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2009年6月 4日 (木)

紅茶の時間から中学生への贈り物

Canvp9dy みどりの若葉を背景に、鳥たちのさえずりをBGMに、白山市の中学校で先生をしている越川由美子さんは、いつもどおりの自然体で(彼女のブログをよむと、始まる前はかなり緊張してたらしいけど)、この日集まった20人ほどの私たちに語ってくれた。

とくべつ紅茶「紅茶の時間から中学生への贈り物」。

お話の中心になったのは、前に受け持っていた中学生たち3人と一緒に作った絵本「なずなちゃんの笑顔」と、「ほめ言葉のシャワー」の授業のこと。

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大きな紙芝居になった「なずなちゃんの笑顔」、ゆみこお母さんのアシスタントで紙芝居を持つのは、小3のひろっち。

紅茶にきてた富山のまゆさんが、障がいを持つ娘のゆいちゃんの一番安心していられる場所は、よそのどこかではなくやっぱり自分のおうちだと気づいて、「ほっころろ~んの家」を自宅ではじめてから、「ほっころ」はまた新しい一つの、きもちの居場所になった。

ゆいちゃんの体調がとても悪くなって入院していたとき、同じ病院で、まゆさん・ゆいちゃん親子とほっころの仲間たちは、なずなちゃんとその若いご両親に出逢う。

1年と8ヶ月のいのちをせいいっぱい生きたなずちゃんのこと、お母さんの千なみさんがほんの少し語ってくれたある日のとくべつ紅茶の場で、ゆみこさんは千なみさんとはじめて出逢った。

絵本づくりのお話からも、絵本そのものからも、ゆみこさんがなずちゃんのパパとママのきもちを大切に預かって絵本にしていったこと、さりげなく、でもしっかりと、この絵本にかかわった子どもたちを守っていること、ともに育っていること、がとてもよく伝わってきた。

こんなふうに一人ひとりを大切にするきもちと意識を持つ大人が、中学生の先生をしてくれてることに、聞きながらいっぱい感謝。

絵本の最後に登場する、なずちゃんの妹のみわちゃんのページには、

「みわちゃんは、なずなちゃんの分も生きるのではなく、なずなちゃんと共に生きていくのです」と。

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「ほめ言葉のシャワー」の授業の様子は、NHK金沢版の放送をDVDで見てもらってから。

ゆみこさんはもともと、「ほめ言葉のシャワー」という言葉に出会う前から、内容としてはそれと同じことを、これまでの授業の中でずっとしてきてたのだ。

(それは紅茶にもあてはまる。昔から、一人ひとりのいいとこみつけを、紅茶はずっとしてきた気がする。その積み重ねの延長線上に、「ほめ言葉のシャワー」という新しいすてきな名前をもらって、その意味がもっと深まったと同時に、多くのひとのきもちにもふれることができたのだと思う。)

中学生たちが書き出したたくさんの、「言ってもらうとうれしくなる言葉」、「こころがよろこぶ言葉」の数々を読ませてもらった。ほほえましくて、かわいくて、きらきらしてて、みんながんばってて、おもわず顔がほころぶ。

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冬の間にきまっていた今回のとくべつ紅茶の日にち。まさにその一週間前に、この日はじめから話す予定だったほめシャワの授業風景がNHKで全国に流れる、というすごいシンクロ。

でも紅茶って、なぜだかふしぎとこんなシンクロが起きる場所なんです、と私もはじめのあいさつで言ったけど、その予想をうわまわるシンクロが起きた。

京都のおうちカフェふうさんたちと一緒に来ていた、この春、京都の大学を出たばかりの若いひとが、なんと、ゆみこさんの教え子だった!しかも彼女は、この日のゲストが、自分の中学時代の先生とはつゆ知らずに、はじめての紅茶に来て。

夕ご飯つき放課後前のこの日のとくべつ紅茶は、「授業参観のつもりできました」とおっしゃるお母さんと、娘のひろこちゃん、それぞれに、ゆみこさんから贈る感謝の言葉でしめくくられた。

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近所に住む現役中学2年生のさおちゃんが、とくべつ紅茶にも、また夕ご飯タイムにも来てくれて、いっそううれしかった。ゆみこさんはもちろん、私たちにとっても。

小1のときから6年間、毎週ここに来てた彼女にとって、紅茶はたしかにもう一つの学校だった。その学校で、一人の大人としての、ゆみこさんにもたびたび出逢ってたさおちゃん。ごはんのあとは、おとなたちが胸のうちを語り続ける横で、ひろっちと二人でこっぽり遊んでて、それもまたうれしい場面だったな。

ゆみこさん、お母さん、ひろっち、親子3世代で来てくださって、ほんとうにありがとう。こんなふうにその場を作ることのできた紅茶が、私はちょっぴり誇らしい。

この日の紅茶の時間のこと綴っているゆみこさんのブログは、こちら。

     ↓

http://koshinene.blog59.fc2.com/blog-entry-202.html#comment

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コメント

まあ、なんてあったかな紅茶の時間だったのでしょう。
素敵時間がゆるりゆるゆると静かにその場にいらした方々の心に静かに沁みこんで行くようなそんな豊かな時間が
流れていたのでしょうね。由美子さんのブログものぞけるように、ご配慮していてくださったスウさんにも、心から
感謝です。知らなかったなずなちゃんの絵本のことも
いろいろと知ることが出来て、なんだかこの津軽の家に居て、それらをしることが出来るってすごいなぁ。そのことにも
深く感謝だなあ。
実は、日にちが変わったから、昨日のことになるけれど
こちらの鯵ヶ沢という地区の近くの赤石というとこに住んでいる、叔母が、病気を持っている息子さんとこのお嫁さんのために、いろいろとお手伝いしに出掛けていた叔母が
お家に、戻れたよと連絡をもらったので、会いにいってきました。本当に長いこと、お家に居なかったので会うのは
ひさしぶりで、私は、うれしくて姉と慕っている叔母でもあるし、簡単なお弁当をこさえて持参しちゃいました。
たくさん、いろろんなことを話してすっきりしました。
そして、叔母と共通する部分がふたつあったことも、お互い、うそうぉ?と同時に叫んじゃったりとか、びっくりも
あったりで。本当に楽しかった私のふたりだけのミニミニ
紅茶の時間みたいで、よかったです。そうしたらいいよと
そのことの提案してくれた我が夫にも感謝しています。
しあわせなんだなぁとつくづく思っている今を持ててそのことにも深く深く感謝です。やっぱり、確かに私の中で
石川に行けた、贈り物の旅の恩恵は、ずっと続いているんだなぁと感じられていますよ。諦めず行けてよかった。
叔母もテレビを見てくれていて、スウさんとのツーショットの一枚きりの写真を見せたら、そうそうこのまんまの方ねぇって。言ってくれましたよ。嬉しい一言、嬉しい一日でした。

投稿: 津軽・today | 2009年6月11日 (木) 03時10分

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