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2009年12月 8日 (火)

父と子のコンサート

日曜日のとくべつ紅茶、父と子のコンサート、
親子の間にただよう信頼の空気。
お二人の顔を見ながら歌と演奏を聞いてて、とてもあったかかった。
        ***
水頭症というハンディキャップのキャップ(帽子)をかぶって生まれてきた草汰くんは、自分で自分を奇跡の子だと知っているなあ、と思った。
これまでたいへんなことがいっぱい、そしてこれからもあっても、
正美お父さんが、草汰くんが生まれたときに、
「君は野の花」という歌をつくったように、
草汰くんのオリジナルの花がじょじょに咲いていってること、
そのことをいっぱい感じたコンサートだった。
      **
親や家族にとどまらず、たくさんのたくさんの、ひとのつながりのなかで
ひとは生き、成長していくんだってこと。
―― 正美さんの師匠の笠木透さんや、
草汰くんの師匠・雑花塾の増田さん、
車椅子にのってる銀色のランナー・渡辺さん、
クッキングハウスのメンバーで桃色ランナーの吉岡さん、
そしてもちろん、お父さんも一員のフォークグループ「でえげっさぁ」のメンバーたち、
それに歌と演奏をきいてくれるコンサートのお客さんたち。
中学一年生の男の子、草汰くんは、
ひとはひとりで生きていないことを、
つながりの中で生きてることを、
その全身で教えてくれてた。
         **
すばらしい絶対音感を持ってる草汰くん、
(お父さんのおならの音をあてちゃったり!)
ギターの腕前はお父さんをはるかに越えている。
だけどそれって、彼のものすごい練習のたまものだったと
この日のトークではじめて知った。
ハンディを持っているため決して器用にはできていない指で、
草汰くんは小さいときからどれほど練習してきたことだろう、
うれしいときも、つらいときも、ギターに向かい、手にマメをつくり、
その積み重ねのたまものが、あのギター演奏なんだ、
とあらためて実感した。
演奏のあとのトーク、草汰くん独特の感性やユーモアがあふれてて、
なんだかいっぱい笑ったなあ。
   **
野菜ばっかりのわが家の夕ご飯に、
二人で、んまい!んまい!を連発。
この父と子はおうちでもよく、ごはんがおいしいとき、よっ!って握手しあうそうで、その場面を再現してくれて、こっちまでうれしくなった。
           **
                ***
9teasメンバーで、能登のヒロさんから、こんなメール。
 「よかったねーーーー 本当にいいコンサートだった
 川崎父さんと  草汰くんに 光が射しているような気がして
 あの 明るさ  優しさ
 いっぱいくるしんだだろうことよりも ・・
 静かに
 積み上げていった たしかな 愛情の 奇跡
 ようこそようこそ  と 言葉以前の ありがとうが
 包み込んでくれて  じーんとすることばかりだったね」
       ***
あとから正美お父さんのメールで、この日の紅茶コンサートが、川崎親子にとっても新しいチャレンジの日だったことを知った。
これまでのコンサートは、草汰くんのおいたちとそれにまつわる歌や演奏で終わるのがふつう。
でもこの日は、場所が紅茶、ということと、たっぷり時間もあったことで(とくべつ紅茶の時間枠は3時間、ゲストのお話や演奏のあとにいつも「きもちキャッチボールの時間」があって、そこでゲストと参加したひとたちとがコミュニケーションする)、「家族」や「ともだち」のことも語れて、これから先の表現を探っていくうえでのヒントになるような、収穫があったとのこと。
           ***
こんな言葉こそ、紅茶という時間への、一番のほめ言葉だ。
正美さん、草汰くん、本当にありがとう。
そして、つめたい雨の日にもかかわらず、
家族できてくださった川崎さんの教え子さん一家、
この日はぜったい行くぞ~、と前からカレンダーにしるしつけてて来てくれたかたたち、ありがとう。
 

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コメント

ああ、見たかったなぁ。聴きたかったなぁ。けどその時間は
私も津軽の叔母のお家でふたりだけの紅茶の時間を楽しんでたんだけどね。あんなに笑いっぱなしになったのは
久しぶりだったよ。そちらとこちらでともに心豊かな時間が
確かに流れていたんだね。とても心の奥から暖かい思いがじんわりと感じられるような日々であり時間の流れを
深く感じていました。叔母は私が幼い頃我が家に一緒に住んでた人です。なので私には、母のような姉のような人
なのです。叔母が弘前市の高校に通ってたとき、母と私と
弟とで運動会の応援にいったこと。小さかったのにまだ記憶にありますもの。それにしてもまたまた東京?なんとまぁ、お忙しいことでしょう。お体大切にね!

投稿: today | 2009年12月10日 (木) 19時58分

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