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2006年7月25日 (火)

がま口塾、(一応の)最終回

名古屋のがま口塾にいってきました。塾、といってもお勉強の進学塾じゃないよ。月に一回、自分の家を開いて、毎回一つのテーマで、話したい人が集まって話す、しかもその語りあいを毎回、テープ起こしして、”塾長”のバンドエイドこと坂東さんは、誌上再録というかたちのお便りにして、参加していない私にまで送ってくれるのです。

バンドエイドが塾をはじめたのは18年前。夫さんの転勤で沖縄に住んだり、ご本人の中国行きで長いお休みもありながら、帰国してがまぐち塾第2期を再開。ところがなんと7月24日がその最終回だと、前の便りで知りました。

別の日に行ったことはあるけど、がま口塾にはまだ一度も参加したことのなかった私。しかもその日のテーマが、「ひとと話すことは」だという。そのうえ、最終回スペシャルとして、午後には、イラク自衛隊派遣の違憲訴訟弁護団の弁護士さんによる「私の平和の創り方」というお話まであるのです。この豪華なプログラムを知ったとき、行きたい!行かなくちゃ!って思った、一回だけでも塾生になってみたい、って思った。ただし、バンドエイドには内緒でね。

一番のりで塾についちゃった私を見たとき、あんまりびっくりして、30秒ぐらい固まって!いたバンドエイドとは、一年ぶりの再会でした。いつもはそんなにははやってないそうですが、最終回ということもあってか、次々と、来るわ来るわ、20代から70代までの幅広い年令層の塾生さんたち、午前の部、午後の部、のべで60人近いひとが集まりました。

ほんっとに行ってよかった。がま口塾の生の場の空気を、肌で感じられたよ。そしてものの見事に、塾長は場をしきらない。司会もその日、じゃんけんで決める。一つのテーマについて、ただ話すだけ。でも、ただ話す、それを続けてきたからこそ、自分とは違う考えのあることを知り、興味のなかった分野について知り、ものさしの幅がひろがるんだろうなあ。話すこと、聴くこと、その中で、ひとを知り、自分を知る、見つめなおす、そういうことがくりかえされて、積み重ねられてきたんだろうなあ。

若い弁護士さんのお話もわかりやすかった。今の憲法9条があるから、自衛隊を派遣したことは憲法違反だよ、と国を訴えることができる。憲法は、主権者である私たちが、権力を持つもの、時の政府にたいして、勝手なことをしてはいけません、と政府をしばる道具としてある。それが国民主権ってこと。だけど、自民党が去年だした新憲法草案では、逆に政府が私たちをしばろうとしている。そのことを法律的に、きちんと両者を比較しながらお話してくださいました。弁護士さんから参加者に投げかけられる質問、参加してる人たちからの質問、その双方向が気持ちいい。

塾の終わりの時間がちかづき、閉塾を惜しむ声いっぱい。でも、塾生さんのひとりが、”支店”をひらいて、がま口塾をつづけます、と名乗り出ました。おめでと、バンドエイド、この場はそうやって、ひとを育ててきたんだね、この場の持つ力だね。こういう人と人のつながりって、人生の、生きてゆくことの、たからものだ。そのおすそわけを私までいっぱいもらえた、豊かな、名古屋の旅でした。

バンドエイドは、25日、前の日の午前と午後のトークのテープを、じっくりゆっくり聴いてたそうです。これから2回分のテープ起こしという大仕事が待ってるんだね、そして、メモ書き添えての100通の便りの発送作業もあるね。いつにもまして、便りがまちどおしいけど、急がないでね。最後の便りくらい、ぜひぜひ、スローで。

がま口塾のHPはこちら 

   ↓ http://www1.u-netsurf.ne.jp/~bdk/

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