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2011年9月 8日 (木)

夏休み日記

mai works のmai です。
今日は、私たち親子の夏休み日記を。

もともと燃費がいい  (=エネルギーの使い方がうまい) 母ですが、
この夏のハードワーカーぶりは、
そばで見ていても (←離れてるけど、いつもそばにいるきもち)
大丈夫かいなーと心配になるほどで、
かたや燃費悪めの私の方も、てんやわんやしている内に、
あれまぁ、夏がもう終わりだー。

もちろん充実感たっぷり、でもやっぱり人間なので、ごほうび時間ほしい!
ドトウの8月最後の出前を終わらせて、母が我が家へやってくるというので、
夏休み!どこ行く?書林房五常さん!と即日決定。
夏から秋へと季節が変わる直前に、親子で名古屋へ夏休み旅、してきました。

Nagoya1

名古屋には強力ツアーガイドのバンドエイドがいるので、
私たちはノープランのまま、えいやっと新幹線に乗ったら、あとはおまかせ。
美味しいランチをいただきながら、バンドエイドと爆笑だらけのトークをした後、
バンドエイドお父さんに個人タクシー出していただいて、
いざ、書林房五常さん!

五常さんは、全国で唯一「紅茶3部作」を置いてくださっているという、
とってもきとくな本屋さんです。
その経緯は、こちらに詳しく。

五常さんでのお取り扱いが始まったのは、今年の3月1日。
フェアも企画してくださるということだったので、
『贈りものの言葉』を完成させたら、絶対伺おうね!って、
母と楽しみにしていました。

だけどその後、3月11日の震災が起こり。
それまで進めてきた作業も、私自身の頭も、ぴたっとフリーズしてしまった時間、
はっと目が覚めたように、夢中で作品をつくった時間、
途中からは『いのちの未来と原発と』と平行作業で、
一段落する間もなく、月光荘の時間へと。

その間ずっと、五常さんへ伺えないままでいることが、
頭のはしっこでひっかかっていたのでした。
その後どうなっているかしら、もう置いてないかも……
ドキドキしながら扉を開いた視線のまっすぐ先に、
うわわ、すごいすごい!紅茶の時間コーナーが飛び込んできました。

Gojyou1_3

私たち自身、こんなにたくさん自分たちの作品が並んでるのって、
なかなか目にしたことないんじゃないか、というくらい、
それはそれはもう、立派なコーナーなのです。
あ!天井からは、ほめシャワやきもちの表紙写真が、
きちんとおめかししてもらって、ユラユラ揺れてる!

Gojyou2_2

それを目のはしっこにとらえながら、
おずおずと声をかけさせてもらった店員の方が、
社長さんの片腕であり、私たちの作品を担当してくださっているお嬢さんでした。
「mai works の中西です……」と言った瞬間に、
「あっ!」って顔ほころばせてくださって、その笑顔に私たちもホ~ッ。

その後、お店に出ていらした社長さんもご一緒に
4人でお話をさせていただきました。
なかなかお伺いできなかったことを詫びる私たちに、
社長さんの言ってくださったこの言葉が、とても嬉しかった。110829__2

「むしろ私たちの方からお礼にお伺いしなければいけないくらいです。
 こういう作品を置かせてくださって、ありがとうございます、と」

五常さんは、長いことレストランを開店されていた社長さんが、
一からご自分の手で始められた書店さんなのだとか。
なので、「売れる本」ではなく、「読んでもらいたい本」という
独自の視点を大切にして、品揃えを考えていらっしゃるそうです。

例えば、今力をいれている企画は、日本文学。
若いお客さんにも親しんでもらえたら、と
各社から出ている、古典と呼ばれる名作を一同に集めた棚を見せていただきました。
なるほど~確かにこういう棚づくりって、なかなか見かけなくっておもしろい!

そうだよね、本屋さんって、作品と読者を出逢わせてくれる場なんだよね。
当たり前のはずなのに、「電子書籍」なんて単語をあちこちで聞くようになってからは、
ふと意識の外にいってしまいそうだった事実を、
改めて、じわじわじわ~、と思い出しました。

しかも、私たちの作品は、産地直送が基本なので、
偶然目にしてもらう機会ってあんまりないのが宿命だけど、
ここでこうして置いていただけるおかげで、
私たちの知らないうちに、どなたかが出逢ってくださっているんだなぁ。

それだけでもう胸いっぱい、だったのに、
社長さんが「隣のコメダ珈琲でお茶でも……」とおっしゃってくださり、
お嬢さんとたっぷりたっぷり、放課後トークまで。

ちなみに、お隣に併設されているコメダ珈琲さんも、五常さんのお店です。
こちら↓は、コメダ珈琲名物・シロノワール

Nagoya2

もともとはお取引先さん、という出逢いだけれども、
お仕事の話だけじゃなく、きもち同士でお話しさせていただけたことが、
なんて幸せで、有り難いことだろう。
私にとっては、またひとつ、
作品が外へと通じる扉をひらいてくれたこと実感しつつ、の時間でした。

お忙しい中、お時間さいてたくさんお話聴かせてくださった五常さんのお二人、
中国から帰国して息つかぬ間だったのに、
何から何までコーディネートしてくれたバンドエイド、
お休みのところわざわざ車だしてくださったバンドエイドお父さん、
みんなみんな、本当にありがとうございました。

なんてスペシャルな夏休みの一日、ごほうび時間。
あぁ私、幸せもんだなぁ。

追伸:

五常さんで藤田雄幸さんの新刊見つけました。
奥付の日付は、私たちが伺った一日前、
しかも、通常では五常さんしていない出版者さんですが、
お嬢さんがチョイスして取り寄せられたとのことでした。
なんとびっくり!

ライオン~作品が同じ本屋さんに並んでるよ。
嬉しいね。

mai

***************

追伸:スウ母です。

五常さんでの感激を、娘がみんな書いてくれたので、私は、そうそう、そうだったね〜〜、とうなずきながら読んでます。

名古屋、というと、バンドエイドがいる街、と真っ先に思うのけど、またひとつ、名古屋を親しく思えるお店やひとがふえて、うれしい、ありがたい、きもちでいっぱい。

五常さん、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

*****

バンドエイドと名古屋駅で逢うなり、3人で団子状態ハグだった。いつも思うよ、なんと、垣根のないひとなのだろう。私も、娘も、安心して自分を出せる。

娘を小さい頃から知ってるひとたちが、一人、また一人、と今の娘を等身大で見てくれるようになってきた気が、このごろとみにするけど、バンドエイドも確実にその一人だ。110829_

そんなひとたちのおかげで、私も娘も、それぞれ程度の差はあるけど、そのまんまの自分を生きれることが、つくらない自分でいられることが、ありがたいなあ。

この感覚、銀座月光荘さんのつながる3人展の間に、何度も何度も感じたこと。
かたちにも言葉にもうまくできない、でもしあわせな感覚。しっかり覚えておこう。

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