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2011年4月24日 (日)

聴いてほしいな 孫さんの話

mai works のmai です。
知っている人も多いかと思うけれど、
ソフトバンクの孫さんが、個人的に「自然エネルギー財団」を
設立するのだそうです。

孫さんは、東電の事故以来、脱原発の声をあげていたけれど、

「原発を単に非難するだけでなく、
 現実的にどういうエネルギー政策の転換がありうるのか、
 建設的な解決策がありうるのか」

ということを考えて、今自分にできることを、という提言。
具体的には、世界各地から100人以上の科学者を集め、
情報と意見交換の場、それから政府や世界への政策提言の場、
シンクタンクのようなものをめざすのだとか。

それにあたっての20日と22日の会見が、USTREAMで見れます。
「原発いやだ」って感情論じゃなくって、
どういう代替エネルギーがあるのか、
転換してゆくには、どういう道筋が考えられるのかって、
具体的に、わかりやすく伝えてくれてるから、とっても勉強になる。

2つの会見、内容は重なっている部分があるけれど、
それぞれにみどころあり。

20日民主党員に対しての会見はこちら

民主党=基本的に原発を支持してきた党、なので、
自分とは違う意見をもっているかもしれない人たちに対して、
どういう言葉で語れば、聞く耳を持ってくれるか、
ってことをちゃんと考えたうえでのプレゼンがお見事!

相手を批判しない、糾弾しない。
ただ、「私はこう思う」という率直なメッセージを投げかける孫さんの姿に
学ばせてもらうところがたくさん。
うーん、孫さん、さすがだなぁ。

そして、22日の自由報道協会での会見はこちら

(* 自由報道協会については、こちらで書いています)

こちらの会見では、もっとフリーダムな感じ。
孫さんも、ユーモアをからめながら、本音を語ってくれている。
本業からはそれるけれど、
一人の人間として、日本国民として私見を述べたい、という前置きがあり。

「つい1か月前まで、は賛成でも反対でもない。
 意見がなかった、考えてなかった。
 原発があることも危険性も知っていたけど、
 意識の外だった」

と、正直に語ってくれる。
それはきっと、日本人の多くとおんなじ目線。

「無知であったことはしょうがない。
 しかし、知って行動せざるは罪である」

特に必見!なのは、お話が終わったあとの質疑応答。
孫さんが財団をつくったから、もう大丈夫、あとは彼に任せよう。
なんて、とてもじゃないけど楽観視できないような現実的な質問を、
次々に記者が投げかける。

「国家権力はあらゆる手をつかってつぶしにかかってくるだろう。
 マスメディアをつかって、ネガティブキャンペーンをはるだろう」

そんな質問に対して、

「損得勘定で言えば、損をすることもあるだろう。
 私が狙われることもあるかもしれない。
 それでも、正義を通さなければいけない時がある」
 
そして、

「(自分の力を)過信しとるんじゃないかという声があることも事実。
 だけど、できるかできんかわからんけど、やらないかんことがある」

今、孫さんが立ち向かおうとしてるのは、ものすごく大きいもの。
孫さんはすごい人だけど、たった一人で、どうこうできるほど、甘いもんじゃない。
こうして立ち上がった人を、私とか普通の一般人が、
支えてかないと、だめなんだ。

というか、孫さんは私たちのちいさな声を
大きなものに届けるための足がかりをつくってくれたのかな。

あ、原発推進って人たちだって、
ウラン燃料が有限である限り、再生可能エネを研究することへの
異論はないはずだから、こういう議論にもぜひ参加してほしいなぁ。
(孫さんの提言は、今すぐ原発全廃、ではなくって、段階的移行なので)

mai

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