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2012年8月 3日 (金)

夜明け前コンサート

枕元で目覚ましの鳴る時刻は、4時半にセットしてある。たいていすぐに目が覚める。

そして私はいつもうっとりするのだ。まるで夢みたいに美しい音楽が聴こえてくるので。

差し迫った仕事がある時はそのまま起きだすけど、ここんとこ、そうはさし迫ってないこともあって、その美しいBGMを聴きながら、つい、二度寝してしまうことが多かった。

今日はなぜか3時過ぎに勝手に目がさめた。
外はまだ真っ暗、そして静寂。何の音も聞こえない。
よしっ、今日こそ確かめよう、と3時半から起きて、待ち構えてた。

すると、4時25分、沈黙をやぶって、りりりりりりりりり、、、、りりりりり、、、、りりりりりり、、、と聴こえてきた。そうか、あの夢のようなやさしい音楽は、鈴虫たちの羽音だったか。

いっとき同じ調子のりりり、、、の合奏が続いたと思うと、もっと高い音の透きとおったりりりり、、、が、遠くから、そして今度はびっくりするくらい近くから、大きく、まっすぐに、りりりー、りりりり、、、と響き渡る。

15分すると、今度はそこに、ジジジー、、ジィー、と、蝉がまじった。
鈴虫と蝉の競演だ。

しばらくして次はうぐいすが、雑木林の奥から参加してきた。
ピチュピチュピチュ、、、と、これはシジュウカラかな。
トウキョウトッキョキョカキョク、、、のホトトギスも。

まだすっかりは明けきらない朝の、雑木林のオーケストラつき混声合唱団。
こんなことが毎朝毎朝、この季節にはくりかえされていたのか、、。

虫たち、鳥たち、入れ替わり立ち替わり、自分の出番をバトンタッチしながら、真夏のコンサートはえんえんと続く。

お昼過ぎの今は、何種類もの蝉たちのコーラスだ。
夕暮れになれば、ヒグラシの出番がくる。

そうやって、季節は毎日すすんでいくのだね。

この夏、せいぜい心して耳を澄まそう。
二度とない今日という日の、音を、声を、聴こうと思う。

東の窓から見える、クヌギとウワミズザクラの葉の間を吹き抜ける緑の風を、あなたにも。

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