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2008年11月27日 (木)

山下兄弟トーク&ライブコンサート

Ca4nt3hv ← 今から咲こうとしてるカサブランカ。

とくべつ紅茶のおしらせです。おととしの12月に続いて、

山下シンくん、レイジくん兄弟のトーク&ライブ ふたたび

12月7日(日) (1:30 open) 2:00~5:00 

    参加費 800円 放課後もちより夕ご飯  @水野宅 

金沢・別所の山下さんちの無農薬のお米を食べるようになって20年。とくべつ紅茶の放課後やナイト紅茶にきたことのあるひとは、誰でもきっと山下さんちの玄米をたべたことがあるはず。お父さんから引き継いで、いまは若い息子さんが田んぼをしています。彼らが真っ黒に日焼けしての夏の田の草取りのおかげで、ことしもまた一年、おいしいお米を食べられます。

今年も、シンくん、レイジくんのトーク&ライブ@紅茶、を企画しました。

ギター弾き語りのシンくんの、高い独特な歌声とレイジくんのボンゴ、息の合った、兄弟の美しいハーモニー。この1,2年でシンくんのオリジナル曲もずいぶんふえました。

土日の夜は片町でストリートライブ、エコな活動のコンサートや、今年の石川ピース9フェスティバルでも歌っていたシンくん、レイジくん。かざらないトークもおりまぜての、ふだんぎコンサート。いっしょにバンド活動をしてる仲間たちも、ひょっとすると来てくれるかも知れません。

彼らのすてきな歌声もだけど、職業・農業、という若者の話を、ひとりでも多くのかたに聴いていただきたい、とも思っています。コンサートは、そんなかれらへの、ささやかな応援でもあって。

                   *****

たった2日前の、5日の笠木さんコンサートに続いての、7日のお誘い。両方はむずかしくても、どちらかにきていただけたらうれしいなあ!!

7日、津幡の紅茶で、薪ストーブを焚いてお待ちしています。来れそうなかた、ご連絡いただけるとなおありがたいです。

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2008年11月26日 (水)

70歳、いのちへのラブソングコンサート

いよいよ来週の金曜日

笠木透&雑花塾コンサート、70歳、いのちへのラブソング」

12月5日 夜7:00~(6:30開場、9:15終演予定)

主催 : 笠木透と雑花塾コンサート実行委員会

@白山市松任学習センターコンサートホール

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誰がつくったかも知らずに、私のなかで大切にしてきた大好きな二つの歌、「私のこどもたちへ」と「あなたが夜明けをつげる子どもたち」。

その歌をつくったひとが石川に来るのでコンサートをひらきませんか、と知り合いのお坊さんから声がかかり、お寺にでかけていくと、ゴリラに似た風貌の、でっかいからだの男のひとがいて、そのひとが笠木さんだった。野太い声で、しみじみとこころに響く歌詞で、まじかに聴いたなじみの歌たち。

その年、とくべつ紅茶でひらいた笠木透&雑花塾コンサートは、おとなとこども、あわせて120人という、いまでも語り草のコンサート。今から14年前の真夏の夜のこと。

その時にはじめて聞いた「あの日の授業」。歌の中に、あたらしい憲法のはなしをおりこんで、笠木さんが力強く朗読してくれた。あのときが私にとって、憲法の理想を肌で感じた、おそらくはじめての体験じゃなかったかと思う。

「3億のひとつが僕になった」ではじまる笠木さんの「僕」という歌。中学や高校にお話の出前にいくたび、朗読させていただいている。今年も、能登の3つの高校への出前授業の一番最後に、「僕」を読みました。

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クッキングハウスに行きだしてほどなく、松浦さんもかなり前から笠木さんとつながってることを知って、なおうれしくなった。松浦さんもやはりずっと彼の歌に惹かれていて、クッキングハウス6周年に歌いにきてもらったのだという。

笠木さんは、その後もクッキングハウスにたびたびでかけて、歌づくりをクッキングハウスのみんなに教え、出来上がった歌を、15周年記念のコンサートという大舞台でメンバーさんたちと歌った。そのひとつが、クッキングハウスのテーマソングともいえる「♪不思議なレストラン」。

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笠木さんの目は、いつも弱い立場のひとたちへと向けられている。そういうひとたちの想いを表現する方法として、フォークソングはあるのだ、ということをもう何十年もいい続け、行動してきたひと。

石川にもその種はまかれて、地元のフォークグループ「でえげっさ」や「旬」が生まれた。「でえげっさ」メンバーの川崎さんの息子、草汰くんは、小学六年生ながら、その種をしっかりうけとって、すでにすてきな野の花を咲かせている小さなミュージシャンだ。

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笠木さんの、9条にこめる想いの深さは、いくつもの歌になった。憲法フォークジャンボリーを全国でひらき、東京上野でのコンサートでは、松浦さんが総合司会。「ピース9」の歌にはクッキングハウスのスタッフが踊りまでつけて、いしかわピース9フェスティバルでも、最後のステージで歌われた。

笠木さんのあたらしいCD「私に人生といえるものがあるなら~~70歳のラブソング」は、その少し前に病に倒れた笠木さんにとって、文字通りいのちがけの録音だったらしい。松浦さんからのリクエストにこたえて、愛の歌がいっぱいはいっているのも、これまでのCDにはなかったこと。

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12月5日のコンサートは2部構成。第1部は笠木さんへのトリビュート。石川のグループや雑花塾メンバーが彼の歌を歌い、第2部で、笠木さんが自身の歌を歌います。

12月にはいっておいそがしいとは思いますが、5日の夜、松任の会場でお会いできたらうれしいです。

お電話での、切符予約もどうぞ。telephone076-288-6092(水野) 当日は、私も早めに会場にいっています。

きっぷは、おとな2000円 学生・障がい者1000円 
      小・中学生500円(当日各500円UP)

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絵本のように

Cajo2hd5 ほめシャワのハガキでKさんからお手紙をもらった今日、彼女から電話をもらった。私からのはがきもちょうど同じ日に着いたという。うれしいシンクロ。

今年の春、クッキングハウスに出前に行った時、話をきいてくれたKさんは、それがご縁で川越紅茶ともつながり、先日の細川さんの賢治の時間in川越紅茶にも参加した川崎のお母さんだ。

Kさんは、これまでにも何度か、松浦さんを地域の市民公開講座SSTでおよびしている。今週末にもまたそのSSTワークショップがあるので、その日用のほめシャワ本を追加注文するため、お電話をくださったのだ。

その時に聞いたうれしいエピソード。

仲間のお母さんが、お子さんをひざに抱っこして、ほめシャワのなかの言葉を一つひとつ、坊やの名前をいれながら、読んだのだそうだ、絵本の読み聞かせをするように。

三歳の坊やはすっごくよろこんで、以来、ほめシャワの本を肌身離さず持っていて、そして自慢げにお父さんに向かって、おとうさんもやってもらいな、って言うのだって。

まあ、なんてなんて、幸せな本だろう、そんなふうに使ってもらえて!

            ***       

たくさんのひとから預かったたくさんのほめ言葉を、このようなかたちの本にした娘が、

「この本には、生みの親がたくさんいるけれど、育ての親は、読んでくださった方の数だけいると思っています。

それぞれの使い方や読み方があり、そうしてはじめて、本に意味が吹き込まれていくのを感じます」

と、いのみら通信に書いているけど、ほんとにほんと、そう思う。

Kさんは、坊やのエピソードのほかにも、読んだ晩、ぐっすり眠れたとか、一冊一冊が自分だけの一冊と感じられていいね、っていうひともいるよ、と教えてくれた。

そういえば、枕元において毎晩寝る前にぱらぱらめくるの、というひともいる。

川越のお母さんからだったか、中学生の娘さんが、この本を毎日かばんにいれて学校にいく、まるでお守りみたいに、という話も前に聞いた。

てのひらにのるほどのちいさなほめシャワだけど、どうか今夜もどこかの誰かのきもちの眠り薬になりますように。くたびれた誰かのこころをそっと包みますように。

どのように読まれるかまでは予想してなかった。でも親子でつくっている途中、何度も、この中の言葉どれか一つでも、読むひとの心に届くといいね、やさしいきもちになれたらいいね、それと、誰のことも排除しない本にしたいね、読んでさびしいきもちになるひとがいないように、と、やっぱり祈りながらつくっていたことを想いだす。

6月のはじめに本ができて、やがて半年。いまでは1600人を越えたありがたい育ての親さんたちに、本当に、心から感謝です。

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2008年11月18日 (火)

お知らせ特集

Ca1z5e68 11月のサタデーナイト紅茶は、今週の22日。

5:30~9:00@水野宅

夕ご飯をご一緒する夜の紅茶。持ちより一品、または手ぶら参加費500円。手ぶらのかたはご予約ください。下記の講演会に出かけてますが、玄米を炊き始める5時には戻ります。

もう11月なので、薪ストーブには火が入っているでしょう。(ことし初の火入れは、12日の賢治の時間の日でした)

汁物はたぶん重ね煮。その重ね煮は、わらの料理、こと、船越さんの料理法から。その本のイラストを描いたのが、先日行ったばかりの宇吉堂さんパートナーのカメリアーノさん、ときいて、またびっくり。

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その日、22日(土)の午後は、

堤 未果さんの講演会「平和な世界をめざしてーー市民ができること」

1:30~3:30ころまで @県生涯学習センター3F(旧石川県庁)

参加費 500円 (紅茶にも切符あり)なくてもきっとはいれます。

堤さんは今一番注目されてる若手ジャーナリストのひとり。「報道が教えてくれないアメリカの弱者革命」「ルポ貧困大国アメリカ」の2冊を読んで、あまりにも日本の近未来と重なりそうで(いや、すでにもう重なってるとこ、たくさん)ぜひお話を聴きたい、って前から思ってたひと。

「貧困大国」の本のなかで、サブプライムローンや貧困ビジネスの話もくわしく。今の世界経済の危険な流れについても、彼女の考えをきっと話されるでしょう。

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この講演は、核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどい実実行委員会が主催する、「北陸から発信する I CAN なくしまっし核兵器」という2日連続企画のひとつ。

石川には、平和を思うだけじゃなく、その実現のために行動するすてきなドクターたちがすくなからずおいでて、

市民との共同主催で、「ヒバクシャ」上映会や池田香代子さんの講演会、ピースウォークやピースキャンドルに参加したり、いしかわピース9フェスティバルでオペラを歌うドクターがいたり。そうそう、購読料を払って、いのみら通信をずっと読んでくださってるドクターも。9条関係の集まりに出かけると、よくそんなドクターや、医療現場のかたたちと顔をあわせます。

翌23日(日)は、シンポジウム「核兵器廃絶をめざしてーー私たちができること」が同じ会場で。9:30~12:30

・「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラプソディ」の監督、鎌仲ひとみさん ・「いのちの授業」の金森俊朗さん ・4歳の時に広島で被爆された西本多美子さん ・ピースデポの梅林宏道さん、の4人によるシンポジウムです。こちらは無料で参加できます。

              ***

同じ日の午後、同じ建物で、こういう集まりも。 

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       2009年夏 「夏の雲は忘れない」の上演
           相談会のご案内

   とき 11月23日(日)13:30~15:30
   ところ 生涯学習センター 3F 34号室
   なかみ 朗読劇の内容と、みんなの思いを出しあう
       練習風景のDVDや台本もみられます。

 。

              *~*~*~*~*~*~*~


朗読劇「夏の雲は忘れない」について
http://blog.goo.ne.jp/nathunokai/e/ed39d801ca8179712ce201fae68717ce

http://hinata.seikatsusha.net/back/item/all/1218354448.html

朗読劇「この子たちの夏」について
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/konoko/konoko_fs.htm

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さらにこの日は、夜にもこんな企画。金森さんは、この日は午前・午後・夜と、フル出演!

笠木透さんコンサート「70歳、いのちへのラブソング」実行委員会で、

金森俊朗さんの「しばゴリラ先生の、いのちの授業」があります。

7:00~ 参加費は500円

@松任公民館(コンサートがひらかれる松任学習センター向かい)

笠木さんも金森さんも、ゴリラという同じあだ名の持ち主同士。この日は、笠木さんの歌「海へ行こう」をひとつの柱にしての、いのちの授業。笠木さんの歌仲間、増田さんの歌とギターつきの授業です。どなたでも。

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おっと、かんじんのコンサート本番は、12月5日(金)7:00~

松任学習センターホールにて。切符、紅茶にあります。おとな2000円。

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2008年11月11日 (火)

家族の肖像画

曇り空っぽかったけど、この日曜日は家族ですこし遠出しようと決めていた。といっても金沢からほんのすこし出ただけ、それで十分。

山側環状線を西に走る。イチョウもケヤキもアメリカ楓の並木も、ことしは特に紅葉が美しい。

Photo_2いつ行っても木の香りいっぱいのお店、鶴来のもく遊りん。行くのは2年ぶりか。 レストラン横の、大きな木材がならべてあった空間は、木や家具のほか、薪ストーブや、いろんな人の作品を展示するギャラリーに変わっていた。レストランの席が空くまでの間、見るともなしに見ていたら、午後に行きたいと思ってるところのひとが創った絵本も並んでいる。

よしっ、これはやっぱり、行け、ってことだ。

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Photo

この9月に寺町から泉野出町に場所がかわったという「宇吉堂」さんは、絵本と石けんの、おうちお店。泉が丘高校テニスコートの真向い。この看板ですぐにわかった。

うきち、は、店主のうきこさんのこと。西宮でお店をはじめてから21年。おうちお店にあがって、ぽそぽそ話すうちに、遠くに住むいろんな共通の友人・知人がつながっていく。写真のノデラさん、染めの斉藤さん、お洋服のはるじおんさん、きっとまだまだ続きもありそうだ。

もく遊りんのギャラリーで見た絵本「ありがとう」の作者は、色鉛筆画家のミツル・カメリアーノさん。うきちさんのパートナーだ。

そういえば、フェアトレードのalさんでも、お洋服とアジア雑貨のアチャさんでも、カメリアーノさんの絵をみたことがあったっけ、と想いだす。

「ありがとう」の絵本は、やはり、作ったひとの手から買いたかったので、ここで一冊わけてもらう。そしたら、絵を描きますか?ってカメリアーノさんが聞いてくれた。Photo_4

えっ、うれしい、お願いします。

言うそばから、表紙の裏にカメリアーノさんが色鉛筆でするすると描いてくれた、ひさびさに再会した家族の肖像画。翔とマガのポストカードを見せると、そのふたりも描きこんでくれて、いっそうこの絵本はわが家のたからものになった。

うれしいことはもうひとつ。おちかづきの印にと「ほめシャワ」をプレゼントすると、その場で即、ほめシャワをこの絵本のお店においてくださることになった。

はじめての場所にでかけるのには、いつだって大なり小なりの、えいやっ、がいるけど、今日のそれは、楽しい、えいやっ!でした。

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ふたつのいのちの日

いのちの日、と呼んでいる家族の命日。翔の一年目の日の7日と、姉の7年目の日の10日にあわせて、西宮から娘が帰ってきた。

Cacrct8q 翔のお墓に植えたスミレの葉の、なんと大きく育ったこと!葉っぱにも茎にも、翔のいのちがはいっているんだろう。

姉には、亡くなってからもずっとお世話になりっぱなしだ。いつも凛として、きちんとしていて、私はいまだに頭があがらない。それでも白和えだけは、最近ようやっと、姉の味にどうにか近づいてきたかな。

原始林のげんこりんさんにも、松浦さんとのお食事会にも、もちろん娘とのおうちごはんにも、飽きずに白和え。

Caqrjq00 子どもを産むことのなかった姉だけど、じゃじゃ馬の私の育ての親、娘には完全なるおばあちゃん。

「ねやまという家族のものがたり」を「きもち」の本に書いたことで、姉と私の距離はそれまでよりずっとずっと近づいた。そうやって書いたことのおつりは、またいつの日か、別のかたちで言葉になっていくのだろうな。

                  ****

姉の最期の瞬間を、家族だけで看取ることを許してくれ、亡くなった後もていねいに姉の死亡を確認してくださった大阪の病院のことは、今でも忘れられない。その病院に、若いともだちがドクターとして来春から勤務することになった。そのめぐりあわせの、ありがたいような不思議。

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2008年11月 7日 (金)

おおしごと

外から戻った夫が、たまごうんでるぞ、と言う。え?誰が玉子を踏んだって?と玄関の外に出ると、まさに産んでいる、ところでした。

Ca1lajro ← かまきり母さんの大仕事。

だんだん、だんだん、卵の山が大きくなっていく。

Cakmxuw8 ← つとめをはたした母さん、翌朝、卵から去っていった。

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ことしの、賢治さんの時間

毎年11月の紅茶には、細川律子さんの「賢治の時間」がある。津幡に移ってからなので、ことしで16回目。

9回目のその日の朝、姉が亡くなった。私は前の日から大阪の淀川キリスト教病院の姉のところにいっていて、そうとは知らない紅茶の仲間たちが、わが家の鍵をあけ、静かに「賢治の時間」の紅茶をひらいてくれていたのだった。

今年の賢治さんの日は、11月12日(水)。2:00~ @紅茶

岩手の言葉で聴く賢治さんの世界。その場にいるみんなで賢治の童話を読みあうワークショップ。

参加費は300円。お時間の都合つくかた、どうぞいらしてください。

Photo ← 去年は「どんぐりと山猫」だった。こんなふうにたくさんのどんぐりが、このなかで誰が一番えらいか、もめるお話。

紅茶そのものは、いつもどおり、1:00~6:00 open。

             ***

11月の細川さんは、横浜でおはなしを語った後、川越紅茶ではじめての「岩手のむかしっこと賢治の朗読」、その翌日は、川口の落合さんのちいさいおうちで、賢治を読む会。12日の紅茶では、きっとそのお土産話もきかせてもらえそうです。

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私、ではなく

こりんちゃんと、その後も電話で話しては、原始林窯展のふりかえりを、そうとは意識せずにしている。一人ひとりの注文をうけて、そのひとのためだけの器をつくり、そのひとによろこんでもらう、というしごとの幸せについても度たび。

それって、げん・こりんちゃんの天職だよねえ、と私が言うと、

「う~~ん、そうなりつつある、のかも。だとしても、それってみなさんがつくってくれた天職、だと思うんです。決して、とくべつな才能があって始めたことじゃなくてね、ただずぅっとやめずに続けてこれたことで、みんなが天職をつくってくださった、ってことなんだと思う」

こりんちゃんから返ってきたこの言葉にはっとする。そのひとが、じゃなく、みんなが「そのひとの天職をつくる」、という発想。

たしかに、よく考えてみれば、そっちの方が本当のようにも思えてくる。自分ひとりで天職をつくる、なんて無理な話で、そのひとが出逢うひとたちによって、そのひとの天職がつくられる。天職になる。その時の主語は「私」じゃないんだ。

       ****

Cazc56xm ← 見あげた窓。せんだんの葉の木漏れ日、光のアートにおもわず見とれる秋の午後。

松浦さんとのSSTも無事におわり、いまゆっくりと自分の中で、10月のふりかえりをしているところ。

10月という月はなぜか毎年、出前の多い月になる。今年も、能登の田鶴浜にはじまり、助産婦の卵さんたちとのちいさな紅茶、西東京や加賀、輪島高校、そして、毎月のともの時間、七尾のおかみさんたちとのせんだんの集いもあった。

あ、そうか、、、!

これらの出前も、毎週だれかが訪れることによって続いているふつう紅茶も、とくべつ紅茶や紅茶ギャラリーをひらくことも、いろんなひとの人生が交差する紅茶のものがたりを綴ることも、ともの時間の水先案内人をさしてもらってることも、

こういうのぜ~んぶひっくるめて、私ではなく、みなさんがプレゼントしてくれているしごと、だったんだ。みんなが、私に、天のしごとをつくってくれている、そういうことだったんだね。

これがしごと、と気づかなかったときにも、なぜか幸せを感じていたわけ、またほんの少しわかってきたような気がするよ。

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2008年11月 6日 (木)

野の花の歌が聞こえますか

先日の笠木透さんコンサート実行委員会の帰り際に、コンサートの事務局長、つまり一番の裏方さんを引き受けてる川崎さんから、7日、草汰と津幡に行くよ!と。

川崎さんは、小学校の先生、そして笠木さんに影響を受けて仲間たちとフォークグループ「でえげっさ」をつくり、自分たちの暮らしのなかから生まれたオリジナルの歌、平和や憲法を歌った歌など、活動して10年あまり。

数年前から、息子の草汰くんも音楽をするようになって、8月のいしかわピース9フェスティバルでも、そのすばらしいギター演奏とのびやかな歌声を聞かせてくれた。たぶんまだ小学生の彼の、ファンはたくさんいる。東京で彼の歌を聴いてる松浦さんも、私も、その一人。実行委員会のミニコンサートでも、何曲か歌ってくれた。

その草汰くんと川崎お父さんが、「子どもの未来を語る会」のゲストとして、津幡にやってくる。めったにない機会、ぜひ多くのかたに出逢ってほしいです。

話の内容は
・草汰の成長と音楽、仲間との関わりを通し、
・子どものオリジナリティー(表現)が生きる教育と
・反対にそれが死ぬ教育について
歌は、6曲ぐらいかな、
とのこと。

(そういえばおととしのこの会で、教育基本法や憲法のお話の出前、させてもらったんだったっけ)

             ********

11月7日(金) 午後7:00~8;00

          子どもの未来を語る会
        川崎親子によるトークと歌
          「野の花の歌が聞こえますか」
石川県教職員組合河北支部主催 @シグナス・ホール

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2008年11月 5日 (水)

やさしい時間

1日の夜は、松浦さんと一緒に、12月5日に松任でひらかれる笠木透さんのコンサート「70歳、いのちへのラブソング」の実行委員会へ。

14年前のとくべつ紅茶・笠木さんコンサートは、120人のお客さんでわがやが満杯、という伝説のコンサートだった。

クッキングハウスに行きだしてから、あら!松浦さんも前から笠木さんとつながってたんだ、と知ってびっくり。それどころか、クッキングハウスのみんなといっしょにCDまで出し、「不思議なレストラン」の歌までかいてる笠木さん。笠木さんのあたらしいCD「70歳のラブソング」の仕掛け人は、なんと松浦さんだった、というこれまたすてきなサプライズ。2月には、松浦さんたちが主催して、東京での笠木さんコンサートがひらかれる。

12月5日(金) 夜7:00からの「いのちへのラブソング」コンサートは、

白山市松任学習センターホール(松任駅近く)にて。

出演は、笠木さんと雑花塾のみなさん、笠木さんの影響をうけて生まれた地元のフォークグループ、「でえげっさ」や「旬」も歌います。どうぞどうぞお出かけください。チケット、大人2000円。紅茶にあります。

             ****

2日の夜は、津幡でのSSTに参加した「風」仲間といっしょに、おうちごはん。白和えや五種豆とさつま芋のいとこ煮、なめこ汁、金時草の酢の物、そうめんかぼちゃのサラダ、加賀れんこんのさっと煮、もちろんいつものいろいろ豆入り玄米、など。

松浦さんは2年前から、私たち「風」をほんとうに応援してくださってて、今回もいっぱいあたたかなエールをいただいた。風仲間たちのはじめてのSST参加もすごく喜んでくださってた。

松浦さんおきにいりのゲストルームは、娘が使っていた部屋。二つの窓には栴檀とクヌギの葉がまじかに迫り、緑のまんなかにいる気がするこのベッドルームだと、ふしぎなくらいいつもぐっすり眠れるそうだ。

いったいいつ自分の時間をもてるのだろう、と思うくらい忙しい松浦さんは、だけど私のように、途中で瞬間いねむりして疲れをとることのできないひとなので、それだけに夜の安眠は貴重品。わが家のできる最大のおもてなしかも。

      ****

3日の朝は、前々日に亡くなられたまゆさんのお母さんのご葬儀に松浦さんと。

富山のほっころろんという場のきっかけをつくったのも、実は松浦さんだったし、私にとってもともの時間の大事な仲間のまゆさん。彼女は私たちの顔を見て、まぼろしを見てるようだった、と。そう思っても不思議はないよね。まさしくこのタイミングでおまいりできたこと、大きな見えない手によるおはからいだったのかもしれないから。

まゆさんはこれまでにたくさんの大切なひとたちを見送ってきたけれど、そのひとたちとにこにこしてるお母さんを、すでにとてもリアルに感じられるみたいだ。病床のお母さんに、マスノさんのやさしい「手」あて、ほっころ仲間の日常的な支えのあったことが、弔辞でも語られた。

それは、娘のゆいちゃんを育てるため、守るため、まゆさんがせいっぱいの勇気を出して、ヘルプ!の声をあげ、であった人同士をつなげ、これまでていねいに創り上げてきた、ひとのネットワークの賜物、と想いました。

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2008年11月 3日 (月)

はじめてのひとのためのSST

クッキングハウスの松浦さんをおよびしてのSSTワークショップ、金沢ではもう7、8回目になるだろうか。毎回、あたらしい気づきと、SSTを知る仲間たちがふえていくのが、うれしくて、心強い。

これまでは、ともの時間の仲間たちとのSST、団さんの家族面接を学ぶ会の仲間たちによびかけてのSST、をしていただいてきたけど、今回は「はじめてのひとのためのSST」として、親しいソーシャルワーカーさんとともに声かけをした。おかげで介護や看護の現場のひとたちとも一緒に学ぶことができて、またすこし、クッキングハウス流SSTのすそ野がひろがった気がする。

毎日の暮らしのなかにSSTをとりいれていくと、「気分しらべ」を、自分のきもちチェックに日常的に生かしたり、「ほめ言葉のシャワー」をかけてもらってやさしいきもちになれた自分が、今度は家族やまわりのひとのいいとこみつけや、そのひとの今できてること、行動のうれしいところをみつけるのに役立てたり、と、ほんとにいろんな応用ができるようになる。松浦さんが、SSTは私の心の財産、というけど、わたしにとっても、だんだんそうなりつつあります。

どんなひとの課題も、実は深いところでかならず誰かの、「こうなれたらいいのになあ」という希望とリンクしている。だから、これは自分だけの困りごと、悩み、と思って内に閉じ込めておくのはもったいないことなんだ、と実感する場でもあるSST。

この日は、ともの時間の仲間も6人ほど参加していて、知らない人だらけの中にもかかわらず、とても自然にきもちをひらいて語っていた。わぁ、すごいなあ、って誇らしいうれしいきもちになったけど、あとから、松浦さんも同じように感じてたのがわかって、なお胸が熱くなった。ちいさなともの時間で積み重ねてきたことの方向は、きっとまちがってないな、とも確認できて、私もまた、おおきな安心をこの日もらった、と思う。

松浦さんから、mai worksの「ほめ言葉のシャワー」の紹介もたっぷり。「万依さんがすてきな本にしてくれて、読んでると涙がでてきます」って、なんといううれしいほめ言葉だろう。幸せのブーメランだ。もとをたどれば、松浦さんやクッキングハウスから教えていただいたことを、こういうかたちにして、またクッキングハウスにお返ししたのだから、ブーメランがまたまたひとまわりして戻ってきた感じがする。

この日のワークショップをおえてのシェアリングで、朝、はじまったときの気分とものすごく違う気分です、って何人ものひとが和らいだ表情で言っていた。うれしかったなあ。松浦さん、会場やお茶、お菓子、もろもろのお世話をしてくれたまあちゃん、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

      

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2008年11月 1日 (土)

せんだんの夜

七尾一本杉通りのおかみさんたちの勉強会、せんだんに行く。今回は半年ぶりということもあって、全員が顔をそろえた。

おかみたちがそのきっかけをつくった、毎年5月の一本杉通り花嫁のれん展。それが発展して、この10月、東京文京区の旧安田邸で花嫁のれん展をしてきたばかり。おかみたちがかわるがわる花嫁のれんの語り部として、安田邸につめた6日間。

この半年間で心動いたできごとは?と投げかけると、ほとんどのひとが、東京展での感動を、生き生きと語ってくれた。北陸の、それも能登発信ののれん展が、多くの反響をよんだうれしさ。

旧安田邸を守る応援団ボランティアのひとたちの、みごとな仕事っぷり。失礼なお客には毅然と、ノーを言う凛とした態度に感心したこと。ていねいにのれんのものがたりを語ることで、たくさんのひとにとてもよろこんでもらえたこと。一本杉のおかみであることの誇りも、ぐんと増したみたいだ。

大きなできごとを経験したあとには、きっとあたらしい課題も生まれてくるはず。この日のテーマは、その課題を発見し、みなで考え、これからの一本杉にどう生かしていくか、についてだった。花嫁のれん展が多くのひとに知られるようになればなるほど、あらたな悩みも難しさもでてくるだろう。でもこのおかみたちのパワーと情熱があれば、きっと越えていけそうに思う。

今回の東京展では、七尾がどこにあるか知らない人がいっぱいいることもわかった。石川県能登半島中ほどの七尾を、「新潟の輪島」とか、「八尾」(これは富山県)と勘違いしてる人もいて。その意味では、まだまだ発展途上なり。

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