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2008年1月20日 (日)

for being you

私の誕生日にあわせて娘が帰ってきた。翔のお葬式以来だ。

その日を一緒に過ごすのは7年ぶり。だからその時間こそがプレゼント、と思っていたら、もうひとつ、びっくり箱!みたいな贈りものがあった。

Photo_3 thank you for being you」

 ← と書かれたタグのついた小箱を開けると、

Photo_2

 ← 中からあらわれたのは、小箱の包み紙がそのまま表紙になった、ちいさな手つくり本。娘が、私には内緒で、ともだちと一緒にこしらえたバースデーブック。

1ページ1ページ、きもちが、やさしいかたちになってデザインされてた。綴じ込み付録の家族の想い出写真館には、私たち親子と、翔とマガと、紅茶の仲間と、亡き姉と、母のメモリアルとが一緒に並んでた。

さらにページをめくると、この一年、近くで遠くで、私の心模様を見守ってくれてたひとたちが、次々登場した、笑顔の写真にメッセージをそえて。

???!!!

わけがわからず、あんまりびっくりして目が点になって、さっきから潤んでた目がもっと潤んで、その先が読めなくなった。聞けば、夫を含む13人のひとに、娘が秘密の依頼計画書を送って、私へのメッセージをお願いしたのだという。

翔が天国の犬になって、だけどいつも一緒にいることを感じていられるように、翔と紅茶のはがきづくりを娘に頼み、でも実はその作業と同時進行で、こんな本づくりが水面下で進んでいたんだ!

そう思ったらあっつい感謝がこみあげてきて、胸がいっぱいになった。

       *****

その夜遅く、一人でもう一度、世界に14冊きりのバースデーブックを読み返して、去年の日々も想い出して、その間、みんながどんな想いをしながら、わたしのことを辛抱強く待っててくれたかを痛いくらいに感じた。
本当になんて有り難い。言葉がみつからないよ、ただただ感謝。

後日ゆっくり、幸せの秘密計画・楽屋裏話をきいて、またまた泣いたり笑ったり。しあわせなきもちと、ありがとうが、ぐるぐるぐるぐる、まだ私の中でまわっている。この本つくりにかかわったひとたちの間でも、同じぐるぐるがまわってるそうだ。

幸せ作家を名乗る娘の、しあわせのりさいくるって、ひとつにはこういうことかもしれない。

            *****

タグに書かれた言葉、

thank you for being youは、

「あなたがあなたでいることに、ありがとう」。

なんて幸せな母親だろうね、私。

この言葉、抱きしめるように大事にして、毎日をていねいに生きよう。

本当にありがとう、

「あなた」が「あなたでいること」に、私からも、ありがとう。

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