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2011年8月20日 (土)

つながる3人展ありがとう from mai

mai works のmaiです。


110813_15187e01_3ちょうどお盆休みを兼ねてむかった「つながる3人展」。
私は初日の夕方から途中参加だったけど、
どの日も、大好きな顔や懐かしい顔にかこまれて、
なんか夢見てるみたい、だったなぁ。


でもとりわけ嬉しかったのは、最終日の14日。
計5回あったミニお話会で、
私が唯一みなさんの前で語らせてもらった日。


この日集まってくださった方は、
私を知っている人も、知らない人も、
作品ですでに出逢っている人も、そうでない人も。
でもきっとまずは共通して「スウさんの娘」が
どんなこと話すんだろう、ってきもちはあったと思うので、
私はまっさきにこう言ったのでした。


「すてきなお母さんで幸せね、
  ってたぶんこれまで一番言われたセリフだけど、
 実はこの人の娘するの、けっこう大変なんですよ」

(みなさん大笑いしてくれて、ホッ。
 ここでシーンってなったら、気マズすぎる!)


そうそう、昔から太陽のような母の存在がまぶしすぎたことや、
私もそんなふうになりたい、ならなきゃ、でもなれない、
のはざまでユラユラしていたこと。


母みたいになれない自分がもどかしくって、苦しくって、
(それがすべての原因なわけでもないけど)
「私なんてきらい」が頭ん中グルグルまわってたこと。


自分をとりまく周囲の雑音から
(って言っても、その多くは私が勝手に捏造してたんだろうなぁ)
耳をふさいでしまいたくって、
自分一人の世界に逃げ込みたくって、
mai works という名前で作品をつくり出したこと、
などなど。


そんな私にとって、ターニングポイントになったのが、
『ほめ言葉のシャワー』づくりをリクエストされたことでした。
「私なんてきらい」な私が、
自分をほめるなんて考えたこともない私が
ちょっとちょっと、どうすんのよ!って真っ青になったけれど、
母と二人三脚の作業を進める中で、
もうびっくりするくらいあっけらかんとわかったことがあったから。


「この人と私って、全然違う!」
そうなの、母は感性の人。
直感でなんとなく、で人の心をつかむ言葉を生み出せる、
○(まる)い頭の人。
だけど、私は理論の人。
これって本当にそう?これで納得できる?って、
いちいち立ち止まって、
うんうんと頭ひねんないと、言葉を生み出せない、
□(しかく)い頭の人。


母のようにならなきゃと願う私にとって、
そのことこそひどいコンプレックスだったのだろうけど、
いやいや、ちょっと待て。
自信がなくて、自分が嫌いで、って
かたくなに思い込んでる私の目には、
時に美しい感性の世界が「きれいごと」に映って、
自分が仲間はずれになっちゃったようなさみしい気もちのときも
あったじゃないか。
もしそんな私みたいな人が他にもいるとしたら、
こんな私だからこそ、伝えられることだって、あるんじゃない?


20040101_0169_2この時初めて、
そもそも、こんなに違うものをもって生まれた私が、
母のようになれるはずもなく、なる必要もなく。
お母さんはすてき、それは本当。
でも、私だってすてき、それでいい。
って、なんとなくだよ!
なんとなくだけど、思えたのでした。


そして、月光荘の画室に集まってくれたみなさんを目の前に、
ささやかながら、ずらりと並んだmai works の作品を
目のはしっこに感じ、
きっとこの日じゃなきゃ語れなかったこともあった。
私は、自分ひとり、誰もいない内の世界にこもるために
mai works を始めたのだけど、
だけどあらまぁ、気付いたら、
そのmai works は、私が誰かと出逢ってゆく、
外の世界への扉になってくれてる!


私が人前で語ることはそう多くはないけれど、
でも語るごと、毎回あたらしい発見がある。
その発見は、なにも突然ふってわいたものじゃなくって、
ずっと私の中に漠然とあったけども、
誰かに向けて語ろうと思うことで、
はじめてそれに言葉が与えられて、
ようやく自分でもはっと気がつく。
誰のためでもなく、まずまっさきに私にとって、
貴重な時間、って、ここんとこ、ひしひし感じてます。


本当はね、月光荘でお話しする気は、なかったんです。
私は、お会計したり、お茶をお出ししたり、キルトの説明したり、
そんな黒子役の方が性にあってるなぁ、って思ったから。
だけど、2日目から来てくれてた安宅お父さんが
「明日はマイもしゃべるんでしょ。3人展なんだから」
って言ってくれた、その言葉に背中押されて、
あんなふうに語らせてもらえたのでした。


暑い中、足を運んでくださったみなさん、
すてきな場所を提供してくださった月光荘のみなさん、
いっぱいお手伝いしてくれたなみちゃん、安宅お父さん、
そして、石川から妻と娘の晴れ舞台、見に来てくれた父に、
言葉にならないくらい、だけどどうしても言葉にしたい
「ありがとう」を、この場をお借りして。

* 1枚目の写真はシオン☆けいさんのblogからお借りしました。

* もう1枚の写真は、ヨレヨレになりながら帰りを待ってくれてたトレニアさん。

mai

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