« 大海原ひきつづき | トップページ | 「ミツバチの羽音と地球の回転」ぶんぶんぶん »

2010年6月 3日 (木)

本づくりの現場

栴檀の大木に、やっとうすピンク色のつぼみがふくらみはじめてる。去年はマーガリンの逝った日が、栴檀の花の咲き始めた日だったけれど、今年はやはり寒かったんだろう、1週間遅れの、花のとき。

                   ****

Photo_2 そのマーガリンの1年目のいのちの日を、ありがたいことに家族3人で過ごせた。

ちょうどmai worksでご注文を受けていた新しい冊子の納品日がせまっていて、私たちが行って何か手伝えることがあるならと、マガの日にあわせた先週末、駆け足で西宮へ。

市の運営している情報センター、というところが、mai works作品の印刷現場。

セルフの印刷機や断裁機がおかれていて、市民グループなどが自分たちの通信やちらしを、割安で印刷させてもらえる場所。このセンターの職員さんで、印刷に行くたびお世話になってるNさんにも、今回はじめてお目にかかってごあいさつできた。

実際、こういう場が近くになかったら、「場の持つ力」も「オキナワニッキ」も「コトノハ在中」も、翔のメモリアルの紅茶ポストカードも、そしてもちろんのこと、「ほめ言葉のシャワー」(初版から10刷りまでと、ちょこっと英訳つき初版)もほめシャワ葉書も、マガを悼む「PLACE」も、その他のグリーティングカードも、生まれようがなかったと思う。

それにしても、紙のなんと重いこと!車を持たない娘は、雨が降らないよう、毎回空にお願いしながら、バイクになんとか紙を積んで、ここまで通ってきてたんだなあ。

カラー印刷は、インクの濃淡を確かめつつ何度も慎重にためし刷り。紙の向きや、裏うつりの具合など調節しながら、続いて一色刷りのページを印刷して、それが終わると、今度は断裁。おとうさんの職場見学、ならぬ、初の、娘の仕事見学。その真剣な表情は、すごくオトナな顔してた。

紙運びや断裁など、夫の手伝える場面がいっぱいあって、本当に今回、一緒にこれてよかった。私は関西の出前のたび、娘んちが宿になるのでよく会えるけど、めったに石川に帰らない娘と石川の父親は、その分、なかなか会えないので。

今回の印刷は二日に渡り、それがすむと次は家で、一枚ずつ紙を折る作業。親子3人で紙を折ってる姿はどこからみても内職か、家内制手工業の世界だなあ。

私たちの手伝いはそこまで。このあと、間違えないようページを組んで、表紙をつけて、ホチキスでとめて、日をあらためてまたセンターに行って、断裁機で1冊ずつ仕上げの化粧だち、というのして、やっとできあがり、になるそうだ。

                   ****

このひと月、冊子のデザインや編集に、ずっと集中してかかりきりだった娘も、納品が無事すんで、今はほっとしてるとこだろう。一作ごと、つくりながら学んでは発見していく、ちいさな1冊1冊が、まさにmai worksの”学校”だ。

|

« 大海原ひきつづき | トップページ | 「ミツバチの羽音と地球の回転」ぶんぶんぶん »