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2014年1月26日 (日)

考えることをやめない

もう承認しちゃったんだから、いまさらどうこうもない。

通っちゃったんで、言ってもしょうがない。政府が必要だというのだから、様子を見るしかない。

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上は、沖縄県知事の辺野古に関して、名護市長選に反対の現職が勝った後に言った言葉。
下は、あたらしく日本公共放送の会長になった人の、秘密保護法に関して問われた時の言葉。(ひどすぎる!)

どちらも、考えることを放棄しているポーズをしている。(ポーズじゃなかったりして!)

どうせ。いまさら。しょうがない。何やったって。
だからもう考えることをやめなさい、と言ってるように思える、こういった言葉の数々。

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110403_ ハンナアーレントの言葉を思い出そう。
イスラエルのアイヒマン裁判を傍聴したハンナが、アメリカにもどって大学で講義をした、
8分間のスピーチの中の言葉。

「世界最大の悪は、平凡な人間が行う悪なのです。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない、人間であることを拒絶したものなのです。そしてこの現象を、私は“悪の凡庸さ”と名づけました」

「人間の大切な質、とは思考する能力。思考ができなくなると、平凡な人間が残虐行為に走るのです」

「思考とは、自分自身との静かな対話。
思考がもたらすのは知識ではなく、善悪を区別する能力。美醜を見分ける力。
私の望むのは、考えることで人間が強くなることです」

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