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2012年3月25日 (日)

憲法違反

Photo 昨日の NHKスペシャルで、浪江町の人たちの苦悩を追っていた。全員で村に帰るか、帰らないか。いや、その前に、帰れるのか、そもそも、除染が可能なのか、現実的なのか。

事故の数ヶ月あとと、一年経った今とでは、村長さんのきもちも、村の人たちのきもちも違う。誰も、分断されたくないのに、誰もが、できることなら帰りたいのに。

3月13日付けの北陸中日新聞で、浪江町の町長さんが、「これは殺人だろう!」と県職員をどなりつけた場面を読んだ。
事故から2ヶ月もたって、県災害対策本部の職員から、原発事故翌日と翌々日の、放射線量の高い地域の地図をはじめて見せられた時のことだ。
緊急避難で、村長は知らなかったとはいえ、人々を線量の高い地区に誘導してしまったのだ。せめて風向きだけでもわかっていれば、違う方向に避難させることが、少なくともできていたのに。

「これは、殺人だろう!」

本当にそう思う。ヒバクするとわかっていて、知らせなかった国の罪。
これって、憲法違反にならないの?
幸福追求権の第13条、生存権の25条に、違反してるように、私には思える。

15メートルの津波が予想されていたのに、その対策をしていなかった東京電力。
その他もろもろの不備、不具合も含めて、これって、刑事事件にならないの?
年金の損失をごまかしていたAIJに立ち入り 強制捜査、の報道をみながら、どうして東電には入らないの?と思う。

去年、たしか提訴されたはず、東電の社長たちが。でも国策に協力して来た企業に対して、検察も動きにくいのでは、と民衆法廷で弁護士さんが言っていた。

私には、東電のしてきたこと、今してること、も、これはゆるやかな殺人だろう!って思える。

                *****

ストレステストの一次評価は妥当、と保安院がいい、それをうけて原子力安全委員会委員長のマダラメさんがそれを了承した。ただし彼個人は、一次だけでは不十分、と昨日も言い、だけど再稼働するかどうかを決めるのは政治判断、とも言う。

報道ステーションの「再稼働、私はこう思う」で、九州大学の吉岡斉さんはこんなふうに言っていた。

           ↓

どこも安全確保できなかったのだから、野田さんだろうが政府だろうが、能力ないのに安全と言ってもらっちゃ困る。
再稼働するとなれば、それを認めた地元の自治体も責任を持つ。事故となれば、国民全体を悲劇にすることなのだから。もし何か起きれば、その市町村はなくなるだろう。
なんといってもまず、責任の所在を明確に。

          ***

「再稼働、私は」で、古館さんはいっさいコメントしない。それを視聴者に言ってからこのシリーズはスタートした。再稼働にNO,YESのいろいろな立場の人の意見を聞いて、判断するのは私たち一人ひとりのはずだ。

憲法の主語は、私たち。憲法を守る義務があるのは、国、なのだから。

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