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2011年12月30日 (金)

贈りものの言葉

『ほめ言葉のシャワー』からはじまって、サイドブックの『贈りものの言葉』まで、3年の間、どれだけこの「ほめことば」という言葉ときもちの間を、旅してきたことだろう。

『ほめ言葉のシャワー』の冊子で、一番伝えたかったことは実は、ほめる、ではなかったんだ、と気づいたあたりからはじまった長い旅。

伝えたかったのは、そのひとがいること、生きてること、そのひとの存在そのもの、そのたいせつさをこそ、ってことだったんだ。

それはまた、成績や結果、といった目に見えるdo ばかりに焦点があてられ、一人ひとりのbeが、あまりにもないがしろにされていることへの、悲しみや痛みが底にあったからだと思う。

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お話の出前の最後にといかける、あなたが言われてうれしい言葉、というのは、文字通り、あなたご自身への、贈りものの言葉だ。

今年も、胸にしみてくる贈りものの言葉を、いっぱいいっぱい聴かせていただいた。

お一人一人が、自分に問いの矢印をむけて、一生懸命に考える、想いだそうとする、その言葉がでてくるまで待っている時間は、いつもどきどきする。

各地の出前先で、参加されたかたたちが出してくださった言葉たちの中から、いくつかをここに。
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「おかあちゃんがうれしいと、ぼくもうれしくなる」
幼稚園の保護者会で。

「ママ、やさしいよ」 え〜そお? 「うん、やさしいよ」
保育園への出前の場で。

夕焼け空を見て、「きれいだね」

「あんなに叱らなくてもよかったかな、と最近思う」と、母から。

「ちゃんと見てるひとは見てるから、だいじょうぶだよ」とおばあちゃんから。

一口食べて「うまっ!」

「やっぱりあなたにお願いしてよかった」

「お母さんは悪くないよ」

「そのまんまでいいやん」

「お母さん、一緒に逃げてくれて、ありがとう」
DVのサバイバーのかたたちとのワークショップで。

「一緒のお布団で寝よう、お母さん」
ふとんが人数分ゆったりとは敷けない一関の仮設住宅で、高校生くらいの娘さんから言われた、という言葉。

一つ一つ、宝石のような、贈りものの言葉。
ほんとにそう思っているからこそ伝わる、gift of words. あったかい、真実のことば。

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28日のラスト紅茶の時間中にかかって来たお電話は、「朗読の会」を主宰しているという仙台のかたから。

お友達が金沢の21世紀美術館で『ほめシャワ』を見つけてくださったそうで、冊子のなかの言葉を、声にだしてその会のお仲間たちと読みあったとのこと。仙台のコミュニティFMでも読ませてくださいね、と。

この日はじめて東京からやってきた大学生さんも、お話きいたらきっかけは『ほめシャワ』。木のおもちゃ・チッタさんで見つけてくれたご縁で紅茶に来てくれた。

今年も、冊子のおかげでほんとうにたくさんのかたたちと知り合えて、出逢えて。
しあわせの種をいっぱい、いただきました。ありがとうございました。

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111230_ 10月にとくべつ紅茶のゲストで語ってくれた「あかりプロジェクト」のいづちゃんが、未来蝶.netのウェブサイトで、『ほめシャワ』をはじめ、mai worksの本たちを、それはすてきに紹介してくれています。
    http://future-butterfly.net/s_life/books_1.html

未来蝶は、そのサイト自体がほんとうに中味の濃い、いい内容。いづちゃんやちいちゃん、あかりのお仲間たちが心こめてつくっているのが、どのページからも伝わってくる。摂食障害のひとだけでなく、いろんなひとにも読んでほしいサイト。

「摂食障害と暮らす」の中の、「友人・恋人・家族」というところからはいっていくと、精神科医の明橋大二さんへのロングインタビューも読めます。自己肯定感、子育ての話など、とても具体的ですごくいいです。 http://future-butterfly.net/

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