« 「私たちに求められている覚悟」by 鎌仲さん | トップページ | 夏休みのはじめての紅茶に »

2012年7月30日 (月)

県の立ち位置

前福島県知事、佐藤栄佐久さん講演会には、会場がいっぱいになるくらい、350人ほどの方が足を運んでくださった。お暑い中、みなさん、ありがとうございました。
120630_

                   ****

国→県→市町村→住民、という、国がすべてをきめるこのベクトル、方向を、変えて行こうと思った前の福島県知事、佐藤さん。

その一つが、国の職員を県庁に入れてくれ、と言われても拒否して、1992年からは通産省/経産省などから人を入れなかった。おかげで、県独自の、原子力ムラに対抗できるだけの、原子力にくわしい職員たちを育てることができたのだという。

国からの役人が上から来ない、という話を聞いてて、石川県はまさにその逆だなあ、って何度も思った。
今の県知事からしてそうだし、原発のいろいろな申し入れで県庁に行くたび、いつも対応するのは国からきて、一時的に県の職員になってる人。県民を見ないで、国ばかり見てるのを毎回感じる。

国と県が一緒に動いたら、市町村はどうやって抵抗できますか。県こそが重要なポイントなのです。県知事には大きな力があるのですからね、と佐藤さんはくりかえし言われた。

志賀原発の直下に活断層がある、と指摘されてる今、北電は調査をはじめるけど、もしも佐藤さんが石川県知事ならどうされますか、という質問に、中途半端でなく、どこでどういう学者がどういうこといってるかを、知事の力で徹底的に調べないといけない、と。

前の日、佐藤さんに同じ質問をしたら、活断層がある、と言っている渡辺さん(変動地形学の専門家)からまず、直にくわしく話を聴くでしょうね、と言ってらした。

                  ****

さて、当事者の石川県ではどうか。県の副知事は、こういってるよ。「国はしっかり審査するというので、それを信じるしかない」、県として調査するかどうか記者たちから訊かれると、「何で県が調査しないといけない」と反論したという。

住民の側に立つか、国の側に立つか、その立ち位置とベクトルが違うと、考えも行動も180度違ってくるんだなあ、って思った。

残念ながら、住民のいのちを守ることが優先されない県に住んでる私たち。

志賀の活断層問題は、北電がよく調べました→国がそれをOKしました→なので県もそれを信じてOKします→だから町もそうしなさい、のベクトルでものごとが決められて行く気が、とってもする。

毎週金曜日の官邸前のあつまりは、もはや再稼働問題だけにとどまらないで、みんなの願いを無視する政府のやり方に、いくらなんでも黙ってられない、もうひとまかせにはできない、と名もなき人々が声をあげ始めてることなんだと思う。

きっと誰かが何とかしてくれるさ、という“原発的なモノ・コト”の価値観から、もうひとまかせになんかできない、無関心で居られない、という、“原発的でない”価値観へのシフト。

おとなしいとされてきた石川県民だって、もう、声をあげはじめてるよ。毎週金曜日夜の北電石川支店前の、6:00からの集まりもそのひとつ。

27日、4回目のに参加した律子さんが、その日のブログで参加した感想をこんなふうに。
        ↓
http://ameblo.jp/hamanasubunko/

                     ****

Photo あさって水曜日、8月1日の紅茶では、2:00〜「内部被ばくを生き抜く」のミニミニ上映会をします。いまんとこお申し込みはたった一人だけど、それでも、します。参加費は500円なり。

|

« 「私たちに求められている覚悟」by 鎌仲さん | トップページ | 夏休みのはじめての紅茶に »