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2008年9月19日 (金)

メロンのお客

Photo_2 気の早い木は、もう秋の葉を落とし始めている。光に透けるウワミズザクラの黄色くなりかけた葉っぱ。ススキの穂もずいぶん伸びて、風に揺れている。

      ***

立川市の中学校の、まったく存じ上げない校長先生から、とつぜんのお電話をいただいた。

道徳の時間に、私の書いた「メロンのお客」を使ってもよいかどうかを尋ねる、とってもご丁寧なお願い電話だった。話されるその語り口から誠実なおひとがらが伝わってくるようで、緊張しながらも、うれしさがひたひたと胸に寄せてきた。もちろんもちろん、どうぞお使いくださいな。

メロンの文章は、言葉を失くした父と、その父とこころを通わせあってた姉のことを書いたもの。「ありがとうのパッチワーク」という本に収められてる。今さっき本の奥付けを見てみたら、なんと27年も!前の本。

メロンが、道徳の副読本に採用されてることは知っていたけど、こんなふうに校長さんからお電話いただくなんてはじめてだ。しかも出入り業者さんの本とは違うところから、先生が独自に以前に見つけてくださってたものらしい。

昔々に蒔いた文章という種を、どこかでこうしてひろってくだったひとがいて、ときがたって、ひょいとこんなところで芽を出す、そのことに感動する。

この学校の生徒さんたちには、「きもちは、言葉をさがしている」や、「ほめシャワ」も、どこかでちらっとでもみてほしくて、校長先生に、学校にプレゼントさせてください、って逆にお願いした。

今日届いた先生からのお便りは、お電話以上に、あったかかった。10月12日と13日にひらく予定の西東京紅茶で、もしか、お目にかかれたら、と願ってる。

                ****

Photo_3 昔々の種を、大事に育ててくれてるひともいる。

今日、メールにとどいた風船かずらの写真。これも、30年以上前に本を読んでお便りをくれたtodayさんが、私からの種をずっと蒔いてくれてたんだ、とはじめて知った。お母さんが今も毎年かかさず蒔いてくださるのだとか。

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コメント

ありかとうのパッチワーク。
やさしさのパッチワーク。
つゆ草ものがたり。
想いのコンクジュース。
セントラル・パークの詩。なんてなつかしい本たちでしょう。
中でも、セントラルは今の私ととスゥさんとの架け橋になってくれた大切な本です。それにブログに我が家の風船かずら載せていただいて光栄です。母に話したらどんなにか
喜んでくれるでしょうか。それを考えただけで、わくわくしますよ。ありがとうね。なんか、また泣けてきた。だめだなぁ。年とってきたら、泣き虫がさらにって感じです。
だから、昨日、観れた西の魔女が死んだ。もいろんなきもちが心の中で、交差して、泣けて泣けてしようが、なかったよ。下の子が、高校に入ったばかりで、いじめに遭い
しだいに、屈折した心を抱え引きこもるようになった頃の
こととか。自分がしだいに人に心閉ざすようになった頃の
こととか。夫のうつに苦しみ、恐れていた頃とかが、いっぺんに押し寄せ。フラッシュバックしてきたりとか。けどね見終わった今、なぜかなぁ。冷静なんだなぁ。おばあちゃんが言ってたセリフ。
私には毎日のちょつとした変化が楽しみなんです。
だから変化を前もって知る必要はありません。って
あったでしょう?私すごくそのきもち共感できたの。実は
こころの病を手に入れてから、なにか自分や自分を取り巻く人たちによからぬことが起きるその前後に、こころに異常な違和感みたいなものを抱くようになってたの。不安度が
増し、胸騒ぎの強い奴みたいなもの。夫は、それが何かはっきりわかるといいのにと、いうけど。私は超能力者でも
何でもない。普通の人間だもの。って言ったの。私の気持ちは、まさにおばあちゃんの言ったこと。そのものずばり。
息子もそうみたいだし。いろんな想い駆け巡るけど。素敵な映画でしたよ。ロケした山梨県清里の風景があまりに
こちらの十二湖の森の中とにてて、すんなり違和感なく
溶け込めた映画でもありました。おばあちゃんがまいちゃんに接するその接し方が、実家の母を連想させられて観ていて、何度となく母を想いました。息子たちにあんなふうに接していたんですもの。あまり、だめとか言わない。けど
伝えるべきことは、筋道立ててしっかり伝える。ってとこ。
懐かしかった。いとおしかった。新たなこころの貯金増えたみたいです。ありがとう!

投稿: 津軽・today | 2008年9月20日 (土) 09時21分

todayさん
古い古い私の本たち、そんなに大切にされてる幸せな本たちに、よろしく!そうでしたか、セントラルパークもそちらに。35年前の本です!!

西魔女も、津軽で見れたのですね。それぞれの心のなかに、私の魔女はこのひと、このかた、という存在がたしかに生きているんだなあ、と感じます。
ワークショップで、私の魔女紹介、というのもできそうなくらいに!

投稿: sue | 2008年9月23日 (火) 08時49分

偶然にも、今年は風船かずらのことを何度も考えていました。けっこう広めの花壇をつくったので、ここドイツで風船かずらは育たないかしらん?…って。
風船かずらの写真、とてもなつかしくうれしかったです。どうもありがとう!

投稿: 幸 | 2008年9月29日 (月) 03時40分

幸さん ドイツで読んでくれててありがとう!!

たしかふるさとは山形でしたね、さくらんぼをいただいたもの。そして遠くから、夜行列車で逢いにきてくれた。兼六園のちかくにもいったね、さくらの花びらの舞ってる季節だった。(記憶違いだったらいってくださいね)

幸さんと津軽のtodayさんが、間接的にこの場所で出逢っている。30年前の同じ本の、同じふうせんかずらの種、というキーワードで。

風船かずらは強いです、どうかまいてみてください、日本なら朝顔の種蒔くころ、5月のはじめでしょうか。

いのみらがかけたので、その中に忍ばせます。でも東京のひと達に先に出すから、お届けまでかなりお待たせすると思うけど。何しろ種まきは来年ですからね。

幸さんのコメントがうれしかったです。あなたのしんしんさんによろしく。

投稿: sue | 2008年9月30日 (火) 07時58分

なんて素敵ドイツに住んでいらっしゃる方が私の写真ご覧になってくださったのね。
私なんて、いまだ海外に行ったことすらない人なのに。
すごいねぇ。こんな時、つくづく感じるパソコンの威力。
そして、この場を作って下さったスゥさんへの感謝。
今年に入って、数々の見知らぬ方との出会い。その大元をセッティングしてくれた我が息子たち。スゥさんとの
何十年ぶりかの出会い。すごいね。すてきだね!

お話、突然変わるけれど。
私の実家の兄夫婦が、保育園を経営しているのだけれど
この間、母に風船かずらの写真とメール見せにいったらね
たまたま、珍しく兄も実家の居間にいて、風船かずらの事
話したらね、兄の保育園でも風船かずらの種を毎年蒔いてくれてるんだって。そして、私は、パンダの種って言って
たけれど、どうも小さな人たちには、ハートに見えてるらしく
とっても人気があるらしいよ。種とりの時間っていうのが
毎年、あるらしく他の花たちの種も、とったりするけど
ハートさんの種の人気が、ダントツで園では、春とかには
花いっぱい運動っていうのもやってるみたい。スゥさんから
頂いたいくつかの種が、毎年小さな人たちの手のひらで
種まきされて、秋には種取りして、お家にもいく粒かおみやげになって、お家でも、風船増やそうってなって。
すごい、すごい、すてきぃってその場で、兄にさっそく
ほめシャワかけてあげたの。あまりにも、うれしくて。
風船かずらって、キーワードでどんどん広がってゆく人と
人とを結ぶ輪があったんだね。すてきだねぇ。すごいねぇ。
うれしいねぇ。笑顔の輪のおまけ付きなんだよ!

投稿: 津軽・today | 2008年10月 3日 (金) 10時20分

today さん
ふうせんかずらは空を飛びそうですね。
またものがたりがはじまりそう。

今日、お手紙いただきました。そんな古い私の手紙と文章にびっくり。あの新聞に書いてたのは昭和56年!です。
どうぞどうぞお使いくださいな。

投稿: sue | 2008年10月 3日 (金) 19時41分

スゥさん、おたよりと文章の使用のお許し
ありがとうございます。よかった。とてもうれしいです。
書きたい思いが、久しぶりに私を取り巻いています。
実家の父が病気になる前は、多いときは一年に三冊ぐらい詩集編集してたこともあったけど、父が入院し、母が入院しそれどころじゃなくて。看病に明け暮れてたし。退院してからは、今度は実家通いが始まり、そうこうしてる内に
母の具合が悪くなり、毎日実家へ通い、精神的にも体力的にも、今年は、落ち込んでいたところに新たにスゥさんとの出会いがありそのことが、私をここまで導いてくれたんだなあと思っています。ありがとう!
詩集出来たらきっと送りますね。時間はかかると思うけど
家事の合間の細切れの時間。大切に使ってやりくりしてみますね。感謝!感謝!

投稿: 津軽・today | 2008年10月 4日 (土) 11時57分

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