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2006年9月19日 (火)

お泊りWOW

月いち、ワークショップ勉強会のwow-net。毎年9月には、仲間の一人のおじいちゃんのおうちの、富山で「かいにょ」と呼ばれる、森に囲まれた築100年くらいの古い古いお屋敷を使わせていただいての、お泊り合宿。今年で6回目です。

今年の参加は6人、と今までで一番少なかったけど、その分、中味が濃かったなあ。一人ひとりが、ひとつのワークショップのファシリテーター役をしました。

ウォーミングアップをかねての「きゅうりもみ」と、名前のイニシャルをつかっての自己紹介&名前にまつわるエピソード。

次は、ワークショップというものにあまりなじみがないひとたちを対象にして、ワークショップってどういうものか、同時に、その楽しさもわかってもらうための、ワークショップを組み立てる、ワークショップ。

それから、「仕事」をテーマにしてのワークショップ。働く、仕事、労働、お金、について。ファシリテーター役の彼女は、去年からこのテーマ、[働く」「仕事」を追い続けてる、きっとこれからもこだわり続けながら、この問いかけをしてゆくんだろうな。いつもは忙しさに流されちゃいそうになるけど、ここでは、しつこく、たとえ同じテーマであっても、考え続ける時と場所が確保され、保証されている。

私は、「死生学」というテーマで。健康な自分がある日突然、重い病気であることを告げられる。紙の上に、「形のある大切なもの」「大切な活動」「大切なひと」「形のない大切なもの」を、それぞれ3つずつ、書き出してみる。これは人に見せるものではないので、思ったままを正直に。病気が進むにつれて、今書き出した12のもののなかから、あきらめてゆかなくてはならないものを、順にひとつずつ、破ってゆく。そのあとで、「死にゆく過程であなたを支えたものは何ですか」「最後につたえたいことはなんですか」という問いについてまた個々に考え、それから、全員によるふりかえり。最後に、写真と短い文でつづられた「さよなら、エルマーおばあさん」という本を読みました。

正解も結論もなく、どう展開してゆくのか、予想されるシナリオもないのが、ワークショップ。人生がまさにそれです。それぞれの、人生のものがたり。死と向き合う経験をしたひとの、言葉の重み。死を考えることは、どう生きるか、どう生きてきたかを考えること、だから、愛についても考えること。

重たいテーマにはちがいありません。けれども深いところに、沈んで落ちてゆくのでなく、ともにあがってゆくような、登ってゆくような、とても不思議な感覚の2時間でした。この日、語られた言葉はおそらくどのひとのも、話そう、と用意されていたものではなかった。もちろん私のも。自分たちの内側から、その場所にいる仲間のちからをかりて、引き出されて、生まれてくる言葉。この日の言葉たちのいくつかは、これからさき何度でも、私をたずねてくるだろう、そして、必要な時には私を励まし、支えてくれるだろうなあ、と思えました。

このワークショップ、関西学院大学社会福祉学科の[死生学]の授業要旨からヒントをもらいました。誰とでもできるテーマではない、wow仲間とつちかった関係性があって、出すことができたテーマだったと思います。

翌朝は、仲間の一人が旅したバリのお話、色鮮やかな花たち、ちいさな生き物たち、いろんな神さま、神さまたちへの毎日のおそなえ、ひとびとの暮らしっぷり、などのスライドショーとともに。観光地でないバリを訪ねた彼女の話、いっぽうで、観光化されたバリの話。どちらのバリについても、私、何にも知らなかったなあ。今もガムランの不思議な響きが耳に残っています。

めっちゃ濃い一泊二日。さすがに脳みそすっからかんに。夜はバクスイしました。

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