« バンドエイドのがま口塾ブログ | トップページ | 21回目の賢治の時間 »

2013年11月 8日 (金)

認知症カフェ・トマリギ+24日のお知らせ

「認知症カフェ」

って、福井の「みんなの保健室」から出前紅茶にきてください、とお声かけてもらうまで、まったく耳にしたことのない言葉だった。

発祥の地、オランダには、国内にいくつもの認知症カフェがあるという。
認知症の人やその家族が、気軽にたちよって、相談したり、介護の情報を得たり、交流したりできる場所、としてはじまったこのカフェ、日本でもすでに各地にこんな場所ができつつある、って初めて知った。

11月4日のこの日は、福井駅前アオッサでの、一日限定、認知症カフェ「トマリギ」。

認知症の人やその家族だけでなく一般のひと、誰もがふらっと来て、楽しい時間を過ごしながら、認知症についての理解を深めてもらう、というのを目的に、7月、9月、とひらいてきて、今回の11月で3回目。

                *****

認知症について知りたい人も、おいしいコーヒーでくつろぎたい人も、どうぞ来てください、というカフェ・トマリギ。

131104_ 朝のオープニング(こんなふうにテープカットの場面もあったよ)から夕方の閉店時まで、私もずっとその場にいて、本当に楽しい、そして充実した時間をすごさせてもらった。
まさにこれから先、もっともっと必要になってくる場だなあ、と感じながら。

エプロンしてるのが、トマリギ店長の里さん。この日も、認知症サポーター養成講座でお話をしてくれた。

その時間内に、今は施設に入所されてるお母さんのお話をしてくれたのが、息子さんであるHさん。

Hさんが、認知症であるお母さんをうけいれられるようになるまでに、約10年かかったという。
今は、母を母としてみることができるようになりました、と、めっちゃすてきないい表情で笑っている、お母さんの写真を見せながら話してくださった。

トマリギ店長の里さんが、認知症はまだまだ謎なぞだらけの病気。また、誤解もとても多い。でも、その謎解きをしていくことが、介護する人にとってのあらたな感動でもあって、というようなことをお話してた。

実際の介護の過程を話してくださったHさんのお話の中にもいっぱい、謎解きとその感動があったなあ。

ご本人以上に、向き合う人が、認知症をどうとらえたら、そのひとをそのひととして、beで見られるようになるだろう、受けとめられるようになるだろう。

そのためにも、一人だけで向きあおうとしないこと、認知症を知ること、社会とつながってくこと。
その入り口の一つが、家族会だったり、カフェ・トマリギだったり、「みんなの保健室」だったり、するのだろうなあ。そんなことをリアルに感じさせてもらえるお話タイムだった。

             *******

131104__2 クリスマスツリーのあるひろいホール空間には、いくつもの丸いテーブルが置かれ、個人的にちょっと相談したい人は、スタッフの誰かに声をかけて、1対1で話を聴いてもらえる。

テーブルの紙コップには、認知症まめ知識のリーフレット。このテーブルで、格安コーヒーもドリンクも飲める。(同じアオッサ1階にあるほんとのコーヒー屋さんが出前してくれる)

血圧はかるコーナーもあり。ちなみにこの日の私は150と79。いつもよりちと高め。次にお話する出番がちかづいてたので、ちょっと緊張してたかな。

         *****

私の話は午後の1時間半を使って。

もちろん私に認知症に関してのお話はできないので、いつものように、
・紅茶ってこんなとこ、
・何にもしてない紅茶の、してること、
・居る、在る、のbeは、何ができるできないのdoの、まず土台としてあること、
・ほめ言葉のシャワーの話、
・会場のみなさんに参加してもらっての、ほめシャワのワーク。
・最後に、あなたはほかの誰ともとりかえることのできない存在だよ、と感じてもらう歌、「ほかの誰とも」を、あの大きなクリスマスツリーの前で。

                    *****

福井に行く前は、不特定多数の人が行き来する、商業施設的な場所のオープンスペースで語る、ってなかなかに難しいだろなと思っていたけど、話を聴いてくださってる方達の集中度が高くて、とてもいい空間になってた。

「みんなの保健室」のスタッフさんたちが、きっといろいろなところへ、熱心にお知らせだしておられたんだろう。
何気無くお買い物に来た人も、何かやってるな、何だろ?と立ち止まって、途中から参加人数もふえ、というあたり、それこそオープンスペースならではのよさ。

そういうことも含めて、新栄商店街にある「みんなの保健室」という場所から、さらに街に出かけていってあらたな人とつながる、アウトリーチの大切さをいっぱい感じた一日だった。

Photo

トマリギ店長の里さんも、みんなの保健室代表の内山さんも、保健室の母体であるオレンジホームケアクリニック(地域の在宅医療を応援するクリニック)の紅谷先生も、トマリギのスタッフさんも、みなさん、若くて、笑顔のきもちのいい人ばかり。
一日そこにいて、だからとってもきもちよかった。

あ、そうだ!
この認知症カフェ・トマリギさんに、紅茶の時間に、逆に出前カフェしてもらうのはどうだろう!この日のカフェでお話してくれたHさんにも来ていただいて。

ふと思いついたそのアイディアをその場で話すと、里さんも内山さんも大賛成。

というわけで、おそらく来春、認知症カフェ・トマリギ in 紅茶の時間(と、このタイトル見ただけで、なんだかわけわかんなくて楽しそう)をすることに!

紅茶ではこれまでも、からだとこころのギヤチェンジ、と題しての更年期障害のお話や、クッキングハウスの松浦さんから、心の病気のお話などなど、ゲストからいろいろお話きいて仲間たちと学んできた。
認知症カフェのお話もまた、必見、もとい、必聴!のテーマ。

                    ****

私は今週も、子育てグループへのお話とワークの出前で福井にいくので、その帰りに、「みんなの保健室」にもお寄りして、逆出前話の続きをしてこよう。

必聴!のお話といえば、こっちも。
        ↓
11月24日(日)、とくべつ紅茶で、
「はればれとおおらかに、オシッコとウンコの話」と題して、
小松から、いのちにやさしいまちづくり・ぽぽぽねっと理事長の
榊原千秋さんをゲストにお招きして、お話を聴きます。

2:00〜5:00 @紅茶・水野宅 参加費500円
お問い合わせは水野まで tel:076−288−6092

榊原さんは、もと保健師さん。いまは金大の看護の先生。
看護、介護、こころのケアのプロ。パワフルだけどとってもあったかい、すてきな生き方してるひと。人と人をつなぐ名人。

そもそも、みんなの保健室の母体であるオレンジホームケアクリニックの紅谷先生を知ることができたのは、コンチネンス(きもちのいい排泄の状態、という意味)協会の北陸セミナー(榊原さんが、北陸の支部長さん)で、榊原さんが紅谷先生をよんでくださったおかげ。

ああ、ここでもまた、ぐるぐるぐる、と人がつながっていくね。

というわけで、24日もどうぞ、紅茶にいらしてください。
みんなでオシッコとウンコの話を聴きましょう、それもまた、人間が生きる基本のことだからね。

|

« バンドエイドのがま口塾ブログ | トップページ | 21回目の賢治の時間 »