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2008年10月26日 (日)

一日ふしぎ学校

土曜日の朝、金色や赤に色づくイチョウやプラタナス、秋真っ最中の道を走って加賀まで。加賀JCの人たちが企画した「おもいやり一日学校」への出前。

ちいさいひとたち15人、おおきいひとたち20人でつくる、この日だけのふしぎ学校のはじまりは、いきなりとりだした「きもちボール」をキャッチボールしあうことから。見えないボールを投げる、受けとめる、投げ返す。いつも思うけど、私にとっては、このことだけでももう、しんけんなコミュニケーション。

続いて、「芋に芽がでて、葉がでて、ホイ!」や「八べえさんと十べえさん」、「ミミズの体操」の手あそび。これも大事な準備体操なので。

ちょこっと私の話。紅茶という場所は、きもちを話したり、聴いたりするところ。きもちがずっと聴かれないと、こころが便秘すること。ちいさなうれしいことだって、ちゃんと聴いてもらえたらうれしいこと。

こどもたちのほとんどが小学3年生なので、その子たちの持ってる人生の単語帳のなかの言葉で話す。「聞く」は知っていても、「聴く」はまだ習っていない。なら余計に、この漢字と出会う機会も大切にしたい、と思いながら。

私の最近の、ちいさなうれしい、を話したあと、おおきいひととちいさいひとのふたり一組でする「しあわせまわし」。おやごさんの参加が少ないので、お父さんお母さんのみえてない子には、JCのひとがそのあいかたをする。おとなもだけど、こどもたちも、校長先生も、お、話してる、話してる、そして聴いている。

2時間目はおとなたちとの時間。ちいさいときに親にしてもらってうれしかったこと、かなしかったこと、のブレーンストーミング。

私からの話は、「子どもの人権宣言」。そして「ほめ言葉のシャワー」から、誰でも、自分を人間として認めてほしいきもちをもってること。いいとこみつけは、自分のも、他人のも、いやなとこみつけよりずっとずっとむずかしいこと。

3時間目はまた子どもたちと合同の時間。絵本「かみさまからのおくりもの」を朗読したあと、それぞれの大切なひとの、いいとこやすきなところを見つけて書く、ちいさなラブレター。

最後は、「3億の一つが僕になった」ではじまる「僕」の詩。

はじまったらあっという間、いちごいちえの学校。校長先生が「始まる前と今と、僕のきもちがずいぶん違う。こころが動く、っていうことが、感動する、ということだと思う」と、この日の感想を語ってくださってうれしかったなあ。

この日のために、JCのひとたちがどんなに汗を流したか、自分の時間をさいたか、そのことにも私はいっぱい感動してた。地域のこどもたちに、なにか自分たちができることをする。その一つとして、この日の学校づくりがあったのだと思うけど、すくなくとも、この日ペアになってミミズの体操やしあわせまわしをした子のことは、しっかり記憶されるだろう。今度スーパーかどこかであったら、やあ!って互いに顔がわかる。あのおじさん、誰?とお母さんに聞かれたら、一緒にミミズの体操したんだよ、ってこどもがいうかもしれない。

こういうおとなたちが地域にたくさんいる環境って、子どもが少しでも安心のなかで育っていくのに、大事な栄養だと思う。わが子のためでないのに、若いひとたち(青年会議所は40歳で卒業だから、私からしたら、どのひともめちゃ若い)がこんなふうにがんばってるって、すてきなこと。

地域教育委員会のMさん、Kさん、ほかのメンバーのかたたち、ほんとにおつかれさま、たくさん、ありがとう。来月また、ごいっしょにもうひとつのふしぎな学校をつくりましょうね。

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コメント

なんて素敵ないちにち不思議学校なのでしょう!
こんな学校が、この日本のあちらこちらで、出来うる限りの
時間をつかって有効に開かれる国であってほしいなと
ひとりの子を持つ親として、人として思いました。

そして、自分のこの瞳で見て感じたいなとも。

北国は、木枯らしが吹き始めています。
せめてこれから寒さに立ち向かう日々くらい、
こころは、あたたかな日々であってほしいと切に
感じました。そして、クッキングハウスでのSSTも
体験したかったなぁとも想えました。

せまいせまいゲージに入れられている我が家のわんこ。
ベルも体が少し元気になったぶん。キモチにストレス
たまっているのでしょうね。ゲージに入れられるたびに
唸るようになって・・・。つらいなあ!
なるたけ彼と同じ目線でお話しているの。わかるみたい。
通じるみたい。彼の目を見て、お母さんは、ベルを
意地悪してここに入れているのじゃないよ。
大好きだからここに入れているの。
病気が、治ってもまた、再発するかもしれないから
きみはずっとここで生活することになるけれど。
治ったら、今より少し広めのお部屋にしてあげるからね。
それまでいっしょに病気とたたかっていこうね。このところ
毎日、ベルをなでながら、話しているのが日課に
なって・・・。いのちは、いのちと想うからね。
いとおしい、眠っているベル。小さな頭できっとどうして?
が、うずまいているだろうなと想われて。
ついこの間まで、夫とひっついて眠ってたのだもの。
それが、引き離されて。真夜中におしっこがんばったとき。
ご褒美の意味で、私の寝床に入れてあげるとすぐに
人間の子供みたいに擦り寄ってくる。胸が痛くなる。
私のベットの横に新たにベルのゲージをくっつけて設置した。これからは、ずっとこのスタイルでの生活だ。
早く、ゲージに入るのは、寝るときだけに、
なってほしいなお母さん心から願っているよ!
また、ジョンとも散歩したいよね。ベル。
ジャンプは、禁止になったけど。歩けるだけで十分と
想っているよ。ジャンプ出来なくてもベルはベルだもの。

投稿: 津軽・today | 2008年10月27日 (月) 08時38分

 スーさんこのあいだは本当にありがとうございました。心より感謝です。多分こないだの事業は子どもたちではなく、自分たちメンバーのためにあったんじゃないかと振り返ってみて感じています。次回11月末ですが、またお逢いする日心より楽しみにしています。notes

投稿: | 2008年10月30日 (木) 11時00分

Kさん
学校ではこちらこそ、ほんとうにお世話になりました。なんどもなんども打ち合わせに来てくださったからこそ、私も不安にならずに、あの時間をいっしょにつくっていくことができたと思います。
お仲間たちへのはたらきかけが、みごとでした。それが今後のJC活動にも生かされますように。
次回もまた、誠実に、ふしぎ学校をつくっていこうね。

todayさん
私自身がね、こういう地域の若い人たちのがんばりに励まされてるのです。幸せなしごとさせてもらってるなあ、と。

投稿: sue | 2008年11月 1日 (土) 02時37分

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