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2014年2月28日 (金)

1日は、むぎわらぼうし+2日は、「100人の声・命を読む」

2月には、ウクライナを取材された北陸中日の中山記者さんのお話をお聴きした、平和サークルむぎわらぼうしの3月例会

3月1日(土)10:00~12:00 近江町交流プラザ研修室1 参加費300円

~映画「標的の村」は訴える~
   石川県内9ヵ所連続上映会発起人 赤井朱美さんのお話を聴く

・・・・・赤井さんから

沖縄県国頭郡東村高江は、緑豊かな人口150名の小さな集落です。集落を取り囲むように1957年以来、米軍北部訓練場があります。
北部訓練場には、22か所のヘリパッドがあり、住民は爆音や墜落の危険にさらされてきました。そこへ、新たに高江を取り囲むようにオスプレイのヘリパッド建設が7年前から始まりました。
住民に何の説明もなしに始まり、国は反対する住民を嫌がらせと住民運動の分断を目的に裁判(スラップ裁判)を起こしました。

映画は、ヘリパッド建設に反対する住民の粘り強い闘いを描きながら、民意を無視する「日本」というこの国の形をあぶり出しています。この映画は、マスコミが報じていない、沖縄県民に襲いかかってきた不条理の大きさと県民の怒りと悲しみを訴えかけてきます。

沖縄の闘いは、国だけではなく私たち本土の人間に対する闘いであることを痛感します。
今この映画を観て、本土に住む私たちは何をしなければならないのかと考え、石川県内で広く自主上映運動を起こすことにしました。

赤井さんは、 元石川テレビドキュメンタリー制作者
 珠洲原発で反対する漁師らの暮らしや電力会社、国の原発推進政策の実態を追った「能登の海 風だより」、 国策として行われた戦後移民政策を批判した「流転~南米へ渡った民の記録」、 金森俊朗先生が担任するクラスの2年間を追った「いのち輝いて」などを制作されました。

「標的の村」の自主上映は、3月22日金沢、23日加賀、4月5日には津幡町でも。
くわしい日時は、追ってまた。

           *****

3月2日(日)、朗読公演「100人の声・命を読む 〜命の尊さを伝えたい〜」
主催:100人の声・命を読む実行委員会
@金沢駅前の県立音楽堂交流ホール(地階) 
入場無料 11:30open 12:00〜5:30
120222_

小学生からおとなまで、一人ひとりの違う声で、
えんえん6時間近くにわたっての、実際には110人の声による、大朗読会。
東日本大震災発生の午後2時46分には、会場で黙祷を。

「100人の声」の朗読公演は、今回で3回目。

今年ははじめて、私も読み人として参加。
憲法13条のうた「ほかの誰とも」の、5分バージョンかき起こしを読みます。
出番はたぶん、1時から2時の間。

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覚悟が要るんです、と阪田さん+「茶色の朝」朗読会

集団的自衛権の行使をめぐって、国会でのやり取りが続いている。

「国の最高責任者は私です」
つまり、自分の判断で憲法解釈を変えることができる、といったアベさん。

その発言に、さすが自民党内部からも、それは立憲主義に反する、と声があがった。
ならば、閣議決定で憲法解釈を、といいかえたけど、それだって、国会も憲法もないがしろにしてること。
時の政府の解釈改憲で、憲法の中味をころころ変えられてはたまらない。

9条変えたい、でもむずかしい→なら、96条変えよう、それもむずかしそうだ→なら、私が決めるぞ、あ、これもだめか→なら、閣議決定ってことでなんとか。

と、ここまでもうさしせまってる憲法の危機。

                  *******

法の番人、といわれる内閣法制局。これまでずっと、集団的自衛権は行使できない、という判断をしてきたところ。
その長官をしていた坂田さんをまねいての勉強会の様子を、IWJがレポート。そこから一部抜粋します。

                **********

安倍政権の暴走に懸念を抱く超党派の国会議員らが、元内閣法制局長官・阪田雅裕氏を講師に招いて、「第一回 集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会」を開催した。

阪田さんいわく
  ↓

私が何よりも言いたいのは、これは、『国の形が大きく変わる』ということです。いい悪いは別として、自衛隊が海外で戦争するとすれば、イラク戦争のときのように、自衛隊員に戦死者が出ないという保証はまったくありません。自衛隊の銃砲で外国の将兵を傷つけることも起こりうる。国民全体として大きな覚悟がいる話だと思います。

 ですから、覚悟の程を示してもらうことも重要でしょう。憲法の改正は幸いにして国民投票が必要です。でも政府が解釈でやるのであれば、国民の出番もありません。これでは覚悟の示しようもありません。

 解釈改憲による『集団的自衛権』の行使の本質は、最悪の場合、国民が戦うということです。そんな重要なことを、一内閣が解釈を変更するだけで決定できるのであれば、法治国家の根幹に関わる問題です。改憲賛成、反対という立場を超え、立憲主義、法治国家を護るという観点から声を上げていただきたいと思います」

                *******

きのう2月27日のテレ朝モーニングバードで、同じテーマで、阪田さんがインタビューに答えていた。
集団的自衛権を解釈改憲するということは、憲法の歯止めを無力にしてしまいかねないこと、として、

「日本が、外国同士の戦争に加わることができる、ふつうの軍隊になるんです。
アメリカ並み、中国並みの軍備で、ベトナムにもイラクにも出て行ける」

「国民にも覚悟が要るんだよ。自衛隊からも犠牲者が出る、日本の軍が、他国の人を殺すこともある。こんなはずじゃなかったと言われても困る」

「アベさんは、国はこうあるべき、という観念的国家像を持っているのだろう。自前の軍隊を持つべきだ、という国家像を。集団的自衛権を行使できない国のありようがいやなのだろう」

                ****

同じ番組で、もと防衛官僚の柳沢さん(秘密保護法にも反対している)も、こう発言してる。

「憲法は政府に枠をはめるためにあるのだから、首相が決めるというのでは国民主権と言えない」

「アベさんは、したい、ってことなんだろう。自分の代で憲法解釈の見直しをやった、ということに意味をみいだしたいんだろう。理念的、観念的なことが、そうしたい大事な動機なのだろう」

                 *****

そんなあ、、、そんな理由で解釈改憲されちゃたまらないよ!

日本が戦争のできる国になっていくことの、覚悟は、あなたに、ありますか。

平和、と言うのも、戦争反対、と言うのも、ある意味、今はたやすい。
戦争のできる国になるのに、反対、も、今なら言えるはず。
このままみんな黙ってるとね、この国は「茶色の朝」になってしまうと、私は思う。

      *****

3月15日、その朗読会あります。先日、鎌仲さん講演会を主催した、ピースウォーク金沢2014の主催です。
          ↓

ピースウォーク金沢2014presents!
朗読&LIVE 『茶色の朝』
 https://www.facebook.com/events/1425197627720059/

歩きつづけよう 
考えることをやめないで

朗読&LIVE 『茶色の朝』

ひそかに話題の問題作『茶色の朝』を、陽気なレゲエとともに。ちいさなカフェでのプライベート感覚ライブをお楽しみください。

朗読:奈良井伸子&熊澤真弓
ライブ演奏:マリ&フレンズ
フランク・パヴロフ作『茶色の朝』(藤本一勇訳、大月書店刊)
ライブチャージ(投げ銭)&ワンドリンク注文ヨロシク!

① 2014年3月15日(土)19:30~(予約優先)
会場:ワンワンオッタ  
(金沢市池田町三番丁29-3 TEL: 076-255-3021 )    

② 2014年3月15日(土)21:30~(予約優先)
会場:満月喫茶フルムーンカフェ 
(金沢市金沢市片町2丁目4?2)

主催:ピースウォーク金沢2014実行委員会

申し込み:イベントページの申し込みスレッド①もしくは②へ、人数を明記して申し込んでください。

 ☆・・・☆・・・☆・・・☆そして3月21日のピースウォークのお知らせもあわせて。

  「歩きつづけよう 考えることをやめないで」
        ピースウォーク金沢 2014

       ☆・・・☆・・・☆・・・☆120603_

  ありがとう!「中央公園」
       (平成26年 名称変更予定)

2014年3月21日(金・春分の日)
13:30 中央公園(金沢市広坂)集合 集会
14:30 ピースウォーク スタート!

ことしは、タテマチ広場で解散予定♪
ピースウォークに参加したら、いいことがあるかも!?
こうご期待☆

https://www.facebook.com/pwkkanazawa2014

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2014年2月27日 (木)

鎌ちゃんトークとカノンだより上映会報告

先週土曜日、鎌仲さんをお迎えしてのトークとカノンだより上映会/ピースウォーク金沢2014の主催/には、120人もの方が参加してくださり、満員御礼。

足を運んでくださった方々ありがとう!
売り上げはカンパに、のお店屋さんが、会場の常讃寺さんの本堂にいっぱいでてた。
私も豆いり玄米おにぎり20個で参加、即、完売!

当日のスタッフのなかには、北陸に避難して来た若いママたちも。
参加者のなかには、娘と小学校3年まで同じ学校にいってた子や、高校生の時に紅茶に来てた子や、ひさ〜〜しぶりに逢えたひとたちも。

    ******

知るのがしんどいこと、知りたくないことでも、見なくちゃ、知らなくちゃいけないこともある。

カノンだよりで、チェルノブイリから25年後の、ベラルーシの状況を知る。
国家としての、こどもたちの保養プログラムがあること。
保養にはほんとうに意味があること。

ひるがえって今の日本、ほったらかしだ。

家族でおしっこの検査をしたら、小学生のお兄ちゃんにだけセシウムが検出された家族がある。その子だけ、学校給食を食べていたのだ。

汚染水が毎日もれ続けてるのに、国は、エネルギー基本計画で、いまだ、原発は重要なベースロード電源だ、といって、まだ動かし続ける気。

100万人の母たちの七夕プロジェクト、官邸前の映像もカノンだよりに。

鎌仲ひとみさんのお話、ここから見れます @野々市町 7
http://twitcasting.tv/fantasybanbi/movie/40950931

                  ******

120404_ 官邸前でお話されてる映像で、カノンだよりにも出てきてた、うのさえこさん。
今年3月21日のピースウォーク金沢では私たちと一緒に歩き、その夜は金沢で、翌22日は小松で、さえこさんのおはなし会があります。

去年12月、京田辺の、私の歌のお母さん、こと順子さんのおかげで、京都で出逢えたさえこさん。
おなじくそのご縁であえた小松のさわこさんが、小松での、さえこさんおはなし会を準備中。
さえこ/さわこ、どちらもすてきな二人です。


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100人の声・命を読む

140227_100    3月2日(日)、朗読公演「100人の声・命を読む 〜命の尊さを伝えたい〜」
主催:100人の声・命を読む実行委員会
@金沢駅前の県立音楽堂交流ホール(地階) 
入場無料 11:30open 12:00〜5:30

小学生から大の大のおとなまで、一人ひとりの違う声で、宮沢賢治や室生犀星や福島の詩人の作品や、特攻隊員の遺書や、被爆証言や原爆の詩や福島で被災された人の詩や、美輪明宏や長渕剛の歌詞や、柴田トヨさんの詩や、自分の作品の朗読や、、、。

一人で読む人、グループで読む人。
えんえん6時間近くにわたっての、100人、いえ、実際には110人の声による、大朗読会。
東日本大震災発生の午後2時46分には、会場で黙祷を。

「100人の声」の朗読公演は、今回で3回目。
おととしは聴き手として、田鶴浜のヒロさんや、名古屋のバンドエイドや、金沢の小学生たちの元気な声を聴いた。

そして今年ははじめて、私もその110分の1の声になり、読み人として参加。
憲法13条のうた「ほかの誰とも」の、5分バージョンかき起こしを読みます。
ヒロさんも、自作の「願い」を朗読。
二人の出番はたぶん、1時から2時の間。

                ********

100人を超す参加者をコーディネイトしてひとつの朗読公演にしていくのは、朗読小屋・浅野川倶楽部さん。

その順番から、構成から、一人ひとりへの連絡から、段取りから、、と考えただけでも気の遠くなりそうな、手間ひまかかる裏方のお仕事をしておられる浅野川倶楽部のTさんに、本当に感謝です。
電話でお話したことはあるけど、実は彼女のお顔も、まだしかとは存じ上げない。当日にお逢いして、きちんとご挨拶させていただこうと思ってる。

こういう「一人」が、「百人」を繋いでいく。

「一人」にできることはそれぞれ違うけど、
そのちからは、決してちいさくはない。

一人からはじめること、一人からはじまること。
おおきなうんどう、movementとよばれるものだって、はじめは、きっと一人からだったことを想う時、そこに私は希望と勇気を見いだすよ。

日曜日のお昼から夕方までの110人の朗読公演、
お時間のつごうのつく方、どうぞちょこっとでも、県立音楽堂にお運びください。


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2014年2月26日 (水)

失言をしたのでしょうか

NHKモミイ会長の就任会見で、批判をあびた部分について、あれは個人的な発言だったので、と取り消した会長。
でもその後の経営委員会で、「わたしは大変な失言をしたのでしょうか」と述べていたことが判明。
つまり、自分の発言に問題があったなんて、これっぽっちも思ってないってこと。

ここまで公私の区別がつかない人は、公共放送の会長にふさわしくない、と私は思う。

就任会見後、NHKには一万通の抗議がとどいたという(私もその一万分の1)。
その後も抗議はつづいている。

一方、10人のNHK理事は25日、国会で答弁し、モミイ氏に辞表を提出させられたことを、モミイ氏の意向に従わず、明らかにした。

モミイ会長の顔を国会中継で何度も見てる。
席のうしろからいつもカンニングペーパーをもらって、「公共放送の使命を果たすべくつとめてまいります」というけど、それが会長をつづける理由ならば、同じ理由で即刻やめていただきたいです。

というわけで、また、抗議のファックスおくらなくちゃな、と思う。
NHKへのご意見送り先fax番号は、こちら→03−5453−4000

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2014年2月19日 (水)

今週土曜日、鎌仲さんトークとカノンだより上映会

110227_ いよいよ今週土曜日!!
主催のピースウォーク金沢からのお知らせです。転送大歓迎!
参加しようと思ってる方、ご予約願います。
(水野にでもOKです。tel :076-288-6092)

私もこの日の夕方、玄米おにぎりコーナー出しますよ。

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2月22日(土)@石川 
鎌仲ひとみ監督講演&カノンだより上映会 「原発の、その先」を生きている『私』たち
http://kamanaka.com/news/2061/

鎌仲ひとみ監督講演&カノンだより上映会
「原発の、その先」を生きている『私』たち

とき:2014年2月22日(土)
17時 開場 バザー 美味しいもの、雑貨お店いろいろ
18時 「カノンだより」上映開始
19時 講演会 終了後 座談会
20時30分 終了予定

☆上映演目:《no.1》”26年後のベラルーシ”
《no.2》”100人の母たちから100万人の母たちへ”
《no.6》”リュボーフィさんの物語”

場所:常讃寺(石川県野々市市三納1丁目15-1)
参加費:1500円 中高生500円
定員:120 名
★前売りチケットをご購入いただくか、Facebookイベントページに「チケット希望」として希望枚数をコメントしてください。当日受付にて「FBで予約」とお申し出ください。「参加」クリックだけでは予約になりませんのでご注意ください。
https://www.facebook.com/events/690307560992698/

キッズスペース
お子様連れの方は事前にご連絡ください。
連絡先:090-8264-6996 zui_cou@yahoo.co.jp(村田)

*******呼びかけ文より*****

毎年の春に市民が平和を願って歩いている「ピースウォーク金沢」、今年は「歩きつづけよう 考えることをやめないで」をテーマにしています。

原発事故はなにもチェルノブイリや福島だけの問題ではなく、本当は私たち皆が当事者で、私たち全員が「原発の、その先」を生きています。

しかし、そこには人の数だけ様々な想いのグラデーションや線引きがあって、「目をそむけ、考えない」または「関心がない・他人事である」人ももちろん多い…それは 原子力でも戦争でも政治でも、同じです。

10年以上にわたって被ばくと核をテーマにした作品に取り組み、ご自身の問題として向き合い考え続けてこられた鎌仲ひとみ監督。今回は、チェルノブイリの当事者のお話、そして昨年「100人の母たち」の写真展時に金沢にお招きした写真家亀山ののこさんにスポットを当て、日本中で3.11後 行動してきた母たちの映像をご覧いただきます。

そして鎌仲監督より、福島の現状とともに、今までの活動を通じて見てこられた様々な方の「関心」・「考え向き合うこと」・そして「他人事が自分事になるきっかけ」をお聞きし、今後わたしたちがともに少しでも光のさす明日を生きていくためのヒントを頂けたらと思います。

            *****

土曜日、野々市のお寺に多くのかた、お集りくださいますように!

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2014年2月16日 (日)

オレ、政府

2、3日前の国会予算委員会の中継で、耳をうたがった。
民主の議員が、集団的自衛権の行使について、憲法の番人と呼ばれる内閣法制局の意見を聴こうと質問した時の、首相の言葉。

なかなか自分に話をさせないことにいらだった安倍さんが、

政府、オレだから。内閣法制局のほうがえらいの?
オレ、総理大臣なんだよ。

とおもわずつぶやいたのが、しっかりマイクに入っていた。

集団的自衛権の行使をみとめるかどうか、それに関しての、「最高の責任者は、私です」と応えているけど、それは憲法よりも自分の方がえらい、と言ってること。

国や権力をしばるのが目的の憲法。それを誰より守らねばいけない立場の首相が、こんなこというのは、まさしく、安倍さんあべこべです。

首相のこの発言には、野党はもちろんだけど、ついに与党からも批判の声があがっている。

*******古賀さんはこんなふうにテレビで語ってた。

古賀元自民党幹事長はTBSの番組「時事放談」の収録で、安倍総理が集団的自衛権の行使容認をめぐる憲法解釈の変更について 、「私が責任を持っている」などと答弁したことについて、「立憲国家として考えられない」と強く批判しました。

「立憲国としてとてもじゃないけれども、この発言を認めることというのは与野党責任ありますね。考えられないですよ」

古賀氏はこう述べた上で、「総理の考え方次第で集団的自衛権を認めたり、認めなかったり、ころころ変わったら、世界の国々は日本の安全保障や国際的な信頼をどう考えるか。
大変な発言だ」と指摘し、安倍総理を強く批判しました。

また、政府と与党の力関係について、「こんなに与党がチェック・アンド・バランス機能を失った時代はない」と述べ、与党側に奮起を促しました。(15日11:30)

               ******

120511_ 私は朝日新聞をとってないけど、朝日デジタル無料登録をすれば、一日3本まで無料で読めると知って、以来、おすすめのヘッドラインをチェックしては読んでいる。

立憲主義をテーマにした、2月16日付け朝日新聞の「天声人語」は、こう書いている。

          ↓ 

立憲主義は疑い深い 

小さなコラムでいかめしい言葉はなるべく使いたくない。それでも使わなければならないときがある。いまならさしずめ立憲主義という言葉である。憲法にかかわる安倍首相の一連の発言のおかげで出番が増えた

▼憲法はなんのためにあるのか。時々の政治権力ができることとできないことを定め、その手を縛るためである。選挙で正当に選ばれた政権であっても、多数の力で乱暴なことをするかもしれない。たとえば人々の人権や自由を奪う、とか

▼民主主義は優れた仕組みだが、民主主義だけではあぶなっかしい。だから、憲法であらかじめ枠をはめておく。権力に対して、立憲主義はとても疑い深い。自民党の改憲草案の狙いを問われた首相は「なんとかの勘ぐり」と応じたが、正しく勘ぐるのは立憲主義の仕事である

▼首相は、権力を縛る憲法という考え方は「王権が絶対権力を持っていた時代」のものだと答えた。もう古いよということだろうか。しかし民主主義が独裁国家を生み出すこともある。歴史に学ぶなら、手放すことは決してできないはずだろう

▼選挙で信を問いさえすれば、首相が憲法の解釈を自由に変えられる。そう受け取られるような発言もあった。これも、民主主義だけではあぶないという視点を欠いた発想だ。国民投票にかけるのだから、国会による改憲の発議要件を緩めてもいいという議論も同じである

▼立憲主義をどう考えるか。首相は予算委員会で問われることに迷惑顔だが、大いに論じてほしい。

******天声人語、ここまで。

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2014年2月15日 (土)

名古屋のお知らせ二つ

Photo ちょくちょく見にいく名古屋のバンドエイドの「がま口塾」ブログ、
彼女が今、必死に奮闘しながらあるDVDをまとめているのを知って、せめて石川からも応援したく、そのご案内をここに。
名古屋近辺にお住まいの方、ぜひ足をお運びください。

2月21日(金)6:30〜
<名古屋と南京 「ふたつの観音像」の悲劇>の集会 @名古屋の東別院 蓮の間

この集いの最初に上映される、30分のDVD。
ビジュアルドキュメント『戦乱の海を渡った二つの観音様』(漫画中心の分かりやすい本です)のコマを80ヶほどスキャンして並べ、その絵にあわせて朗読。それにBGMも入れる、という難事業を、バンドエイドが一人でくんずねんず(石川弁で、四苦八苦・悪戦苦闘・必死努力、っていう意味)しながらつくっている。

バンドエイドは、ブログでこんなふうに書いてます。
  ↓
「南京虐殺---ふたつの観音様」は秘密保全法にも大いにかかわり合いのあること。
タモガミ氏がとった得票数は本当に憂うべきです。時間のある方はぜひぜひ名古屋の東別院へ。
イラク戦争の時は、牧師さんも戦場へ行きました。日本でもセンソウハダメだ、しない、セッキョクテキヘイワシュギとアベさんも言います。
でも、知らず知らず、私たちの声はかき消されて行くのです。報道もドンドン規制を受けて自粛していきます。(後略)

私も近かったらきっと参加すると思います、多くのひとが参加してくれるといいなあ。

            ******

まだだいぶ先ですが、名古屋ついでに、こっちのお知らせも。Photo_2

3月29日(土) 紅茶の時間in名古屋 「あなたはほかの誰ともとりかえがきかない」

この地球には同じものはない。
あなたも私もおけらもミミズもうまい具合に微妙に違っているから、パズルのようにピッタリ地球の中に収まっているんだよ~みんな誰とも取り替えができない。
だからそれぞれの違いや自由を大事にしなくちゃっ、ていうお話会。

@オーガニックカフェ・ギャラリー 空色曲玉
(名古屋市中区新栄3ー16ー21tel:052−251−6949)
受付2:00〜 この日はランチタイムは1時半まで。
出前紅茶は2:15〜5:00まで。お話とコミュニケーションワークショップ。
間に、休憩のお茶の時間も、
参加費 1500円 お茶とお菓子付き お申し込みは事前に、空色さんか、水野までお願いいたします。

空色さんからのやさしいメッセージもあわせてここに。
    ↓
「スウさんに出会って20年以上になります。その頃は石川県のご自宅で週に一回[紅茶の時間]という、お母さん達が子育ての悩みや日常の話を自由にできる場所を作っていました。ご自身も子供を持って同じ話ができる友達が欲しいと思っていたからです。それから能登の美しい海山を子供たちに残したいと原発建設を止める風を起こそうと一人一人が布を繋げ風車キルトを縫いました。1988年からいのみら通信も発行して全国に拡がりました。今も紅茶の時間は続いています。
そのスウさんが歌を歌っている。憲法13条の歌ってどういうわけでしょうか。スウさんのお話を聞きたいと思います。お子さん連れでもご参加いただけますが、騒いだりしたらちょっと相手をしてあげてくださいね」

名古屋へは4年ぶりの出前、春の一日、お目にかかれたらうれしいです。

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2014年2月14日 (金)

鎌仲さんのお話と映画会+100人の声

201143 これまでに「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラプソディ」「ミツバチの羽音と地球の回転」、そして3.11後には「内部被爆を生き抜く」という、4本の核シリーズのドキュメンタリー映画をつくってきた鎌仲ひとみ監督。

今、鎌仲さんがつくっているのは、それにつづく「小さき声のカノン」という映画。
その映画のメイキングDVDともいえる「カノンだより」はすでにあります。

2月22日(土)、鎌仲さんをおむかえしてお話を聴き、同時に何本かのカノンだよりも上映します。
主催は、金沢ピースウォーク2014(ピースウォークは3月21日です、こっちも覚えていてね)

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「原発の、その先」を生きている『私』たち
~映画監督 鎌仲ひとみ講演会と「カノンだより」上映会

2月22日(土) 5:00開場 6:00より上映
@常讃寺(石川県野々市市三納1丁目15−1)野々市市役所の前です。
参加費:1500円・中高生500円
お問い合わせ(コハラ TEL/FAX:076−240−0413)

定員は120名くらい、「内部被爆を生き抜く』上映会の時は150名くらい、ご参加があって、こみあいました。どうぞ事前にお申し込みください。
水野まで、ご連絡くださってもいいですよ。TEL076−288−6092

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Photo_3 3月2日(日)第3回 朗読公演「100人の声・命を読む」
12:00〜5:30 @石川県立音楽堂 交流ホール 入場無料

これで3回目になる100人の声。それぞれに違う100を越える声が、詩、俳句、小作品、自作品、を朗読します。
私もその声の一つに。「ほかの誰とも」につけたちいさな読みものの一部を読みます。

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映画「ハンナアーレント」
☆『Democracy Now!』のサイトで、フォン・トロッタ監督と、主演のバルバラ・スコヴァのインタビューが視聴できます。(日本語字幕つき、20分)
http://democracynow.jp/video/20131126-3

★「ハンナ・アーレント」香林坊のシネンモンドにて、再上映決定!
2/7で一旦終了した「ハンナ・アーレント」ですが、大ヒットを受けて、3/29〜4/4の1週間限定で再上映することが決定しました。
見逃した方、もう一度見たかった、という方、この機会にぜひどうぞ。


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全国初の二つの訴訟。

12日のニュースで、函館市長が建設中の大間原発について電源開発と国を相手に工事差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こすと知った。

自治体がこういう原告となるのは全国初のこと。津軽海峡をはさんで、函館市と大間原発との距離はたったの23キロだという。

こんな訴訟がおきることも、3年前の原発震災からの、尊い教訓だと思う。

           

120517_

きのう13日、静岡の弁護士さんが、「特定秘密保護法は憲法違反」として静岡地裁に提訴のニュース。おもわず、おお!って声をあげた。

しろうと考えでも、特定秘密保護法って、憲法の3本柱の国民主権、平和主義、基本的人権をおびやかす、憲法違反そのもの、って思ってた。

金沢での勉強会の時に、若い弁護士さんに、これって憲法違反じゃないんですか、と質問したら、秘密保護法に実際に違反して逮捕されないと、憲法違反かどうか問えない、と言ってらしたので、ひょえ〜〜、そんなん、変だヘンだ、ってずっと思っていたのです。

だから、この藤森克美弁護士さんが、全国で初の、特定秘密保護法の違憲無効確認と施行の禁止をもとめる訴訟を起こしたと知って、めっちゃ勇気をもらった。

今日14の北陸中日(東京新聞)には、秘密保護法が違反する怖れのある憲法の主な規定がリストアップされている。
9条、11条、19条、21条、23条、ほかにもまだまだ。
私の大好きな13条も、幸福追求権が制約される、ということで、
これまた大好きな97条も、基本的人権の不可侵が制約される、ということで、そのリストの中にはいってた。

憲法12条には、私たちの義務として、わたしたちはふだんから国がしてること、しっかりみて、チェックしてなきゃいけない、不断の努力が必要、って書いてあるけど、こういう訴訟も、まさにその一つなのだと思う。

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藤森弁護士のHPより

私に出来る特定秘密保護法廃棄の運動は何かと考えて来ました。廃棄を求める集会やデモ行進に参加する程度のことは出来ても、署名活動、ビラ配り等の街頭宣伝活動はしんどい。まして集会の企画・市民運動の裏方など到底できそうもありません。そこで余り無理なく自分一人でも出来る運動として本人訴訟を選択しました。もっと早い時期に弁護士が原告となり、強固な弁護団を組んで提訴があるのかなと様子を見て来ましたが、そのような動きが今のところないので、浅学非才を顧みず先陣を切ることになりました。後続訴訟を期待しています。

(藤森克美法律事務所ホームページ「特定秘密保護法 差止請求訴訟」より 2014/02/13)



 

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2014年2月12日 (水)

都知事選って。

三条紅茶で、夜の懇親会がはじまったころ、早くも都知事当確、の報を知った。
翌朝の新潟日報で得票数を知っていっそうがっくり。
宇都宮さんと細川さんの票を足しても、まだ上回る票をとった新都知事。

こうろう大臣という、前の肩書き。
私も脱原発ですよ、の発言。
原発は徐々にへらしていきます。(その「徐々に」は、30年、40年後のことだった)。

高齢者福祉のことも言ってるし、景気のことも考えてくれそうだし、と、都民はこの人に期待したのかなあ。とはいえ、投票率は低く、彼の票の多くは自公や連合の組織票なのだろうけど。

2月12日、都知事就任の記者会見の様子。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124872

女性をみくだしたひどい発言のことを訊かれると、記憶にないという答え。
彼がこうろう大臣の時に認可された子宮頸癌ワクチン、その副作用が今、大問題になってる。その調査については、「厚労省と協議して考えたい」と。

その日、都庁前で「舛添要一にノー、女たちのアクション」があった。
   ↓

 2月12日(水)、舛添氏の初登庁に合わせて、「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」が都庁前に集まった。同会は、選挙期間中、女性蔑視発言を行った舛添氏を都知事にしないよう運動を続けている。2月11日現在、同会のホームページには24万アクセスあり、約3900の賛同が集まっているという。

 平日の朝であるにもかかわらず集まった参加者たちは、「女性蔑視、老人蔑視、弱者蔑視の舛添要一は都知事にふさわしくありません」と書かれたプラカードを掲げ、沈黙のアピールを行った。

手に手に、こんな赤いプラカードを持って。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/masuzoe_onnna.pdf

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一方、都知事選で、多くの若者たちの票を獲得したタモガミ氏。

イラクに自衛隊を派遣したのは9条違反、という判決に、「そんなの関係ねえという状況だ」とのたまわった元航空幕僚長。

日本は侵略戦争をしていない、原発は推進、靖国参拝も秘密保護法も集団的自衛権行使にもyes、という候補者だった。
ヒットラーも国民の熱狂の中で生まれたことを思うと、背筋がぞっとする。    

首相が靖国に参拝して、そのことを外国から非難されても、ひるまずに自分の意志を通すことが勇ましくて、かっこいい、とする風潮。
わざわざ相手を怒らして、“敵”をつくり、その敵と戦うことをいとわないリーダーがすばらしい。そんな姿に、日本人として誇りを感じる、という人たち。

それって、とても危険な愛国心を、育てられてるってことだと私は思う。

戦争をしない国、を情けない国だ、と思う人たちがふえている。             

私自身に戦争体験はないけど、戦争をしない、戦争をさせない仕組み、しばり、としての9条の存在の重みは、十分に感じている。

危険な愛国心を高く掲げて、やたら勇ましいことをいうリーダーたちは、だけど実際の戦争には決して行かないということ、しっかり肝に銘じておこう。
国の一番の仕事は、国民のいのちを守ることのはず、だということも。

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ヤギと暮らす

三条の日の夜は、4年前の出前の時と同じく、ヤギの今井さんちに泊めていただいた。

ヤギの、と枕詞がつくのは、今井さんが全国ヤギネットワークの代表であり、ヤギたちと長年一緒に暮らし、ヤギたちに助けてもらいながら農業を営み、ヤギのはたらきのすばらしさを三条からずっと発信し続けてて、ヤギのふんの堆肥をいれた土で野菜をつくり、みずすましさんにも、おいしいお芋をいつもおろしているひとだからです。

三条の紅茶の時間に1〜3部まで参加し、懇親会もご一緒し、家路にむかう今井さんの車の中には、キャベツの緑の葉がわんさか。
紅茶の集いの前に市内のスーパー何軒かに寄って、店頭に並べる前に捨てられる外側の緑の葉っぱをわけてもらって来たのだと言う。
ベータカロチンがいっぱいでね、冬の葉は甘くてね、ヤギたちに最高のごちそうなんだよ、と今井さん。

おうちについたら玄関に入る前にまずヤギ小屋にいって、その葉っぱをヤギたちに。冬のこの時期に飼ってるヤギは8頭。

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140212_ 今井さんが監修したこの本、「ヤギと暮らす」は、全国でヤギを飼いたい人たちのバイブル的な本らしい。

ヤギはおだやかな性格で、ひととの信頼関係をつくれる家畜、おしゃべりもいっぱいするという。

今井さんちで出た生ゴミや野菜クズはもちろんのこと、収穫の終わったトウモロコシの茎も枝豆の茎も、発酵させてヤギのエサにする。ヤギのふんがよい堆肥をつくる。

ごみとされるものや捨てられるものが、今井さんの生活の中ではぐるぐるぐるぐる、循環している。まさしく、原発的でない生き方。

今井さんはヤギの管理栄養士のプロでもあって、その知識と経験から、人間の栄養士さんのたまごたちに栄養学の授業もしてるけど、今井さんのもっとも愛する仕事は、ヤギと一緒にする「いのちの授業」。

県内だけでも数カ所の小学校に、今井さんのヤギがいる。
ヤギはまず「入学式」で子どもたちに迎えられ、年度の途中で、「結婚式」もあり、お産もし、そして「卒業式」で見送られる。

今井さんは何度も小学校に足をはこんで、ヤギの育て方やつきあい方、性教育、いのちをいただくということ、の実際的な話をする。
ヤギの卒業式では、こどもたちが泣きながら、もうすっかりクラスメートになっていたヤギにお別れをする。

ヤギの、ものすごい教育力に、今井さんはいつも感心する。
ヤギとともだちになる。いのちの生まれでる場面をまぢかに見る。子どもたちの中に起きるさまざまな変化が、今井さんへのごほうび。

発達障がいがあって、ほかの子どもたちとうまくつきあえない子が、今井農園でヤギとふれあい、世話をし、農園を手伝う中で変わって行く。
もちろんそれにはヤギのちからだけでなく、子どもの中の自発的なちからを引き出す、今井さんの人間力も、土や太陽やみどり、という大きな自然教室のちからも、いっぱいあると思うけど。

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2009年の日記をよみかえしたら、そこにも、ヤギの今井さんのことが書いてあった。
「ヤギのごはんとうんこのぐるぐる」とか、「すてきなご夫婦」「何種類ものおいしいサツマイモ!」とか。

今回も、べにあずま、たいはく、安納芋、他にも種類が多すぎて名前を覚えきれないおいしいふかしイモをお土産にいただいて、昨日も今日も、たべてます。
今井さんご夫婦に、感謝の、ごちそうさま。

写真は、4年前の今井さんちにいたヤギさん。

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2014年2月11日 (火)

紅茶の時間in三条

140122_ 2月9日、紅茶の時間 in 三条「いのちの未来の語りあい」。

都知事選投票日のこの日、東京はすごい雪だったけど、毎年この季節の北陸は、もっとも雪の多いころ。その感覚からは、まだ少ない石川の雪の中、やはり雪の三条へ、ほくえつ号で3時間余りの列車の旅。

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第1部は、福島から新潟に避難してこられた3人の方をまじえてのトークタイム。

最初にすこし紅茶の時間の話。
はやらない週一の紅茶で、「話す」は、「放す」だと知ったこと。そのためにはきもちを出す受け皿としての「聴く」、が大事、と長年の紅茶で学んだこと。

福島の方のお話を聴く前に、参加者全員で二人ひと組になって、最近のちいさなうれしいきもちを1分半ずつ聴きあう、「しあわせまわし」のワークショップ。

この日、参加してくださった70人余りの方たちには、多分予想してなかった展開だったろううな。
でも、3人の方のお話を聴く前に、それぞれが自分のうれしいを語り、相手のうれしいを聴く、という体験を、お一人一人にしてもらう。そういう時間を持つことで、きもちを話すのも、それを共感もって聴くのも、それに、ちいさなうれしいを見つけるのだって、思ってたよりむずかしいことだなあ、と感じてもらうことが大事、と思ったので。

福島から新潟に移り住んだ3人の方は、震災前は県内別々のところに住み、互いに全く知らなかった同士。
避難して来て、自分たちで情報を集める中で、出逢っていったとのこと。
時々は、ご自分たちの体験を語る場面もおもちのようだ。

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新潟と、3・11前はなんのつながりもなかったけれど、原発事故のあと、山を越えることで少しでも安全なのじゃないかと、そして避難しても自分は仕事で福島に通うだろうからあまり遠すぎない所へ、と、ただそれだけで新潟へと向かった、というお父さん。

津波で家が流されて、次から次へ10回以上も、避難場所を移動し、今、新潟で暮らしている南相馬から来たお母さん。福島へ、知人たちのお葬式で何度も帰ることがとてもつらかったという。

仕事でお父さんは福島へ、家族一緒にいられるのは土日だけ、というお母さん。マスコミに取材される時、絵になるような写真をとられることだけはきっぱりいやです、とことわったそうだ。
ご近所のおばあちゃんに娘さんがかわいがってもらっていて、抱きしめてもらって、それはとてもうれしかったことの一つ、と。

お子さんの甲状腺検査の結果を、個人情報保護という名目で親であっても見せてもらえない。やっとやっと手に入れたそれは、エコー検査そのものではなくて、それのコピーだった、という話もお聞きした。
一人ひとりが、ここでもちっとも大切にされていない、という現実。

3人のどなたもが、3・11のあと、厳しい判断を迫られ、決断し、その時々でできる限りの選択をしてこられての今、なのだろうな。それが一つ一つ、家族を守るということなのだろうなあ、とお話を聴いてる間中、感じていた。 

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Photo 私からは、原発的と原発的でない生き方、価値観のものさしについての話をすこし。

今だけよければいい、私には関係ない、ひとごと、他人任せにする、エライ先生や学者がいってるからそれを信じる。なにやったってどうせ。ーーこれらはみんな、原発的な価値観。

手間ひまかかって、効率悪くて、でも、ていねいに対話を重ねて、ひととつながっていく、また、そういう暮らし方、分断されない生き方ーーそういうことが原発的でない価値観。
マスコミをうのみにしないで、自分で情報をあつめることも、そして、自分の中にある原発のたねに気づき、それを減らしていくことも、そのひとつ、といったことを。

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この日の第2部は、若いミュージシャンのマークさんによる、インディアンフルートのコンサート。

クルミや杉の木でできたフルートの音色は、深い森で聴く鳥のさえずりのようであり、空を渡る風の歌のようであり、竹でできた尺八のようでもあり、はじめて聴く楽器だけど、とてもなつかしい音色だった。

インディアンフルート奏者のマークさんは、日本のひと。アメリカで、これまでにたくさんのネイティブインディアンに出逢って来た。
ホピ族のひとたちとも。ホピ族の母なる大地から掘り出された、灰のいっぱいつまったひょうたん、それが日本に落とされた原爆だった、というホピの予言の話も。
ウラン採掘の作業にあたったインディアンの人たちも、被曝していることも話してくれた。

チェロキー族の人にとって、アメリカの歌であるアメージンググレースが、特別の歌になったわけを、彼の話ではじめて知った。
彼の演奏するアメージンググレースは、とてもちから強かったです。
CDを買って来たので、紅茶でまた聴いてくださいね。

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第3部が、いつもの私らしい出前紅茶。当日の5日前にこのようにメニュー変更になったので、時間的に残れない方も多く、参加ははじめの人数の3分の一くらい。

でもその分、こじんまりと距離も近くなって、いつもの私が伝えたいこと、紅茶の深い部分までゆっくり語れて、13条のうたの話もいつもよりずっとていねいにできて、もちろん最後に「ほかの誰とも」も歌えて、わたし的にはなおよかった、って思う。

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長時間、第3部までおつきあいくださった方たち、ありがとう。
福島の3人の方々も、新潟から、家族と過ごせる貴重な日曜日なのに、三条にきてくださってありがとう。
どうしてもその3人の方に三条で語ってもらいたい、という熱い「たい」をずっと持ち続けたみずすましさんと、その想いをつなげてくれた当日スタッフのみなさん、ほんとにありがとう!

この日、紅茶の本屋さんコーナーのうしろには、ミチコさんの「ちきゅう」キルトがかけられ、はじめてみる三条のひとたちがこのキルトの前でたくさん写真をとっていた。

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ちきゅうキルトは、来月の3月11日まで、みずすましさんにお貸ししてます。三条の紅茶に来れなかった方もどうぞ、お店でちきゅうと出逢ってください。
紅茶の本やCDたちもそれまではみずすましさんにあるので、どうぞ手にとってみてくださいね。

みずすましさんは、三条のフェアトレードショップ。店長の神田さん、まったく原発的でない価値観でもって誠実に生きてきたひとだなあ、って思ってます。

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2014年2月 6日 (木)

紅茶の時間in三条、メニュー変更のおしらせ

Photo 以前にお知らせした
2月9日(日)紅茶の時間 in 三条 
「いのちの未来の語り合い」トーク&コンサート
@勤労青少年ホーム/ソレイユ三条 3階
(三条市南四日町1−15−8 tel:0256−32−3362)
参加費 500円
主催/未来の生活を考える会・三条

のメニューが変更されました。

12:00〜open
第1部は、1:00〜2:30
私が進行役で、福島から三条や新潟に移られた方たちにも語っていただいて、わたしたちの暮らしや未来を考えあう時間に。

休憩とお茶タイムをちょっとはさんで

第2部は、2:45〜4:00
マーク・アキクサさんのフルートコンサート

第3部は、5:00〜6:30
私の出前のお話とワークショップ

終わってからは別の会場で懇親会。

詳しく知りたい方は、みずすましさんにお電話してみてくださいね。
お問い合わせは、みずすまし tel:0256−33−7793(神田さんまで)

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三条にはこれまで三度ほど。

2002年には、フェアトレードショップみずすましさんの10周年記念に。

次は2009年に、みずしましさんたちがしている賢治の夕べと、燕の社会福祉協議会がよんでくださって、お話の出前に。
燕に行けたのも、みずすましの10周年に参加してた方のお一人が企画してよんでくださったのでした。

ひととひとが、こうやってつながっていって、そして今回も。
長いプログラムなので全部に参加はむずかしいかもしれないけど、このどこかで会えたらいいですね。

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2014年2月 3日 (月)

朝日新聞石川版で、13条のうた「ほかの誰とも」のこと。

110318_ 13条のうた「ほかの誰とも」を、おととしの春からあちこちで歌ってて、それを小さな読みもの付きCDにしたこと、朝日新聞金沢総局の記者さんが先月、取材にみえて、今日2月3日付けの石川版で紹介してくださった。

1月の取材の後、デスクが、せっかくなら歌も少し紹介できたほうがいいと思ってくださったそうで、先週の紅茶の時間にふたたび記者さんがみえて、家でそのまま録画を。

先週の紅茶はたまたまこんでいたので、居合わせたみんな、え?なに?ってびっくりしながら、私の歌を聞いてる場面も写ってる(笑)。

動画は東京本社で編集したもので、歌の一部、1分ちょっとだけど、雰囲気は伝わるので、それに、ごちゃごちゃの、いつもの紅茶の時間の空気感もあわせて伝わるので、ごらんいただけたらうれしいです。

この動画も記事も正味期限付きとのこと、多分10日ぐらいたつと消えてしまうそうで、見るならどうぞ今のうち!

http://www.asahi.com/articles/ASG1H6VSWG1HPJLB014.html

記事は、朝日デジタルの会員でないと全文よめないけど、無料登録すると1日3本まで記事を読めることもおそわって、早速登録。読めました!

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個人の尊重と国民の幸福追求権をうたう憲法13条を、やさしい言葉に直した歌「ほかの誰とも」を、エッセイストの水野スウさん(67)=津幡町=がつくり、CDにした。なぜ13条なんだろう。

 ――13条を選んだ理由は

 13条には「あなたも、私も、かけがえのない大切な存在なんだよ」と書かれていると、私は読み解いています。2011年の東京電力福島第一原発事故の後、国は大事なことを国民に知らせませんでした。「国が個人をないがしろにしている」という思いが強くなり、歌にしようと思いました。

 ――どんな工夫をしたのですか

 やわらかい言葉に置き換えて、メロディーをつけました。長女がやさしい日本語に訳してくれたので、それをもとにさらに歌詞をふくらませました。

 私は歌は素人ですが、音楽活動をしている友人たちが編曲して、ピアノとギターで伴奏をつけてくれて、約5分間の曲になりました。

 ――あちこちで歌を披露しているんですよね

 おととしの春ごろから、エッセイストとして各地で講演するときに歌っています。2年間で100回を超えました。

 13条の趣旨について「あなたは、あなたのままでいいんですよ」というお話をした後で、最後に歌います。お話よりも歌の方が、違うドアから心にすっと入ることもあります。「こんな私でもいいんですね」と涙を流す方もいました。

 ――CDにしたのは昨年ですね

 自民党の改憲を急ぐ動きがきっかけです。個人よりも国家に重きを置こうとする姿勢に危機感を持ちました。13条についてもっと多くの人に伝え、9条も含めた憲法全体について考えるきっかけにしてもらおうと思いました。

 長女にデザインを頼み、歌をつくる経緯や憲法への思いを記した小冊子もつけました。

 ――反応はどうですか

 最初に用意した1千枚は3週間でなくなりました。追加生産して、これまでに1800枚が売れています。歌に共感した人たちが、全国の自分の職場やカフェで販売してくれています。いろいろな集まりで「歌いたい」という申し出もいただきました。

 ――思いは広がっているんですね

 昨年11月のCD完成と前後して、自民党が参院選でも触れていなかった特定秘密保護法を成立させました。でも、まだ「遅すぎる」とは思っていません。

 最終的な狙いは憲法を改正することでしょう。今まで以上に、国民がしっかりと国を見ていかないといけない。これまでは憲法の問題を敬遠していた人たちにも、歌を届けたいと思っています。

 憲法は国の権力を縛るもので、主語は国ではなく、「私たち」です。私たち国民を押さえ込もうとする国に、しっかりと声を上げていきたいと思います。(聞き手・板倉吉延)

 ■憲法13条

 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 ■13条の「やさしい日本語訳」

 わたしは ほかの誰ともとりかえがきかない

 わたしは 幸せを追い求めていい

 わたしは わたしを大切と思っていい

 あなたも あなたを大切と思っていい

 その大切さは 行ったり来たり

 でないと 平和は成り立たない

     ◇

 みずの・すう 1947年、東京生まれ。日本女子大英文科卒。40年ほど前に結婚して金沢へ移り、エッセイストとして活動を始める。1982年に長女が生まれ、翌年、自宅を開放して母親たちが集まるオープンハウス「紅茶の時間」を始めた。いまも毎週水曜日の午後に開く。CDは1枚300円。問い合わせは水野さん(076・288・6092)。

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朝日新聞の記事、ここまで。

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