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2010年9月 9日 (木)

福山と瀬戸内の島で

3日から7日までの旅。

一つの旅が終わると、その余波や余韻が、昔よりずっと、からだやこころの深いとこにまで残っていて、その分、次の作業にススッと進めないことが多くなった。それもまたよし、とゆっくり味わっている旅のあと。

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福山でも、生口島の瀬戸田でも、6月にすでに一度聞いてくださってる方がみえるので、今回の話は、「きく」ことや、ともの時間の話を、はじめのほうにたっぷり。

聞く、と、聴く、と、訊く、の違いも、聴くことのちからや意味についても、何もわかっていなかったのに、なぜかひとの話をきく位置についてしまった、15,6年前の、私自身の不安やとまどいのこと。

そう、あの不安や怖れが私の中にあったから、聴くことの勉強をはじめざるをえなかったのだということ。そのなかで、クッキングハウスにも出逢えたのだということ。

瀬戸田ではとくに、紅茶の時間の話よりも、「ともの時間」の話を中心に。

といってももちろん、ともの仲間たちの個々の話ではない。ともの時間で毎回している、コミュニケーションの練習の具体的な場面の涙や笑い、そこから得ていくそれぞれの気づきやきもちの発見の話、自分の弱さを安心して出すことのできる場の持つちからについてなど。

話のあとのお茶の時間に、6月に私を尾道によんでくれたTさんが、今度は「島ともの時間」を作りたい、と希望を言ってくれて、みんなからも拍手がわいて、すごくうれしかった。

向島、因島、生口島、伯方島、、、。瀬戸内の島々が、すこしづつつながっていくことの、ささやかな、だけど確かな、手ごたえ。

それにしても、なんて一生懸命に生きてるすてきなひとたちに今回も出逢えたことか。その想いが、一番の旅のごほうび。

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Photo ←瀬戸田の空。

会場のすぐそばが、平山郁夫さんの美術館だった。おはなし会の始まる前の時間に、平山さん独特の蒼の色や、小学生時代の絵や、大作のためのデッサンなど、大きな作品とともに見れたこともまた、まるで今回のごほうびのよう。

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