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2014年6月16日 (月)

京田辺で、「歳を重ねてゆくあなたへ」 左古さんと私とほっとらいんさんとジョイント

140615_ 15日朝、左古さんと、この日の会場をしてくださる京田辺のとくひろ治療院さんへ。
5人のお子さんがいる直ちゃんの、一番上のお姉ちゃんをとりあげたのが、左古サンバさん。

直ちゃんは、あゆみ助産院ののびの会の常連で、司会係。
私が参加した12月ののびの会に、京田辺の順子さんも参加してて、互いに京田辺の住人だとわかって、前から左古さんと私のジョイント企画を願ってた順子さんが、直ちゃんもいっしょにしようよ、と声をかけ。

順子さんとお仲間の節子さん、直ちゃんの3人が、直ちゃんちで企画練り会をしたら、会場は、このとくひろ治療院のすてきな場がいいよ、となったのだそう。
風の吹き渡る、ほんとにきもちのいいおうち空間でした。

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金沢から、東京から、奈良から、京都から、来てくださった方30数人、主催者+出演者あわせて40人で、お部屋がちょうどいっぱい(すぐに定員に達したため、同じ人数分だけ、おことわりしたのだとか)。

はじめの30分ずつで、左古さんと私、それぞれ、何してるどういう人かを簡単に。

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私は紅茶の歴史と、紅茶での私の役割のことを。

チェルノブイリ原発の事故にふるえあがった、子育て真っ最中のお母さんたち(私もその一人だった)と、原発の勉強をはじめたこと。
“原発的な”生き方を、ほかならぬ私自身がそれまでしてきたのに気づいたこと。
自分にできることとして、知ったことを伝えるために、子育てと紅茶と原発の本を書いたこと、それが産直本屋のはじまり。

メモリアルキルトをきっかけに、HIV/AIDSについても、みんなで学びあったこと。
そして思ったのは、性やAIDSの話を、からかいや冗談半分ではなくて語り合える仲って、たぶん、信頼しあえる、いい人間関係なんじゃないかなあ、ってこと。
それは、原発についても、平和や、戦争や、憲法についても、いえる。

長い時間かけて、紅茶の時間は、自分のきもちを安心して話して、放していく場所、というだけじゃなく、そういった世の中の大事なことについても語りあえる場所に、ゆっくりと育っていったんだろうな、ってこと。

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左古さんがお母さんのもんぺの中で生まれちゃったのは、宇治の茶畠。
産婆さまが見たときはすでに真っ黒で、誰が見ても、とうていこの先、生きられそうにない赤ちゃんだったという。

その産婆さまがサコ赤ちゃんを預かり、育ててくれたおかげで、数ヶ月後にはじめておうちに還ってこれた。あの日の赤ちゃんが生きていた!と家族にびっくりされた。
かず子、という名前は、おじいちゃんが、その産婆さまの名前をいただいて、つけてくれたもの。

産婆の「婆」の字は、知恵のある女性、という意味なんだとか。
おさない子どもの時から、左古さんの目標はあのお産婆さまのような人になること。
お産婆さまの行く所にいつもくっついてまわって、いろんなひとのお産もそばで見ていたという、ふしぎな子。

40歳で助産院を開業したときの合い言葉は、「産み方は、生き方。決めるのは、あなた」。
勤めていた病院でのお産は、決してそういうものでなかったから。

ブラジルの助産婦さんを育ててくれませんか、と乞われて、3度も、おっかない飛行機に乗ってブラジルへも行ったサコさん。

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ティータイムには、ほっとらいんのタクさんと美季さんの、コカリナとよし笛、ギターの演奏タイム。
すきとおったよし笛の音が、外からはいってくる風に乗って、すてきなギターの奏でと一緒になって、夢みたいな時間。

二部のジョイントトークに入る前、順子さんのピアノ、タクさんのギターの伴奏で歌わせてもらった(なんと豪華な!)「13条のうた ほかの誰とも」。順子さんのハモる歌声が、とってもきれいでした!

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ジョイントトークでは、なんで私が左古さんのことを、「サコ魔女サンバ」って呼ぶのか、そのわけを。
魔女になりたい、って願ってた左古さんは、もうしっかり魔女だって、きのうの話でわかりました。そしてカタカナで書くサンバには、産婆、ともうひとつ、♪サンバ、の意味もあり。
ブラジルですっかりサンバにはまった産婆だから、サコ魔女サンバ。

歳を重ねてゆくあなたへ、というなんともすてきなタイトルをいただいての出前なので、お互いに、重ねてきて何が変わった?って聞きあいました。

サコさんは、60すぎてから、お腹の中にいる赤ちゃんの声が、聴こえるようになったのですって。お腹の赤ちゃんのご機嫌がいいのも悪い時も、わかる。赤ちゃんと対話してお母さんに伝えると、なんでわかるんですか?と驚かれる。
わかりたい、とずっと願ってお腹に手をあてて、手に目をつけて、歳を重ねてきたら、聴こえるようになってきたのだと言う。

私は、前は見えなかったものが見えるように、わかるように、なってきたかな、って気がする。
何気なく長く続けて来たことに、実はそんな深いわけや意味があったのか、って少しずつ気づけてきてるような。

若くして逝った兄の死を受け入れて、許すことができたのは、おそらくいろんな人の人生を聞き続けてきたことからの贈りものなのだろうし、父の口ぐせだった「のち、悟らん」という言葉の意味も、だんだんにわかってきたかな。
それはまるで、シグソーパズルのピースを埋めてくみたいな感覚で、けっこうおもしろい。
そういうことも、歳を重ねてゆくことからのギフトなんだと思う。

使い続けてきた道具は経年劣化でくたびれるのは当たり前だけど、それを補う何かが逆に育つ、みたいな。眼鏡をかけて見えるようになるのとは違う、見え方。

それに、前より私、低燃費で生きてる気がするなあ。
若い時はつっぱって、自分を大きく見せたくて、そのことにもエネルギー使ったけど、いまは力(りき)が抜け、実の丈の私でいいやと思えて、出前先では、出した以上のエネルギーや、やさしいちからをみんなからもらって充電して帰る、といった感覚。

サコ魔女サンバとのかけあいトークはほんとに楽しくて、極めつけは、サコ魔女のこの言葉。
「大事なことは二つ。おしゃれごころとスケベごころ」に、一堂爆笑!

そのスケベごころの心は、いくつになっても、相手が男の人であれ女の人であれ、ものごとにであれ、すてき!と胸がときめく、そういう心を忘れない、ってこと。
はい、私も、同感です!

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140615__2 しあわせな一日でした。because of everything + everybody、みんなのおかげ。
順子さん、節子さん、直ちゃん、何度も会ってうちあわせしてくれて、すてきな会場つくりも、おいしいランチも、心使いのなにもかも、そして来てくれた方たちも、ありがとう。

サコさん、ほっとらいんさん、共演ありがとう。

午前中、実は順子さんとタクさんに、来月の「ちょっとでてみよっさコンサート」(7月20日@小松)ではじめて歌う、♪for the first timeの歌の練習もさせてもらったのでした。ほんとにお世話になりっぱなし。来月もどうぞよろしくお願いします!

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