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2011年2月 8日 (火)

スクリーンギャラリー・家族の時間

Photo_21月末の京都にでかけたのが、もうずいぶん前のことに思える。
京都シネマのスクリーンギャラリーでいろんなことを感じたのに、それをoutputする間もないまま、大雪の日々に突入。

それからの数日間は、2月5日のクラブランナーズ・ライブまで毎日はらはらどきどき。無事にコンサートがひらけて、会場のみんなとほっかほかの時間を共有できて、ほんとにほっ!!
その後2、3日も別のことでいそがしくしていたらいつのまに、もう8日になってる!

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マスノマサヒロさんの、スクリーンに映し出されたモノクロの写真は、娘さんと、2歳になる孫娘さんとの日々を、家族の時間を、間近から見つめたもの。その娘さんは、去年7月におつれあいさんを亡くされている。

マスノさんとマスノさんの愛する人たちの人生の一部分をきりとって、目の前にさしだされる現在進行形のなまなましさが、ひりひりと痛い。

父と娘の「間(あはい)」にあるものを、カメラを介して撮る・撮られる、見る・見られる。
その、見る・見られる関係を、見ている私たち、という不思議な入れ子状態の30分。

この入れ子の感覚、通常の写真展ではおそらくここまで濃くはないだろう。

額の中の写真を自分の時間枠で見るのと違って、同じ時間の何十秒間かを、映画館という場で共有する。見ているもの同士の発する空気が、会場内の「間」にも感じられる、という感覚は、はじめてだった。                 

写真を、解釈せず、物語にとじこめず、ただ、感じるって、結構難しい。いつのまに、物語をつくってしまってる自分に気づく瞬間がたびたびあったな。
見ながら、こころが動くままに、痛い、と感じるままに、感じればいいのに。
そんな自分とも対話する時間になってたみたいだ。

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会場の京都シネマでは、おもいがけないほど多くの、京都、宇治、大津、箕面、、、からの人たちと再会できた。30年目にしてはじめて会えた人とは、まさしくこのギャラリーのおかげ。

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