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2013年7月 3日 (水)

ふつう紅茶の、何でもない日の、とくべつ

7月初めの水曜日。雨の日の、少し肌寒いくらいの、ふつう紅茶。

2時すぎまで誰も来なかったので、「いのみらリーフレット」の一ページにちきゅうキルトの写真をはる作業、「ほめシャワ」の封筒にテープをはる作業に専念する。

ちょうどその作業を終えたあたりに、先週のほっとらいんさんコンサートには都合でこれなかったYさんが来て、どうだった?よかったでしょうね、と訊いてくれる。
そういえば、私がどこか遠くの出前から帰った後の紅茶でも、Yさんはよくそんなふうに訊くなあ。

先日の川越紅茶での「大丈夫。」の映画会のことも、どんなだったか、聴きたかったらしい。
川越にかぎらず、もっと前の出前話も、お土産話を楽しみにしてくれてたらしい。

だけどたまたま、その日その時の紅茶に初めての人が来てたり、別の話題が先にでていたりで、ここ何回かはずっと聴きそびれてたのだって。
それでなんだかもやもやしてたんだ!って気づいたのだって。

映画「大丈夫。」の中の、細谷亮太先生の言葉、トークでの先生の言葉。
まだ紅茶のブログにupしてないけど、あの日に感じたこと、こころに残った言葉、川越紅茶仲間のすてきな仕事ぶり、などなど、Yさんみたいに聴いてくれる人の存在があるから私も話せて、それがうれしいんだな、と、私自身、話しながらすごく思った。

おうちにいることの多いYさんにとって、お土産話はこころのごちそうみたいなものらしい。そこから学べることもたくさんあるのだって。ブログで読むだけより、もっとリアルに伝わってくることがあるから、とも言う。

そうなんだね、私もまた語ることで、その時々の出前で学んで来たことがまた深められて,自分のものになっていく。
そういう相互作用のぐるぐるが、私にとっての学び。紅茶の時間が、Yさんにとっても私にとっても“学校”っていうのは、つまりそういうこと。

                   

Photo

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この日は、「100万人の母たち七夕プロジェクト・金沢篇」の一人でもあるTさんが、娘さんと一緒に紅茶にやってきた。
紅茶にいた人たちがそれぞれ、七夕の短冊に願いを書く。その短冊は7月7日に、首相官邸に届けられる。

Tさんは原発のことや、中央公園の木のことでもいっぱい活動してるお母さん。
ビナードさんのお話や、津幡での憲法学習講座などで、いま、とても憲法に関心持っている。
さっそくベアテさんの本「1945年のクリスマス」や、「ベアテの贈りもの」の映画のパンフレットや、井上ひさしさんの「子どもにつたえる日本国憲法」など、紅茶の本棚から借りて行く。

紅茶にはじめてきた彼女の若い娘さんは、「ほめシャワ」の冊子をみつけて、あ!ってびっくりした声。名古屋の大学に行ってた時、大学の図書室でこの冊子と出逢ってたという。

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Photo_3 そこにあらわれたのが、五分丈の青いパンツにサングラス、ブルーのシャツ、と若々しいファッションの五郎さん。
先日のほっとらいんさんコンサートにも来てくれて、その時には混んでて話せなかったきもちを、はやらないふつう紅茶の日に伝えに来てくれたんだ。

詩をひとつ、朗読するので聴いてください、と五郎さん。

「かかわらなければ、このいとしさは生まれない

 かかわらなければ、どのひとも路傍の石

                ・・・・・・

 1000の中からたった一つを選んで、999を捨てていく

                           ・・・・・・」

それは、五郎さんが紅茶の30年のことも織り込みながら書いたらしい、84歳の五郎さんの、生きてきた哲学みたいな、長い詩だった。五郎さんの感性、言葉の重みに、胸がいっぱいになった。
それを、まあさんと私と、たまたまこの日この時紅茶にきてたTさん母娘とで聴けたんだ。

五郎さんの朗読を聴いてたら、紅茶にははじめての若い娘さんに、私も歌を聴いてもらいたくなった。憲法の話がでてたばかりだったので、13条の歌「ほかの誰とも」を。

そうしたら、Tさんが返歌のように、「今度は私の朗読を聴いてください」といって、ノートに書き写してた憲法前文の高知弁バージョンを読んでくれた。福島弁バージョンのも、あわせて。

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はやらないふつう紅茶の日の、何でもない時間の中の、とくべつライブ。

お土産話がこころのごちそうなんだっていう発見もふくめて、こんなとびきりのひとときを過ごせた時はいつも、おおいいなる方に祝福された時間だったな、って思う。

Photo_2


 


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