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2009年1月11日 (日)

卓上四季

暮れの半ばくらいに、新聞の論説委員の方から、「ほめ言葉のシャワー」一冊のご注文をいただいた。私からお届けすると、すぐに、ご自分が感じたままの感想入りお返事がきて、コラムで紹介したいのですが、とのこと。

ちょうどまだその頃は、ご注文.comの真っ最中。もう在庫も少なくなっていた時だったので、

有り難いお話だけれど、「お問い合わせ・ご注文はこちらまで」という感じでご紹介いただくと、読者さんのご希望にすぐには添えないのでそこの点、どうかご配慮を、

とお願いした。

              ***

8日夕方、津幡図書館の詩の時間からもどると、
北海道新聞の大きな封筒が届いていた。

開けてびっくり、
なんとはれがましい、6日の一面の、「卓上四季」という特等席に書いてくださっていた。
委員の立場にあるかたが、ご自分のハートで感じてこのように紹介してくださったことがとってもうれしかった。

本が売り切れたことも明記して、アドレスを直接載せなかったご配慮のおかげで、本当に関心のある方がネットで探して、新聞で読みました、こちらで申し込めますか、と娘か、私の方かに、尋ねて下さる。お求め方法をお知らせすると同時に、順番を待っていただくご了解を得て、「ほめ言葉のシャワー」ちょこっと改訂版のご予約リストに加わっていただいています。
   

                ****

先に冊子をお送りした方たちから、次つぎ感想や追加のご注文メールが届いているけれど、それを読んでると、こちらの方が逆に幸せを分けてもらっているような、あったかいやさしい気持ちに何度も何度もなってくる。

「母から一年ぶりに来た手紙に、冊子紹介の新聞記事が同封されていました。母に代わって申し込みます」という息子さんから・・

「前回は自分用で、今回は、東京と大阪とハワイに暮らす姉妹に贈る分を注文します」というお年を召した男のかたから・・

子育てにいっぱいいっぱいの自分のために注文したけど、離れて暮らす両親に伝えなければいけない大切なことがあったのに気づきました、春になったらそれを言いに実家に帰ってきます、という若いお母さん・・

あのちいさな本が、重いご病気のご家族やご親戚の手に渡ったのだ、とご注文くださった理由ーー家族のものがたりを後から知って、胸がいっぱいになったり・・

            ***

思いがけなく、ある銀行の管理職の方からもたくさんの追加ご注文。

それだけ数をそろえるとなるとあまりに長くお待たせするので、と冊数を減らしていただく提案をしたところ、お返事メールから、その方がきもちを開いて、ご自分の言葉でまっすぐに語られる熱意が伝わってきた。手作業の手間のことも十分ご承知で、本当に申し訳ないけれど、どれだけ長く待ってもいいので送ってください、とおっしゃる。

ああ、こんなふうに、本を仲立ちにして、きもちをキャッチボールしあうコミュニケーションがもう成立してるんだ・・・と感じたとき、その方のご注文の冊数をお受けすることにした。

遠い新聞社の、お会いしたことのない論説委員の方とも、メールのやり取りを通して、やっぱりこんな質のキャッチボールをしてたんだ、とその時、思った。

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このちいさな「ほめシャワ」には、なにか、ひとのこころをそっとひらく、
やさしい風みたいな鍵?があるのかもしれない、
うっすらとだけど、そんなふうに感じはじめているところです。

みなさんが出してくれた生の言葉一つ一つの中に、その時どきの自分のきもちに合う、いろんな種類の鍵がきっと隠れてるんだろう。

まだこの本ができたてのころ、娘がこんなこと言ってたなあ。   

「今回の本は、読んでくれる人の”反応=reaction”があって、
初めて完成するものだと思ってる。
それはつくり手に対しての反応じゃなくてね。
なにかしら感じる、発見する、行動する。
そういう、一人ひとりの中での、反応、ってこと。

きっと完成するには、ながーい時間がかかるんだろう。
だけどそうやって、創る側-受け取る側の、
言葉を交わさないコミュニケーションがある本になってくれたら
こんな嬉しいことってないよ。」

ほんとにほんとです、私もそう思う。

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