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2013年12月18日 (水)

バーナムの森は動いた

数年前の秋、能登の中島演劇堂で演じられた、仲代達矢さんの「マクベス」。

この演劇堂は、舞台の奥の扉が観音開きでひらき、うしろの森も山も風も、借景の舞台となって圧倒的な迫力をかもしだす、演劇のためだけに特別につくられた舞台。
(この演劇堂のことは、つい先日、12月の「鶴べえの家族に乾杯・七尾篇」でも紹介されていたから、ご覧になった方もいるかも)。

マクベスの舞台では、劇の途中でとつぜん後ろの扉がひらき、森の奥から、8頭の馬と兵隊たちとが、ずんずんずん!と舞台に向かって前に進み出てくる。ものすごい迫力の舞台。

その動いた森が、バーナムの森。
弁護士の海渡さんが、岩上安身さんのインタビューにこたえて、秘密保護法を巡る今回の市民のうごきを、バーナムの森にたとえている。

               ******以下は、そのインタビューの一部。

シェイクスピアの戯曲「マクベス」で、スコットランド王マクベスは、「バーナムの森が進撃して来ないかぎり安泰だ」との魔女の予言を聞き、森の木が進軍することなどあり得ない、と高を括っていた。

 しかし、木の枝を隠れ蓑に進軍するイギリス軍を見た兵士から、「バーナムの森が向かってくる」という報告を受けたマクベスは仰天し、自暴自棄になってしまう。

 12月6日、秘密保護法が参議院本会議で採決され、投票総数212、賛成130、反対82で可決、成立した。元日弁連事務総長の海渡雄一弁護士は、成立直後「バーナムの森は動いた」と題した檄文を発表。いくつかの問題点を提示したうえで、「明日から、この法律の廃止を求める活動を直ちに始めよう」と訴えた。

 12月9日に岩上安身の緊急インタビューに応えた海渡氏は、「安倍総理は『国民は馬鹿だからすぐに忘れるだろう。後は経済対策とオリンピックだ』と高を括っていたのだろうが、この政府与党の暴挙によってバーナムの森は動いた。彼らはこれから政権崩壊の日が近いことにおびえなければならない」と語った。

 そして今後は、この法案の成立過程の全貌を明らかにすること、国民が覚えていること、忘れないように定期的に集会を開くことなど、継続的な努力が必要だと語った。

                *******

もっと詳しく、このあとのお話を知りたい方や、
インタビュー動画を見たいかたはこちら。
      ↓
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/115742

どうやって、だれが、この法案をほんとうにおしすすめてきたのか。
本当にそれを知りたいと思う。

私たちがひるまないこと。
覚えていること、わすれないこと、行動すること。
継続すること。
そして、願わくば、
これまで、自分たちと政治は関係ないさ、と思って来た人が、いや!これは自分ごとだ、と感じとって、動きだすこと。

意志ある、バーナムの森を、育てよう。
Photo

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