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2011年2月24日 (木)

アレンさんとご縁玉

110216_← 見えるかな、葉っぱの上のちいさな虹。冬を越えて咲き出した蕾たちの、すぐ脇の深い緑の葉に、虹がとまっているとこ。

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アレン・ネルソンさんの3回忌法要に参加させてもらった。アレンさんのお骨のある、加賀こうせんぼうさんのお寺にて。
アレンさんが生涯をかけて伝えようとした9条の尊さ、本当の戦争のおそろしさ、そして平和に生きるってどういうことか、をこれからも引き継いで行くための、アレン・ネルソンpeace project は今、はじまったばかり。

法要に続いて、「ご縁玉」の上映会も。
こうせんぼうの佐野さんは、この日にあわせてどうしてもこの映画をみんなと見たかったのだという。たった一つの5円玉のご縁でつながった、大分の山田泉さんとパリの若きチェリスト、エリックーマリアさんの、魂がひびきあうドキュメンタリー。

山ちゃんが入院していたホスピスで、けんちゃんことエリックさんのチェロの演奏にぼろぼろ涙する患者さんたち。カメラ持つ手が震えてまともに撮れなかったという江口さんは、その直後にこれを映画にしよう、と決心したそうだ。無駄な説明のない分、心にいっぱい感じるもののある映画。

アレンさんは、山ちゃんのいのちの授業に二度よばれている。山ちゃんの印象は強烈で、アレンさんは彼女のことをいつもすごく気にし続けていたそうだ。

ベトナム戦争の孤児として生まれ、フランス人の養父母に育てられたエリックさんと、ベトナム戦争の帰還兵だったアレンさん。直接出逢うことはなかったけど、この日のこうせんぼうさんと亡き山ちゃんのご縁で、二人は確かに出逢った、そんな気がした。

映画の後は、エリックさんのチェロコンサート。

「ぼくはチェロを弾くので、アレン・ネルソンと山田泉に祈ります」と日本語で、エリックさん。チェロをかかえて目を閉じ、そこへ流れて来たのはチェロではなく、ハモニカとギターの音色だった。ひょっとしたらこれ、アレンさん・・・?そう、アレンさんの歌う♪Amazing grace。
その歌声の低く深いところへ、途中から静かにチェロが加わり、アレンさんとのコラボになった時は、もう鳥肌がたった。アレンさんの歌声から途切れず、曲はいつのまにバッハの無伴奏組曲1番へと移っていき、、、。

どこで生まれ、どこで育とうと、僕は大地の子。
大事なことは、縁を受け取って、他の人に手渡すことなんだ。

というエリックさんの言葉が、とても心に残った。






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