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2008年8月18日 (月)

もうひとりの魔女

24回目のぶどうがり@ぶどう園+おはなし会@細川さんち・

年々、ぶどうのおなかがすぐいっぱいになって、あれもこれもと食べられないのがくやしい。けど、めっちゃおいしい今本ぶどう園の8月のぶどう。

今年は、食べたのも、家へのおみやげも、厳選してこの2種。

Photo ← 安芸(あき)クイーン。実がかたくてぽりぽりかじる感じ。

Photo_2 ← 赤い嶺、とかいてセキレイ。

どちらも巨峰ほど甘くなくて、さっぱりいい香りの甘さ。

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お昼は細川さんがいつも用意してくれるすいとんと、もちよりのお昼ごはん。小麦粉と水だけでこねて、一晩寝かして、ちぎっておつゆにいれるすいとん、岩手の言葉では、ひっつみ。細川さんはこれを小学3年のころからつくっていたという。集まった小さな子たちにも、昔はこんなにいっぱい野菜がはいっていないすいとんだったよ、と当時の話をしてくれる。

午後はもちよりおはなし会。

細川さんはこの日も例年のように、戦争や平和を描いた作品を読む。富山大空襲を描いた「りんこちゃんの8月1日」と、紙芝居「おじいさんのできること」。

金沢のおはなし会の何人かのひとたちが、てあそびやおはなし、いくつか。

私はここ数年、坂本敏江さんが少女のころに見た戦争の話「あの日 見たこと」や、まついのりこさんの「あの日の空の青さを」のご本から何か一つ短いお話を朗読していたのだけど、今年は「ほめ言葉のシャワー」を読ませてもらうことにした。

ほめ言葉のシャワーって?の話から、いいとこみつけは難しい、の話、それから、「ほめシャワ」本の中の、私がつくったのではない、いくつものほめ言葉を、参加してるひとたちの顔をみながら読み上げ、ちょっとアドリブも加え、おしまいのコラム「十分にすごいこと」を朗読して、続くいくつかのほめ言葉を、ゆっくりと読んだ。

それらの言葉は、本を作っている間にもう全部覚えてしまった、私にはなじみの言葉たちばかりだ。

だけど声に出して読んでいると、このほめ言葉を言ってもらいたいいろんなひとたちの顔が思い浮かび、同時に、そこにいるあのひとにも、このひとにも、ほんとに語りかけてるような気持ちになってきて、自分でも不思議なくらい、胸が熱くなってじん、とした。

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この日のおはなし会には、横浜から「ことりの会」というおはなしグループの4人のかたも参加。鳥だけあって、この日の飛行機で、飛んできたのだ。去年、「おばあさんの椅子」の細川さんが横浜におはなしに行って、出逢い、以来、ことりさんたちはぶどうがり&おはなし会に参加するのを楽しみにしてきたという。

で、この日だけのとくべつプログラム。いつものおはなし会のあとに、ことりさんと、細川さんたちのやまんばの会と、金沢弁でおはなしを語るはるかぜ文庫さんによる、もう一つのお話交流会。

24回皆勤賞の私から見ても、この日はとくべつにぜいたくな時間だった。たっぷりとこころ豊かにおはなしの世界にひたって。

そしてまた、年に一度のぶどうがりの日は、日ごろ逢えないなつかしいひとたちとも久々の再会をよろこびあえる、同窓会みたいな日でもあったのだ。今日は絶対会えると思ってきたの、というひととは3年ぶり。元気になりましたよ、というひととは1年ぶり。他にも何人かのひとたちとの、ひさしぶり!をした。紅茶にはこれないけど、ブログの静かな読者さんでいてくれたんだ。

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それにしても、超々忙しいはずの細川さんのまわりにただよう空気は、どうしてこうもいつもゆったりと、穏やかなのだ。

25年におよぶつきあいのなかで、その空気は、いまだにかわらない。

何か困りごとがあったときに、直接の相談はしなくとも、律子さんだったらどうするだろう、どう言うだろう、と考えると、そのうちに私のきもちが落ち着いてくることが何度もあった。

去年は、私のこころを気にかけて、ちょくちょく紅茶に寄ってくれた。言葉では何も言わずに、ゆっくりね、ゆっくりね、って声とこころをかけてくれてた。

やまんばの会の代表でもある律子さんは、相当なこころの修行を積んだ、魔女やまんばでもあるのだなあ。

紅茶での賢治の時間の日は、11月12日(水)2:00~

今年は川越紅茶でも、11月に律子さんのおまねき紅茶をするという。日にちなどわかったらまた、ここにもご案内を書きますね。

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