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2008年4月26日 (土)

親愛なる、、、

小学校の同窓会、おそらく私が一番の遠方組だったと思う。逆に遠いからこそ、そしてこういう年齢になったからこそ、どうしても行きたいと思ったのだ。

ことし喜寿を迎えられるK先生は、2年と3年のときの担任。ふりかえれば、幼稚園から大学までの間で、唯一、だいすきだった先生。集まったみんなも口々に同じように言う。

77歳のバースデーケーキ。教え子たちが ♪Happy Birthday to Youを歌おうとしたら、「お願いだからもう、先生、なんていやよ、50年もたってるんですもの、dear かずよ、にしてね」

そうだ、この感じ、子どもごころにこういうところが好きだったんだ。あこがれたんだ。

それまで担任だった前の先生が産休にはいられ、急きょ、母校に呼び戻され、そのつもりはまるでなかったのに、私たちを受け持つことになった、大学出たての23歳のK先生。

聞けば、私たちのクラスはそうとう、すっとこどっこいなクラスだったらしいのだ。

クラスごとの舞台発表。隣のクラスは、先生の筋書き通りの劇を立派に発表したのだが、私たちは、一人残らず全員で舞台にあがり、音楽に合わせて思い思いに歩いたり、踊ったりしたのだという。

先生たちも、見ているお母さんたちも、あっけにとられて、先生も(汗!)だったにちがいないのだが、「それがみんな、なんとも楽しそうで、うれしそうでね、主役も脇役もないのよ、その顔見てたら、もう何にも言えなくってね」

そんなことがあったとは、その日のリーダー役のFちゃんもまったく記憶になし。一緒に踊ったろう私も、まるで覚えなし。だけど、ますます、先生をだいすきだった理由がはっきりした。

先生は、その後もずっと母校で教育にかかわってこられ、今もその意味では現役だけど、小学生の先生だったのは、あとにも先にも、たったの、あの2年間だけ。「そうなの、だからあなたたちが私の子どもたちなのよ」

先生が今も情熱をこめて語る、大学の創始者の熱い想い、女子教育にこめた願い。今日、お聞きできて良かった。お会いできてよかった。

「きもちは、言葉をさがしている」の本を、先生にうけとっていただいた。

私が書くことの原点は、私が小3の時、先生がすすめてくださった一冊の本、「足長おじさん」だったと確信しています。

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