもしれないから。

希望するだけではかえられない、行動を伴った希望でないと、ってムーア監督は言いたいのかな。
ジョンレノンの「Happy Christmas」の中の、war is over ,if you want it  のwantも、単に、あなたが望めば、ではきっとないように。

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2018年11月 2日 (金)

長野の東信へ

1710 来週は長野県東信で、連続けんぽうおはなし会。
9日、東御市海善寺のおみやどで(1:30〜4:30)。
10日、八重原の芸術むら公園内、cafe&breadのまる屋さんで(2:00〜5:00)。
11日、立科のたてしな人権センターで(10:00〜1:30)。もう一つのおはなし会もありますが、そっちはもう定員に達したそうです。

行く方の私は身ひとつでいくので楽なのだけど、こんな企画をたてて、ひととひとをつないでいって場を用意するって、とっても手間ひまかかることです。お世話してくださっている各場所のみなさま、ほんとにありがとうございます。
東信ではどの会場もゆったりした時間幅なので、いつも時間切れでたどりつけないとこまで話せるかも、みなさんとも多めにキャッチボールができるかも。

おといあわせは、今年3月、佐久での連続おはなし会のどれかに参加されて、東信の仕掛け人をしてくださってる、二川(ふたかわ)さんまで。 090−2339−7502

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輪島へ

11月はじめの日は輪島に。
子育て支援センターで、ちいさな人たちを抱っこしてるママたちにおはなし。35年前にはじまった紅茶の時間も、最初はこんなだったなあ、と懐かしく感じながら。あの頃の紅茶、親子ごっちゃまぜでいろんなかたのお話もきいたっけ。紅茶にきたママたちと、夢中になってきもちを話し、きもちをとき放し、きもちを聴き、私も聴いてもらい、、、してきたなあ。

輪島に住む山上幸美さんが、こんな場で話す機会をつくってくれました。月に一度、輪島市内の5つの子育てグループの人たちが、ここに集まってきて、話したり聞いたり、小さくなった子ども服を交換しあったり。グループに入ってない人も参加できる。先輩ママたちも同じ場所にいて、若いママたちを支えてる。

どんな人も身の丈に認めてもらいたいと願って生きてる、って。私の存在はほかの誰ともとりかえがきかないんだよ、って。私の伝えたいことはいつもきっとそんなにかわらない。この自分で生きてていいって思えるか思えないか。たったひとりでそう思うのってむずかしいね。だからこそ、新米ママたちを支える、まわりのおとなたちの存在もまた、大事。

この日は、門前高校で話し聞いたことあります、というママや、幼稚園の時にお母さんと一緒に大手町の紅茶によく行ってた、というママもいて。びっくりだねえ。

10人ほどの方と向かいのお店でランチしながら、またちがうテーマのおはなし。

ランチおわってから次は門前西小学校へ。授業参観の後で、保護者さんたちへのお話。全校生徒さん36人か37人で、保護者さんたちが30人も残って聞いてくださるって、すごい学校だなあ。お父さんたちも何人かおられました。前の役員のかたが、私のこと呼んでほしい、と名前を以前からあげてくださってたおかげらしい。

実をいうと、午後の西小学校のお話があったもので、能登の友人に、この日輪島まで行くよ〜〜と声をかけて、午前中、子育て支援センターにうかがうことになったのでした。
輪島連携プレーの3本立て+αの1日。奥能登はすでに、紅葉がうつくしかった。門前のきれいな夕日もみれてよかったな。

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2018年10月31日 (水)

きんきゅうじたいじょうこうのこと!

緊急事態条項のこと、私自身、けんぽうかふぇの出前で9条改憲のこといっしょけんめい伝えようとすると、この緊急事態条項案の危険性までたどりつかないうちに時間切れ。けんぽうのめろんBOOK+に「だけじゃない改憲案」として書いたとはいえ、どの人もがそれを読んでくださるわけじゃないよね。IWJさんが早鐘を鳴らしているので、どーかどーか、永井寿幸さんのお話に耳かたむけてください。

6年前の自民党草案とくらべて、いまの緊急事態条項草案はとってもソフト&マイルドになったように見えるけど、だからこそ、要注意ってこと。これさえ憲法にかきこめば、いつでも、いつまでも、憲法をとびこえた政治を行える。人権は軽んじられる。その危険性にもっとも敏感な弁護士さんのおひとりが永井さん。メロンBOOKのなかでは小口弁護士さんの言葉をおかりして危険性をお伝えしてますが永井さんの言葉にもぜひ耳をかたむけてください。

IWJさんのおだいどころが相当厳しいようです、お財布にゆとりがあるかたIWJさんにカンパを私からもお願いします。大きなメディアがつたえないことをきめ細かく取材して教えてくれてる、貴重なメディアですので。


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