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2014年2月12日 (水)

ヤギと暮らす

三条の日の夜は、4年前の出前の時と同じく、ヤギの今井さんちに泊めていただいた。

ヤギの、と枕詞がつくのは、今井さんが全国ヤギネットワークの代表であり、ヤギたちと長年一緒に暮らし、ヤギたちに助けてもらいながら農業を営み、ヤギのはたらきのすばらしさを三条からずっと発信し続けてて、ヤギのふんの堆肥をいれた土で野菜をつくり、みずすましさんにも、おいしいお芋をいつもおろしているひとだからです。

三条の紅茶の時間に1〜3部まで参加し、懇親会もご一緒し、家路にむかう今井さんの車の中には、キャベツの緑の葉がわんさか。
紅茶の集いの前に市内のスーパー何軒かに寄って、店頭に並べる前に捨てられる外側の緑の葉っぱをわけてもらって来たのだと言う。
ベータカロチンがいっぱいでね、冬の葉は甘くてね、ヤギたちに最高のごちそうなんだよ、と今井さん。

おうちについたら玄関に入る前にまずヤギ小屋にいって、その葉っぱをヤギたちに。冬のこの時期に飼ってるヤギは8頭。

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140212_ 今井さんが監修したこの本、「ヤギと暮らす」は、全国でヤギを飼いたい人たちのバイブル的な本らしい。

ヤギはおだやかな性格で、ひととの信頼関係をつくれる家畜、おしゃべりもいっぱいするという。

今井さんちで出た生ゴミや野菜クズはもちろんのこと、収穫の終わったトウモロコシの茎も枝豆の茎も、発酵させてヤギのエサにする。ヤギのふんがよい堆肥をつくる。

ごみとされるものや捨てられるものが、今井さんの生活の中ではぐるぐるぐるぐる、循環している。まさしく、原発的でない生き方。

今井さんはヤギの管理栄養士のプロでもあって、その知識と経験から、人間の栄養士さんのたまごたちに栄養学の授業もしてるけど、今井さんのもっとも愛する仕事は、ヤギと一緒にする「いのちの授業」。

県内だけでも数カ所の小学校に、今井さんのヤギがいる。
ヤギはまず「入学式」で子どもたちに迎えられ、年度の途中で、「結婚式」もあり、お産もし、そして「卒業式」で見送られる。

今井さんは何度も小学校に足をはこんで、ヤギの育て方やつきあい方、性教育、いのちをいただくということ、の実際的な話をする。
ヤギの卒業式では、こどもたちが泣きながら、もうすっかりクラスメートになっていたヤギにお別れをする。

ヤギの、ものすごい教育力に、今井さんはいつも感心する。
ヤギとともだちになる。いのちの生まれでる場面をまぢかに見る。子どもたちの中に起きるさまざまな変化が、今井さんへのごほうび。

発達障がいがあって、ほかの子どもたちとうまくつきあえない子が、今井農園でヤギとふれあい、世話をし、農園を手伝う中で変わって行く。
もちろんそれにはヤギのちからだけでなく、子どもの中の自発的なちからを引き出す、今井さんの人間力も、土や太陽やみどり、という大きな自然教室のちからも、いっぱいあると思うけど。

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2009年の日記をよみかえしたら、そこにも、ヤギの今井さんのことが書いてあった。
「ヤギのごはんとうんこのぐるぐる」とか、「すてきなご夫婦」「何種類ものおいしいサツマイモ!」とか。

今回も、べにあずま、たいはく、安納芋、他にも種類が多すぎて名前を覚えきれないおいしいふかしイモをお土産にいただいて、昨日も今日も、たべてます。
今井さんご夫婦に、感謝の、ごちそうさま。

写真は、4年前の今井さんちにいたヤギさん。

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