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2012年11月 4日 (日)

11月3日、岐阜9条の会で。

3日、朝6:30に安宅お父さんにお迎えにきてもらって、ちきゅうキルトとかざぐるまフレンドシップキルトを車につんで、わが家を出発。
途中、北陸路から岐阜へと、地味だけど味わい深い紅葉を眺めつつ、約3時間余りかけて、岐阜の市民会館へ。

アーサービナードさんの講演会にあわせて、岐阜9条の会は会場で平和のキルト展を。そこにちきゅうとかざぐるまを、と声をかけてくださったのです。

121103_ 市民会館にはいった真っ正面のところに、2階からキルトをかける作業に、安宅さんとまあさんが早速とりかかる。

事前の下見にきた安宅さんが、これだけひろいスペースがあるなら、かざぐるまはもう一枚あった方が、といってくれてたのが、予想通り。121103__2

2枚のキルトにはさまれてあるのは、「何が起るの お母さん」のキルト。川越紅茶のジュンコさんのご両親が、ちょうど私たちがかざぐるまをつくっていた頃、つくっておられたというキルト。

ミチコさんのちきゅうキルトも含め、ここにかざられた4枚はどれも1980年代の最後あたりにつくられたもの。
しかもその頃はまだ、川越のジュンコさんと私は出逢ってもいない。だからもちろん、彼女のご両親がそんなキルトを縫ってらしたことも知らなかった。

こんなふうに、岐阜9条のおかげで、4枚のキルトが一堂に会して、この日の参加者のみなさんをお迎えし、見ていただけて、ミチコさんも私たちも、どんなに有り難く、うれしかったか。

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121103__6 名古屋からバンドエイドこと坂東さん。東京から松田はったん。会場のロビーで、石川からの私たちとゆかりの人間たちもキルトを背にして一堂に会す。

バンドエイドは岐阜でアナウンサーをしていた時代があって、その頃のお仲間が今日の群読の舞台にも立つとのこと。

そもそも、岐阜9条の会とちきゅうキルトを結びつけてくれたのは、はったんだ。

去年からちきゅうのフレンドシップキルトづくりにとりかかっている浦和の幼稚園に、はったんが行き、キルトのつながり物語を文章にしてくれて、その一枚が、はったんのふるさと岐阜の、それも岐阜9条の会の浅井さんに、「ほめ言葉のシャワー」の冊子とともに届いたおかげ。

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会場には他にもこんなすてきな平和のキルトが展示されてたよ。
                 121103__3121103__5 そして、松井エイコさんの紙芝居「二度と」も。

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ビナードさんの講演会に先立って、ビナードさんの作品の中からふたつを、高校生からシニアの方たちまで、総勢66名で群読。(66の数字は、憲法施行66周年の今年にちなんで)

ベンシャーンの第五福竜丸にビナードさんが文章をつけて絵本にした「ここが家だ」と、ボブディランの歌「Forever Young」に、ビナードさんが訳詞をつけた「はじまりの日」。

後ろの大きなスクリーンには、絵本の頁が大きく映し出されてる。こんなふうにして会場の全員で絵本を読む、という体験ははじめて。

岐阜の高校生たち14人のまっすぐな声、66人の迫力ある群読。みんなを指揮する浅井さんが、この群読の舞台の企画、構成、これだけの大所帯の、群読指導までしてる方だった。この日にこぎつけるまでさぞかし、山あり谷あり、だったことだろうな。

このステージそのものが、そのあとからお話をされるビナードさんにとって、なんとも新鮮な贈りものだったろうし、観客の私たちにとっても、こころがどんどんひらかれていく、すばらしい舞台のひとときになった。

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ビナードさんの講演のタイトルは、「平和の利用法」。
詩人ならではのするどい感性、言葉の選び方、切り取り方。時に辛辣に、言葉のナイフですぱっと切り裂かれるような気もするほど。

日本語も英語も、言葉は、みんなの恊働作業で作り上げられ、分かちあわれてきたもの。その言葉の道具箱の中からどれをとりだし、本物の言葉がもつちからを、いかにとり戻していくか。それは、ビナードさんにとって、たえず真剣勝負のたたかいなのだろう。

始めは関係ないかのように思えていた言葉と言葉とが、最後の最後、まるでジグソーパズルのピースがぴたりとはまるように、見事におさまった。

「平和の利用法」とは、平和という言葉の、ペテン式使い方による、核の利用法のお話だったのだ。

岐阜に行く前の日、東京のきやさんが贈ってくれた絵本は、ビナードさんの新作、「さがしています」。
広島に遺された14の遺品たちが、14のかたりべとなって、さがしているひとのこと、もののことを、ビナードさんという“通訳”を介して語っている。
そのご本に、サインをしていただいてきたよ。

ビナードさん、来年6月、金沢で講演されます。ある会のお使い役で、実はそのお願いもしてきました。

講演会後の懇親会にまでまぜていただき、私たち3人+みちこさんのみんな、こころにいっぱい大事な贈りものをいただいた充実感で、家にもどったのは真夜中ちかくだったけど、なんともしあわせないちごいちえの一日。

そうそう、9月のいしかわピース9フェスティバルでも歌ってくださった笠木透さんと増田さんも、ビナードさんのお話ききにみえてて、会場でおあいできたし!(はったんと笠木さんは古くからのお知り合いでもあり)

岐阜9条の会のみなさん、ありがとうございました。
はったん、バンドエイド、きやさんにも、ありがとう。

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