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2014年10月12日 (日)

9条にノーベル平和賞を、実行委員会の記者会見のことば。

110227_ 今年のノーベル平和賞は、17歳のマララさんと、インドの人権活動家に。

平和賞を、9条を守って来た日本国民に、の実行委員会が記者会見した時の言葉を、FBにupしてくださった方がいるので、それを「紅茶なきもち」でもシェアします。

この会見の中にもでてくるけど確かに、どうしてこのひとが平和賞をもらうの?って、平和賞自体を政治的すぎると思ったこと、過去にありました。
もちろん今年のマララさんの受賞にはそんな想い抱くことなく、彼女のはたらきが世界に認められたことに、拍手を贈りますが。

9条を大切にしてきた日本人、大切にする日本人、どうかこれからもふえますように!そして来年にむけて、署名するひとがもっとふえますように。
一人のmoveがmovementになっていく過程にどうぞくわわってくださいな!と、願っています。

長いけどぜこの記者会見、ぜひよんでみてね。
ノーベル平和賞発表直後の記者会見場で
「憲法9条にノーベル平和賞」実行委員会
の石垣義昭共同代表が読み上げられた内容です。

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この一年と今後のこと  10月10日を迎えて(発表を前に)
              「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会

 この運動を立ち上げてほぼ一年が経ちました。この間に四十万筆を超える署名を寄せていただきました。署名の多くに励ましやお礼の手紙が添えられており、この運動の意義を改めて実感しました。署名やお手紙をお寄せいただいた多くの皆様とこの運動の広がりを心から喜びたいと思います。

 最初の頃、「憲法9条を長年保持し続けている日本国民にノーベル平和賞を」という署名の呼びかけにはなかなか冷たいものがありました。冷たい反応の一つは「そんな夢のような話」を、と一笑に付すものでした。しかし、四月九日にノルウェー・ノーベル委員会から、ノミネート(推薦受理)の連絡が入ると、「冷笑」は「驚き」に変わりました。

 ノーベル平和賞への冷たい反応のもう一つに、選考基準や今まで選ばれた人に対する否定的な評価がありました。多くの人が佐藤栄作元首相(「非核三原則」で一九七四年に受賞)の名をあげ、とりわけ沖縄返還の際の密約問題を指摘して「ノーベル平和賞」への不信感をあらわにしました。オバマ大統領がなかなか戦争や紛争を終結させられないことへの苛立ちもあるようでした。「ノーベル平和賞」への政治的不信感は相当に深いものがあると感じました。

 けれども、憲法九条の「不戦の誓い」がこの七月一日の安倍内閣による集団的自衛権行使の閣議決定によって実質的に崩され、日本が戦争のできる国に突き進むのを目の当たりにすると、わずかの期間に一気に二十万人を超える署名が集まりました。添えられてくる手紙も危機感溢れる切実なものになりました。新潟の男性はこう書き添えていました。「世界の果てしない混乱を止め、この国の右への急展開、強軍事化、不公正拡大の流れを断ち切るには、九条を世界の皆さんに理解していただくことが大切と考え、この署名活動に参加しました」

 さらに、署名運動が進み始めると、署名に添えられた手紙には「素晴らしい運動を始めていただきました」「この運動を知って希望と勇気をもらいました」などの感謝の言葉が添えられるようになりました(実行委員会ニュース参照、現在七号まで発行)。今も実行委員会に対する労りの言葉さえ添えられてきます。が、この運動がこれほど多くの人に「希望」と「勇気」を与え、実行委員会に感謝の言葉をいただく運動になるとは私たちも予想しないことでした。

 それは国内にとどまりません。今回いただいた「アジア平和賞」(実行委員会七号参照)はアジア地域の人々のこの運動への期待を代表していますが、一九九九年五月のハーグ平和アピール国際市民会議は「各国議会は、日本国憲法九条のような、政府が戦争することを禁止する決議を採択すべきである」と呼びかけてもいたのでした。また、二〇〇六年六月にバンクーバーで開かれた「世界平和フォーラム」(WPF)では、各国政府が「日本の九条のように憲法で戦争を放棄すること」を求めてもいました(実行委員会ニュース一号参照)。

 しかし、私たちに本国民自身、どれだけの人がこの世界の期待に自覚的だったでしょうか。私たち実行委員もこの運動を通じて知ったのです。日本国憲法が掲げる「基本的人権の尊重」「主権在民」「平和主義」の理念が、繰り返される戦争の歴史の中から学び取られた人類普遍の原理であることを!

 考えてみれば、戦後の日本の平和はこの憲法によって守られ、戦争に巻き込まれることへの歯止めにもなっていたのでした。今改めてそのことに気がつきます。
 実に多くの方がこの運動の賛同人になってくれました。いち早く声をあげていただいた井出孫六さん、現在上映中の映画「舞妓はレディー」監督の周防正行さん、全国公演を精力的に続けている歌手の加藤登紀子さん、今は農業の復活に力を注ぐ俳優の菅原文太さん等々、実に多くの方が加わってくれました。

 ノルウェー・ノーベル委員会の推薦人の資格を持つ方で、推薦人になることを了承してくれた方は「神戸の会」や光延一郎先生(上智大学教授)、ロジャー・パルバースさん(東京工業大学名誉教授)をはじめとする九十八人に及んでいます。六月には超党派の国会議員六十名(後に二名取り消す)の要請文が日本のノルウェー大使館に届けられ、この運動を後押ししてくれたことを知りました。国会議員にも推薦資格があります。今度はぜひ推薦人に加わっていただきたいと思います。

 この文章を書いている現在、まだ受賞の可否を確認しておりませんが、この九月十九日、ノルウェー・ノーベル委員会から「二〇一五年、ノーベル平和賞推薦招待状」というのをいただきました。今回受賞できなかった場合、私たちは二〇一五年の受賞を目指し心新たに運動を続けてまいります。

 署名百万筆を目指します。日本国憲法の持つ不戦の誓い(平和主義)を世界中で共有する運動を目指します。世界の歴史の中から人類がつかみ取った日本国憲法の理念(主権在民)に、多くの国民が自覚的であるような学習運動を目指します。日本国憲法が私たちの日々の暮らしを支えていることを自覚し、日々の暮らし中で一人ひとり(基本的人権)が尊重される社会の実現を目指します。

 差別、抑圧を止め、貧困をなくしていくことこそ「ノーベル平和賞」の目指す世界の未来像であると考えます。「日本国憲法」とりわけ「憲法九条」も同じ地平に立つものです。私たちは「ノーベル平和賞」の授与を目指し、「日本国憲法九条」を世界に広めるための活動を今後も続けていきます。
 これからもよろしくお願いいたします。
                         2014年10月10日

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