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2013年12月27日 (金)

もういちど、ほのかな、かすかな希望

12月6日の夜、圧倒的な数の暴力で秘密保護法案が国会をとおったとおもったら、時計が早回りしてるかのようなスピードで(いや、猛スピードで時代が逆戻りしてるのか)、共謀罪、韓国軍への銃弾供与(来年早々にも、武器輸出禁止をゆるめようとしてるのの先取りか)、辺野古埋め立てを沖縄県知事が了承、安倍首相の靖国参拝などなど、私個人のささやかな願いとはまったく逆方向に、日本は突っ走ってる。

それでも必死に、私なりのかすかな希望をみいだすとしたらーー。 
このことは前にも一度かいたけど、年の終わりに、ここでもまたもう一度。

これまでまったく政治に無関心だった人が、今回の安倍内閣と与党のあまりの横暴ぶりに、逆説的にだけどはじめて、すごく大事なことに気づいた人もいたのじゃないだろうか。

もしかしたらこの国って、主権在民の国だったの? 
国の主役は、ほんとうは国民のわたしたちだったの? 
わたしたちには、憲法に保障されている「知る権利」というものがあって、それが、とりわけ3.11以降、踏みにじられてきたことに、これから先もっと踏みにじられてしまいそうなことに、みんなこんなに怒って、反対していたの?と。

政府のやり方があんまりにもひどかったものだから、それが誰の目にもわかりやすく見えて、それで自ら行動を起こした人たちがこんなにいっぱいいた、ということ。

それは、私のかすかな希望。

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110324_ 12月10日の紅茶ブログにこのようなことを書いて、数日たって読み返した時、あ、これっていかにもSST的発想だ、と気がついた。

いまある状況の中から、なんとか一つでも、いいこと、いいところを探す、今できているいいとこを見つけだす。
今見えていることの見方をほんのすこし変えて、ほかの考え方ができないかどうか探る。

これって、クッキングハウスに通ってずっと学び続けているSSTの、それを地元でも実践し続けてるコミュニケーションワークショップの、根っこのとこにある大事な視点だ。

学んですぐに何かわかったり、変わったり、ということはあまりないけど、長年続けてるうちに知らず知らず、こんな変化が自分の中に生まれてくるものなんだ。

学び続けるってきっとそういうこと。

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親しい人から、「このままでは戦争になって、大切な人たちが戦いに巻き込まれていくのではないかと超不安です。どうやって意思表明して、周りにも共感の輪が広がるか。そのためにはどうすればいいのかわからなくて、悶々としています」というメール。

同じ想いで、動けなくて、どうしようもなくて、悶々としてる人が、きっと数えきれないほどいる。伝え方を知ってる人や、伝える道具を手にしている人のほうがずっと少なくて、ハラハラしながら見てるしかない人が、いっぱいいっぱいいるはず。

いったいどのようにしたら、この問題だらけのおそろしい法律を廃止に持っていくことができるのか、誰も明快な答えを持ってない。
だからこそ、その不安を口にしていって、どうしてこんなに不安に思うのか、自分のきもちをまわりの人に語っていくしかないんだと思う。

法案が衆院を通過した時、「国民は消費税のような暮しに直結したことは忘れないが、こういうことはじきに忘れるから」と発言した与党議員がいたこと、前にも書いたけど、自分もふくめて、多くの人が忘れないでいるためにも、やっぱり言い続けるしかないよね。

憲法や平和や戦争を語る、自分なりの言葉を持っていて、それで相手と意見を交わし合うということ、私たちはこれまであまりにもしてこなかったけど、下手でもつたなくても、言葉にするしかない、黙って見ててはもういけないんだ。

私のまわりには幸い、想いを共有できる人たちが、少なからずいる。

でも、今これから大事なことは、共有できる人たちとだけの危機感の共有では全然足りない、と自覚すること。

景気のよさ(ほんとにほんとうなの?)につられて今の内閣を支持するひとが多い限り、この流れー「積極的平和主義」というまやかしの名前の、時代錯誤の軍国主義化は、とまらない。

支持率、という漠然とした、それでもちからをもつ巨大なかたまりが民意だとするなら、その支持率を製造してるのは私たち一人ひとりなのだと自覚すること。09

秘密保護法が通った後のすさまじい逆戻りの流れがここまで来てても、この法が自分には何の関係もない、と思ってる人たちにどう伝えていくか、関心持ってもらうか。

そのことにこそ、来年はもっとちからを尽くさないといけないのだろうな、と思っています。

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