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2014年4月14日 (月)

認知症カフェ・トマリギ×紅茶の時間

4月13日、わが家の桜が満開の日曜日、認知症カフェ in 紅茶の時間。

トマリギ店長の里さん、みんなの保健室の野村さん、お母さんとのお話をしてくださる濱崎さん、そしてオレンジホームケアクリニックのスタッフさんたち、計9人が4台の車で早々に到着。

140413_ かっこいい看板が外にかざられ、スクリーンが天井からさがり、桜の花の下でほほえむ濱崎さんとお母さんのすてきな写真がかかり。
みるみるうちに、紅茶空間が認知症カフェ・トマリギに変化してく。

この写真は、薪置き場の棚にかけたこの日の看板(オレンジさん作)。お隣のおうちのもっこうばらの枝とコラボしてるとこ。

開店時間前に、すでに30人以上の人が来宅。

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カフェ・トマリギーー介護してる人がいっとき立ち寄り、疲れた羽根をやすめて、家族のこと自分のこと、聴いてもらって、困りごとあれば相談して、少しでも元気になって帰っていってほしい。認知症に関心のない人にもふらりと寄ってみてほしい。
そんな願いをこめての、名前。

アンケートによれば、生活面でご近所の協力を得られそうな人が誰もいない、という人が6割以上。地域のつながりがない中で、一人で介護をかかえこむことのしんどさ。

認知症になっても住みやすいまちは、誰にとっても住みやすいまち。

誤解だらけの、謎がいっぱいの、認知症だけど、ひとつでもその意味が理解できた時に感動がある。できたら、謎をひもとく作業を楽しんで行ってほしい。

「認知症の人」ではなく、認知症のある人、という向き合い方。
その人らしさ、その人の尊厳を、支えるケアができるように。
そのためにも、どうか自分だけで対応しようとしないで。

介護する側が、自分の人生をうけいれてないと他者をうけいれられない。
介護は、自分の人生の器が試される、実は自分との問題。

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といった、トマリギ店長・里さんによる認知症セミナーにつづいて、福井・認知症の人と家族の会世話人の濱崎さんのお話。

      ↓ 

自分が母を守ってあげなくちゃ、と一生懸命の介護になればなるほど、こちらが鬼のような表情になってしまっていた。在宅介護の限界も感じた。

介護する人がつらいのは、一番醜い自分のこころと向き合わなきゃならないから。

自分と母とは、まるで合わせ鏡。
母をそのひと本人として見ることができるようになってきてからは、ほら、こんなふうに(と、なんとも柔らかな表情の、笑顔のお母さんとのツーショットがスクリーンに映しだされる)。

何度も死のうとしたけど、死ねないの、生きるのが楽しかったの、楽しいの、といった母。

亡くなったその日も、大脳皮質でじゃなく、もっと脳の深い所で、母は「生きる」ことにちからを使ったのだと思う。一番自分らしい姿と表情でした。

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ティータイムをはさんで、紅茶恒例、きもちキャッチボールの時間。
参加してる人たちから、いろんな介護体験や悩みやきもちの話。
トマリギのカフェには、ず〜っとほっとらいんさんのCDがBGMで流れてて。

話してくれてありがと、聴いてくれてありがと。

「認知症カフェとは」って訊かれてもひと言でうまく答えられそうにないけど、居合わせたみんなで創っていったこの時間まるごとが、ああ、これが認知症カフェだ、って思える時間になってたと思う。

この日のカフェには、金沢や加賀能登、富山、新潟からも、それに福井のオレンジさんたちいれて、43人が参加。
ご家族はもちろん、介護や医療現場で働いてる人もたくさんみえてたようだ。

石川県内でも、認知症カフェのとりくみがはじまっているという情報を話してくれる人もいらした。

オレンジさん、濱崎さん、福井からきてくださって、いいお話をありがとう。
たくさんのご参加ありがとう。小林さんの「ダキシメルオモイ」も見てもらえました。
そして紅茶のおかわりいれがかりを一手にひきうけてくれてたまあさん、おつかれ様。

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とくべつ紅茶のお開きのあとは、放課後。
福井組さん7人と、紅茶つながりの3人と、私たち夫婦の、12人で夕ご飯。

11月に認知症カフェに出前に行った時も感じたけど、オレンジのスタッフさんはみんなきもちがいい、笑顔がいい。一緒にはたらくことを楽しんでる感じがつたわってくる。
そういうチームだからこそ、いいケアができるのだと思う。

ドクターやナースをはじめとする、30数人のオレンジスタッフの平均年齢は30歳ちょっと。ソーシャルワーカーさんが3人もいる。プロデューサーとか、コミュニケ―ションスタッフ、と呼ばれる仕事をしてるひともいるという。

オレンジさんから学べることはまだまだありそう。そして今後もおつきあいが続いて行きそう。
トマリギ×紅茶の、とてもいいコラボの時間でした。
来れなかった人、ふつう紅茶でまた話しましょう。

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