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2012年7月21日 (土)

何でもない日の、 クッキングハウス

16日の17万人集会の日は、東京泊。
汗とほこりをおとして、服も全部洗濯して、夜は爆睡。
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翌日は一日フリー。こんな時こそ、クッキングハウスでランチ。

いつもはお話の出前だったり、コンサートや勉強会だったりで行くので、こんなふうに、なんでもない日のクッキングハウスに行けるって、かえって新鮮。

紅茶の時間も、たまにひらく「とくべつ紅茶」と、毎週の何でもない「ふつう紅茶」がある。
でもその場本来の意味は、きっと、なんでもない日の積み重ねの中にあるんだろう。
そう思ってるから、ふつうのクッキングハウスに行けるってことが、なおうれしいのだ。顔なじみのメンバーさんたちとも、ゆったりと何気ない話ができるし。

いつもよりすいてるクッキングハウスで、ゆっくりランチをして、そろそろティールームに移動してお茶でも、と思ってたとこに入って来たひと、あらま!織座農園の典子さん!

わが家は月に一度、織座さんの野菜をとどけてもらってるけど、クッキングハウスには2週に一度のお届け。それも通常なら先週配達のはずが、都合でこの日になったというから、ものすごいシンクロだ。

前日の奇跡の出逢いに続き、これまた奇跡な再会。遅めのランチをする典子さんと、去年9月以来の語りあい。
9月の時は、調布で「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会があって、その主催をクッキングハウスとともにしたのが、織座さんでもあったんだ。

長野県八千穂村で、さまざまなひとたちと一緒に汗水たらして有機のお野菜つくってる典子さんに会うといつも、生きることの背筋が伸びる気がする。
この夏は、水をやってもやってもトマトの若葉が枯れてしまうほどの暑さだそうだ。

今年12月15日のクッキングハウス25周年コンサートでの再会を約束して、私はここから歩いて3分のティールームへ。

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メンバーさんたちのお茶の時間はもう終わってた。
残ってたR子ちゃんが、きのうの集会はどうでしたか、と訊いてくれたので、「さようなら原発 17万人集会@代々木公園」のミニミニ報告会をその場で。原宿の街にはためかせたピース旗も、ティールームにひろげて。

その間、二人のスタッフさんは厨房でなにやらずっと手を動かしてた。みんなが帰ってもまだ仕事は続いてる。訊けば、明日、ソフトバンク本社@汐留の社員食堂の前で、いくつかの共同作業所でつくっているクッキーやケーキの即売会があって、そこにクッキングハウスも参加するのだという。

ソフトバンク!去年の春以来、経済人としていち早く、原発に対してもの申し、自然エネルギーにシフトすべき、と実際に行動もおこした孫さんが社長のソフトバンクの、社員食堂前に出店とは。

もうよろこんでお手伝いしちゃう!
袋詰めしたパウンドケーキを真空包装する。賞味期限のはんこをおしたシールを裏に貼る。さらに何個かセットしたものをラッピングする。さらにそれを、明日の持ち運び用の大型キャリーバッグに、ぎっしりふわっとこわれないようにつめこむ。

こんなこまごました地味な手間ひまかけて、やっと製品になるのだねえ、これが日常の一部なのだねえ。そのことをほんのちょっとでも疑似体験させてもらえた、何でもない日の、これこそ大事なひとこま。

ちょうどそんな時、松浦さんからティールムにお電話、今、帰りましたよ、と。私がいることを知ってお電話ちょっと代わったら、“ばるとさんごく”に行ってました、とのこと。
松浦さんはよくお芝居を見にいかれるので、この日もそんな題名の劇を見てらしたのかなあ、と思ってたら、いやいや、バルト三国、つまり、エストニアとか、エリトリアとか、それからさらに足を伸ばしてフィンランドまで旅してた、とあとから知ってびっくり。

袋詰めが一区切りついて、スタッフのIさんとTさんが、「スウさん、ちょっと休みませんか、こっちの畳のスペースで。メンバーたちもよくここでひと眠りするんですよ、きのうからきっとお疲れでしょ」と、声かけてくれたので、遠慮なく、ティールームの畳スペースでちょっと横になってみた。

私を昔からよく知ってる人にはもうおわかりだよね、もちろん、すぐに、ちゃんと、寝ちゃった私。目をさましたらもう外は真っ暗。スタッフさんの一人はまだお仕事の続きだった。

翌日のソフトバンクでの商売繁盛を祈って、ティールームを後にして、東京駅へ。その夜のバスのなかでもいつも以上にしっかり眠れた。
このようにどこででも眠れる特技のおかげで、比較的、省エネ低燃費であちこち動ける私らしい。

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何でもない日のクッキングハウスの中に、いくつもの大中小ドラマがあり、一人ひとりの人生模様があり。
何でもない日の紅茶にも、やはり毎週そういうことがあって。
うれしいことや、やさしい言葉や、悲しいきもちや、解決などしない悩みも問題もまたあって。

何でもない日を生きることが、生きてる、生きてく、ってこと。

東京から帰ったある日、すべき仕事の合間合間に、2日がかりでピース旗にあらたな文字を縫い足した。

「原発0で暮らしたい」、と、「peace 9」の文字がふえた私のピース旗、new versionをどうぞご覧ください。

こんなふうにちくちく縫い続けた何でもない日は、もうそれだけでうれしい日だ。

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