« 聴いてほしいな 孫さんの話 | トップページ | まあるいレシピ~川越紅茶より~ »

2011年4月24日 (日)

知る権利がほしい

2連投、mai works のmai より。
前回からのつづきです。

孫さんの会見をセッティングした自由報道協会っていうのは、
フリーのジャーナリストたちが設立した、
「ジャーナリストであれば誰でも参加できるための会見の場」。

え?それじゃあ普通の会見って、
「ジャーナリストれであれば誰でも参加できる」わけじゃないの!?

日本では、伝統的に「記者クラブ」っていう組織が存在していて、
政府や公的団体の会見には、大手メディアの支配する記者クラブに加入してないと、
会見に参加できないってルールがある。
要するに、大手新聞社やテレビ局が情報を独占してしまえる仕組み。
(戦時中には、政府の発表を右から左へと報道する役目を果たしてたみたいだ)

その流れは、今もなお続いてしまっていて、
たとえば、枝野さんの会見にフリーの記者が参加できるのは、
週に1回、例外的に認められてるだけ。
ちなみに、この制度は日本独自のもので、海外にはないんだって。

そういえば、電力会社って地域独占で競争相手いないわけなんだし、
それでもなお、高いお金かけてCMを流すのって、
国民に「原発は安全です」って啓蒙するためであり、
マスメディアに対する圧力の意味もあるのかな。

自由報道協会に参加している岩上安身さん(Independent Web Journal)は、
3月11日から、一日も休むことなく24時間体制で、
東電や保安院の会見をネットで中継してくれてる。
メディアによる編集がされていない、生の言葉を私たちが知るための、
いわば、頼みの綱だ。

なのに、東電と保安院の会見が統一されることを機に、
保安院が取材記者の選別を行うことになって
今後、IWJは取材ができないと通達されてしまった。
おーい。
保安院は、今回のことで責任問われる立場なのに、
その立場の人が、報道する相手を選ぶって、どういうことだろう。
そういうことしちゃうと、隠したいことがあるの?って思われてもしかたないよ。

→ その後、抗議の結果参加できることになりました!

今この国では、確実に知る権利が失われつつある。
本当は孫さんの会見だって、テレビで流してほしい。
大切なこと、たくさん言ってるもの。

だけど、それがかなわない。
そんな社会であることが、なんだか改めておそろしいよ。
だって、片方の意見だけを流して、もう片方の意見を流さないって、
それ自体が、十分に洗脳になってしまう。

こういう違和感、それは推進も反対も関係なく、
みんなが「おかしい」って思うことなんじゃなかろうか。
だって、テーマが変われば、簡単に立場がくるり、と入れ替わる。
今自分が安全なとこにいたとしても、
いつその反対側になってしまうか、わかんないもん。

あれ?って思ったことには、「あれ?」って言いたいし、
おかしい!って思った時には、「おかしい!」って言える社会で暮らしたい。
言えなくなってしまってから、そのことに気付いたって、
もうどうしようもないんだから。

フランク・パヴロフの「茶色の朝」という絵本を思いだした。

こちらから、文が読めます(PDF)。

それから、マルティン・ニーメラー牧師
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」という詩↓も。

  ■

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
(ナチの連中が共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、)
私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

////////////////////////////////////////////////////
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
////////////////////////////////////////////////////

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。

(マルティン・ニーメラー牧師)

  ■

mai

|

« 聴いてほしいな 孫さんの話 | トップページ | まあるいレシピ~川越紅茶より~ »