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2011年11月30日 (水)

場の持つ力・新装改訂版

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場の持つ力・新装改訂版
(大切なこと早見表付き)

著:中西万依
装丁:mai works
2011年11月発行
A5
76ページ
¥500(税込)

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こんにちは。mai worksの maiです。

冊子づくりのことなんて、右も左もわからないまま始めたmai works。
その第1作目は、社会学部の卒業論文をまとめた
『場の持つ力』という名前の冊子でした。


生後9ヶ月の頃から、オープンハウス「紅茶の時間」という場で育った私には、
ある時は交差点のように、またある時は受け皿のように、
人と人が出逢い、交わり、ゆるやかに変わってゆく――
この「場」って、いったいなんなんだろう、
そして、「場」それ自体もまた変わってゆくのは、
一体どういうことなんだろう。
そこには、一対一で誰かと向き合うのとは違う、
不思議な力があるように思えてなりませんでした。


長年抱き続けてきたこんな素朴な疑問を、なんとか解き明かしてみたいと、
「セルフヘルプ・グループ/自助グループ」(*1)を切り口にして、
“「紅茶の時間」を社会学する”(*2)ことを試みたのが、この作品です。


*1 セルフヘルプ・グループ
・・・なんらかの困難や問題、悩みを抱えた人が

同様な問題を抱えている個人や家族と共に当事者同士の自発的なつながりで結びついた集団

*2 社会学
・・・社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズム(因果関係)を解明するための学問



と言っても、ひさしぶりに読み返してみると、
主観も感情も入りまくり、で、
とてもじゃないけど「社会学の論文」なんて言えない!
でもそのおかげか、社会学ってなに?場ってなに?な方にとっても、
どんどんと読み進めてゆくうち、
その方の日常とどこかでリンクしてくれるんじゃないかな、
なんて嬉しい誤算もあり、です。


元々が論文なので、文体はいつもと違って超まじめ!
でも、案内役のマチルダとコトリがところどころに登場して
ナビゲートしてくれますので、どうぞどうぞご安心を。


初代『場の持つ力』をつくった2006年当時は、パソコンもほとんど触れなかったので
提出した論文を縮小コピーし、
さらにそこに手書きのコメントや解説を書き込んだものを版下にして、
自分で印刷・製本までしたものだから、
文字はつぶれて読めないうえに、ホチキスは途中でとれてくる!


その後、「いのみら通信」でお世話になっている谷印刷さんにお願いして、
きちんとした冊子をつくってもらいましたが、
そちらも有り難いことに完売してひさしく。
この度、装丁と編集、それから第4章に大幅な加筆・修正をして、再登場です。


人があつまる「場」を作っている人も、そうでない人も、
(と言っても、家族や学校、勤め先、友達関係...実は、みんなみんな「場」をつくってるひとり!)
「場の持つ力」の謎解き、一緒にできたら嬉しいなぁ、と思います。

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...もくじ...

はじめにのはじめに

はじめに

序章 研究を始めるにあたって

第1章 セルフヘルプ・グループとは
    セルフヘルプ・グループを扱うことの意味
    セルフヘルプ・グループとは

第2章 セルフヘルプ・グループの持つ力
    セルフヘルプ・グループのグループプロセス1:分かち合い
    セルフヘルプ・グループのグループプロセス2:エンパワメント
    セルフヘルプ・グループの持つ力

第3章 セルフヘルプ・グループへの理解を深める新たな視点
    “カルト”との比較から見るセルフヘルプ・グループ
    自立分散システムの応用から見るセルフヘルプ・グループ

第4章 「セルフヘルプ・グループの持つ力」から「場の持つ力」へ
    セルフヘルプ・グループとアメリカ社会
    「セルフヘルプ・グループ」の持つ力」から「場の持つ力」へ

終章 「場の持つ力」から社会へ

おわりに

おわりにのおわりに

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