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2006年12月 3日 (日)

山下兄弟 とくべつ紅茶

Photo_34 さぶ~い日曜日でしたが、若い山下兄弟をむかえて、まきストーブの炎ももえて、あったかハートの紅茶の時間でした。お客さんは、小さい子もいれると30人ほど。

シンくんとレイジくんの、心に迫る独特のハーモニイ。こちらのリクエストにこたえてくれて、歌もいっぱい、トークもたっぷり。二人とも自分で感じたこと、実際にしてること、を自分の言葉で語ってるから、ほんとに胸におちてくる。説得力がある。

シンくんは以前、お年寄りの介護施設で働いて、お金を得ていた。その彼の、なんのために仕事するんだろう、という本質的な問い。モンゴルで、8ヶ月間、モンゴルの家族のなかにはいり、”遊牧”してた彼。モンゴルの人は、生きるために仕事をする。必要最小限度のお金で、最小限の荷物で。羊や牛や馬の世話、水汲み、ゲルの引越し、という仕事。羊をさばく、牛をさばく、いのちを、文字通りいただく、という仕事。生きてゆくために必要な、仕事の数々。そして、大草原の中で生まれたシンくんの歌たち、、、。

農業やりはじめて4年目の、弟のレイジくん。東京で音楽やりながら、バイトしたり、路上の人と話したり。でもある時、俺、何やってんだろ、ここで、という問いにぶつかる。ほんとにやりたいことが、見つかってなかったんだ、あの時は。保育士になろうと石川にかえってきて、畑を手伝っているうちに、だんだんおもしろくなってきてーーー。生き物が育つおもしろさ、毎日違う、毎日発見。それって、親父にやらされてるときには、感じなかったものだ。

竹の子の季節は、時間と体力との闘い。忙しいし、めちゃしんどい。けど、体がよろこんどる。当たり前な感じで、農薬使う気なかった。消費者のためにキレイな野菜、ってへんだ。毒まかんほうが、本当は消費者のためなんに。父ちゃんが、自分のできる小さなことから、ってやってきたの受けて、やっとるんやな。なんにもしゃべらん父ちゃんやけど、すげえなあー、背中で語ってる。

農業をしてゆくと決めた二人の息子たちが、父親を尊敬してることがその口ぶりから伝わってきて、それが暖かかった。彼らの親父さんとは19年のつきあいだもの、その寡黙ぶりは百も承知なので。

シンくんのオリジナルの「雨上がり雲は高く」「渡れない鳥」「いい出せなくて」「永遠のダイヤ」、モンゴルの草原で生まれた歌のひとつ、「青鬼伝説」、そして最後は、一青ようさんの「はなみずき」、何度きいても兄弟のデュオがすばらしい。

シンくんはこの歌をはじめて聴いたとき、衝撃を受けたそうだ。このひとは、つらいこともうれしいことも受けとめるひとなんや。俺はいったい、何してるんだ、モンゴルに行きたい行きたい、といいながら、行けないいいわけばかり見つけてる、、。だから、この歌は、シンくんをモンゴルに押し出した歌。歌のちからって、すごいなあ。兄弟二人とも、俺、なにやってんだ、ここで、という問いにぶち当たったあたり、二人に共通してる感性のセンサーと、行動力。

いい時間でした、若い人の話からほんとうに、学ぶよ。シンくん、レイジくん、来てくれてありがとうね!!

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