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2010年5月10日 (月)

4月の東京 @六本木  Susanさん

Photo 上京中にSusanさんのヴォイス・ワークショップがある!こんなシンクロはめったにないこと。2日間の出前のあとの、自分へのごほうびだ、と大江戸地下鉄線で地下深くもぐって、会場のある六本木へ。

はじめて行った六本木ヒルズには、なぜかこんなものがいた。ワークショップの会場はその真向かいのビルの中。

     *****

Susan Osbornさんは、長野オリンピックの開会式でも歌った、アメリカのsingerさん。日本が大好き、日本の歌も大好き、こころに響く歌声で、日本の歌を何曲も英語で歌っている。日本に見えるときはコンサートだけでなく、今回みたいに、少人数のヴォイス・ワークショップがひらかれることもある。

Susanの言葉は、とてもシンプルで、わかりやすくて、深い。
歌うことの不思議 ― the mystery of singing を探検していくワークショップは、こんなふうに始まる。

リラックスして、鼻から息を吸いこむ
口からため息をはく
息をはききったら、
また鼻から吸って、だんだんおおきな長いため息
そのため息にやがて音がついてくる
それを何度も何度もくりかえしていくうちに
声が歌になっていく
もっと singing 自分をひらきながら singing
―― やがて訪れる、singingのあとの、
深くておだやかな、美しい沈黙

言葉をゆっくり、ゆっくり言うと
それはしぜんと歌になる。
声が歌になった瞬間、自分というものが表れる。
singingって、なんてこわくて、奇妙で、不思議なものだろう。

singingって、まるでサーフィンみたいなもの。
感情の波にのってゆく。感情がはいると声がかわる。
でもそれを感じたいなら、まずは海にこぎださなくちゃ。

singingって、過去を手放してゆくこと。
からだがからっぽになるまで息をはききる。
次の呼吸ができるかどうかもわからなくて、とっても不安。
だけどもそのおかげで、ひと息、ひと息ごとに、感謝ができる。

Susanは、歌うということ、生きるということの、哲学を語ってるんだな、singingのhow toではなくて、と去年4月に感じたことを、今回はもっと強く感じる。

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去年は、Susanさんに、あなたの歌う♪Graduationが大々好きです、と伝えたくてワークショップに参加した。今年は、その歌に日本語の歌詞をつけて歌うことを許してくださってありがとう、とじかに伝えたい想いも持って、参加した。

あの時Susanさんと、声のワークショップとに出逢わなかったら、おそらく私のなかに、Graduationの日本語の歌も、♪生きてきてはじめて、も♪贈りものの言葉、も、♪ほかの誰とも、の歌も、生まれてこなかったと思う。

って、思った時、あ、そうか!こういうことが、mystery of singing の一つだったんだ、ってとっても納得した。

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SusanさんのGraduation(仰げば尊し)は、こちらで聴けます。
      ↓
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=YEe4w4Imo9w                                 

            

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