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2007年9月14日 (金)

another 風のこと

私の住んでいる町にこの春、ひとつの風が生まれた。

ボートピア、というギャンブル場の建設をなんとかとめたい、っていうひとたちの想いが集まって、「風」になった。

ボの計画を知って、ちょうど一年になる。とてつもなく長い時間だったようでもあるし、逆にあまりにいろいろありすぎて、ふりかえる今となっては短かかったようにも思えてくる。

「風」のそもそもは、「津幡町の子どもたちの育つ環境を考える100人委員会」。それが「500人委員会」になり、やがて「700人委員会」になった去年の秋。

町の議会をボウチョウするのもはじめて、セイガンを出すのも、書くのも、はじめて。ショメイをもらいに歩きまわった暮れとお正月もはじめて、という冬。

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町の半分以上のおとなたちが、ボ計画に反対の署名をした。いっしょに動いたどのひとも、こんなカツドウはじめてのひとばかり。

はじめてづくしを通して、それまでとは違う町が見えてきた。不等式で書くと、比べるまでもなく、がっかり>うれしい。

だけども、うれしい、の中味はものすごく濃い。この町に、想いを同じくするひとたち、あきらめないで行動するひとたちが、こんなにいたんだ!と発見したこと。希望の芽。

「700人」は、春には「風」に脱皮して、ボはいらない、をかかげて、県議選と町議選というはじめての嵐みたいな経験をした。「風」仲間のふたりが、町の議会にはいることになった。

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多数決ですべてがきまる議会のミンシュシュギ。町のひとたちの願いはいっこうに届かない。

けれど少なくとも、声を議会に届けてくれるひとがいる、町の決めごとがどのように決まってゆくのか見せてくれるひとがいる、そのことの意味は大きい。

「風」ができること。

議会を傍聴する。議会のなかみを知らせる「風つうしん」を、町のすべてのおうちに届ける。町をもっと知る。町のひとたちの声を聴く。

ボ問題とあわせて、今は、この町のたからもののような河合谷小学校をなんとか残そうと、自分たちのできるお手伝いをする。

ちいさな市民グループ「風」。

追い風どころか、つねに向かい風だ。動くたび、壁にぶつかるだろう。議会に送った仲間を支えることは、だからとっても大事な「風」のしごと。

空気が動いて風になる。

一人ひとりのなかにある空気を、風にするのはだれだろう。気づいたひとから順じゅんに、あせらずに。

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