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2007年7月 1日 (日)

あたりまえのことが

うれしいことをうれしいと、楽しいことを楽しいと、美しいものを美しいと、感じるきもち。泣こうとしないでも、悲しいとき、うれしいとき、ひとりでに出るなみだ。

そんなきもちもなみだも、とくべつに何もしなくても自然に感じる「あたりまえ」のこと、と思っていたけど、それができないとき、ってのもあるんだなあ。

こころがあまりにも疲れすぎてしまってたら、残り少なのエネルギーをそれ以上は減らさせないために、感じるきもちやなみだをしばらく封印させるのかもしれない。そうやってでも、こころは必死に宿主を守ろうとしてたのかもしれない。

「あたりまえ」のことが、実はあたりまえでなかったと知ること、こころがとてもけなげに働いてくれてることに、とまどいながら、おどろきながら、感謝したこと、おおきな気づき。

       ***

細い赤い絹糸のようなネムの花が、雨の庭でさきはじめた。

ああ、きれいだなあ、かわいらしいなあ。

桜、藤、栴檀、合歓、とそれぞれ自分の出番を知っていて、ときが満ちるのを待って、ひとに気づかれようと気づかれまいと、自分で咲く花たち。

桜にも藤にも、ことしは気づけなかった。そのことでむくれたりしない花たちが教えてくれるもの。めぐる自然の大きなちから。

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ちいさなうれしいを、うれしい、と感じられる今の自分が、うれしいです。

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