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2007年8月19日 (日)

23年目のおはなし会

ぶどう園のとなりの、細川律子さんちでの午後のおはなし会は、来た人の一話持ちよりで、その場でおはなし会のプログラムが決められる。手あそびや、すばなしや。

律子さんは毎年、この日のおひるに大なべいっぱいのすいとんを出し、おはなし会では平和の絵本か紙芝居を読む。今日は、ベン・シャーンの描いた第5福竜丸乗組員たちの絵を物語にした「ここが家だ」を。

私も毎年、戦争のお話を読む。あの日、9歳の女の子だったさかもととしえさんが見た戦争の本当、「あした また遊ぼうね」から、「ミシンの縫い目」。

戦闘機から、ネコの背中めがけて打ち込まれた機関銃の弾の「ツツツツ」が、その後、何年もたって学校ではじめてミシンをかけた瞬間に、あっ、と重なって、もうそこで手が止まってしまった、、というお話。

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律子さんのあたらしいご本、「風と光の散歩道」が出ました。賢治のお話や詩に登場する、草や木や花たちをめぐるエッセイ集。

日ごろから、ひとつの草とも、一輪の花とも、きもちを通わせあってる律子さんが、賢治の作品のなかの草木や花たちと交流し、日々の暮らしと物語のあいだを行き来する。ただ一本のなにげない草が、ひとを賢治の世界に連れて行ってくれることが、ほんとうにある。

本のなかの「やまぶどう」には、お隣のぶどう園やぶどう狩りおはなし会のことも。

一話ごとのやさしいさし絵も、律子さんの作。カラーなのがいっそう良い。

紅茶本やにあります。1800円。

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律子さんの、ことしの「賢治を読む時間」@紅茶は、

11月14日(水) 14:00~ 紅茶の時間にて。

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