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2006年4月13日 (木)

いのちの歌 魂の歌

3月の加賀でだったでしょうか、一枚のコンサートのちらしを手渡されました、横山茂さんという知らない方の。でも、アコーディオンで伴奏する共演者の、岡田京子さんというお名前には覚えがありました。ジュンコさんたちがしている川越紅茶、その土台ともなった月いちの「うたいち」が今年10周年をむかえ、それを記念してのつどいが、岡田京子さんのコンサートだったのです。岡田さんは、不思議なレストランでもコンサートをしてらっしゃる。そんなつながりの糸をたぐりたくて、金沢でのコンサートに行こう、と決めていました。

先日、松浦さんが見えたとき、今度ね、横山さんという方のコンサートがあって、それに岡田さんも出られるので、行くつもりしてるんです、と言うと、「そう、きっと奥さんもご一緒ね、お一人で歌うことはむずかしいから」と。その意味がまだよくわからないまま、数日がたちました。

ジュンコさんにこのコンサートのことを話すと、まあ!それなら先にぜひ読んでほしい本があるの、と本が、たかはしべんさんマネージャーでもある川越紅茶のなみちゃんからは、一枚のDVDが、ほぼ同時に送られてきました。

そしてはじめて知ったこと。ヨコちゃんこと横山茂さんは今年80歳。シベリアでの4年に渡る収容所生活、そこで歌った「椰子の実」が、歌にちからがあると感じた、おそらく彼の出発点だったこと。日本に帰ってきてからいくつかの合唱団をつくり、やがて秋田「わらび座」結成へとつながっていったこと。そうか、あの「わらび座」をつくったお一人だったんだ!

横山さんは5年前にアルツハイマーを発病、その病は進行して、カコちゃんことおつれあいの孝子さんのことも、誰だかわからなくなったりする。けれども、若いころから歌い続けてきた歌だけは、横山さんの魂の底深くたくわえられた地下水となって、歌いたいきもちがあふれてくる。歌声となる。もちろん、横にいるカコちゃんに支えてもらいながら。歌う横山さんのいい顔をDVDで見ながら、病によって記憶は奪われても、魂は壊せない、魂はそこにある、うれしい、かなしい、しあわせ、と感じるきもちもまた、と思いました。

ちらしに寄せられた岡田京子さんの言葉ーー今、横山さんは「生きること」そのものの証人です。もろもろの余計なものをすっかり脱ぎすてて、歌に遊ぶ天使のような彼を見ると「究極の希望」が、人間にのこされていることを感じるのです。

この前見た映画「歓びを歌にのせて」。人間と歌、人間と音楽、その結びつきがじぃんと心にしみました。横山さんもきっと、歓びを歌にのせて歌ってくださるのでしょう、舞台の上でどんなハプニングが起きるかわからないけど、それもふくめて、私は聴きに行きたいと思う。歌い続けること、歌を聴いてもらうこと、横山さんの歓びを、私もその場で一緒に感じたいから。切符、紅茶にもありますよ。

  

  横山茂さんコンサート 4月21日(金) 開場 6:00  開演 6:30 

  金沢市アートホール(ホテル日航6F) 会費2500円

     問い合わせ先 わらび座の家さん 090-5210-6639

   

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