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2007年8月 2日 (木)

あの日の夕日

今、夕日が、あの日の空みたいになってます!

と加賀の友人から電話。あわてて縁側に飛びだす。

ほんとだ、西の空が、ピンク色と夕暮れの空色との縞になってる。「あの日」みたいに。加賀の空と津幡の空は、この日、ピンクの縞でつながってたんだ。

Wow ←2ヶ月前に彼女と一緒のとき、金沢で見た「あの日」の空。

この空を見た「あの日」は、娘がまだ幼いころに見た、遠い「あの日」の夕日、を想いだした。部屋中、オレンジ色の夕日にそまり、私たち母子の顔までオレンジ色になった、あの日の夕日。

ひとつひとつの夕日はもちろん違うのに、「あの日」を共有した同士には、年月がたっても、あの日の夕日、でコトバが通じる。娘も、あの日の夕日を憶えていた。

あの日の虹、あの日の月、あの日の空、あの日の海、あの日の雪。あの日の風景、できごと、時間を、ともにする、共有する。

そんな「あの日」の共有貯金は、私の生を豊かにしてくれる。とはいえ、何かをともにしても、片方が忘れてしまうこと、きっとこれから多くなるんだ。相手が憶えていても、私が「あの日」を忘れちゃうこともあるんだ。

でもね、共有したものがほんとにほんとに大事なものだったとき、誰かとともにした「あの日」の事実は、残る。記憶の表面で忘れても、記憶の底の底に、きっと残ってる。

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