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2010年6月21日 (月)

風が通る、ということ

大きな船を造る会社によんでいただいて、コミュニケーション・ワークショップ。

はじめは、why me?と思ったけど、こちらにうかがうことになったきっかけをつくったある方が、「鉄という固いものを扱う会社だからこそ、きもちいいコミュニケーションがより大事だと思うんです」と言われて、妙にすとんと納得した。

造るものが大きすぎて、お客さまからの、ありがとう、がひとりひとりには届きにくいから、なおのこと、社内での風通しをよくしていく努力がいるんだろうな。ここで働くひとを大切にしてる会社で、こっちもうれしくなった。

ワークショップが終わった後に、別の方が、ほめることのむずかしさを言ってらした。へたにほめたりすると、今じゃセクハラととられかねない、というようなこと。

そうか、たしかにその危険性もあるよなあ。
日ごろそんなこと口にしたことない上司や先輩がいきなりほめたら、例えば相手の容姿をほめたりしたら、そりゃかんぐられそうだ。

会社じゃなくても、いつもぜんぜんほめないお母さんが、ある日から突然ほめだしたら、こりゃなんか裏があるぞ、って思いたくなるもん。

そうなの、だからね、ほめ言葉うんぬん、の前に、日ごろからなにげなくものが言えること、気軽にきもちを話せること、そんな「関係性づくり」がすっごく大事なんだってあらためて確信する。そのための、コミュニケーションの練習なんだ。

仕事上でのホウ・レン・ソウはもっちろん大切だけど、それ以前に、
うれしい、うれしかった、助かる、助かった、ありがとう、
などなど、ちいさなきもちを日ごろから伝えていたら、そのうちに、このひとは思ってもないことは言わないひとだってやがて信じてもらえて、こっちが口にする認め言葉も、おおげさでないほめ言葉も、素直にうけとってもらえる日がくるかもしれない。

              *****

Photo_3 とびきり眺めのいい、はるか遠くに海を見ながら、午後のお茶の時間。

おおきな船主さんになった気分で、海からの風に吹かれて、めずらしく甘い冷たいものを口にして。

Photo_4

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