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2014年11月28日 (金)

11月26日空の村号、出航

23、24日と別府にいってきました。その報告もまたしたいと思いながら、さきに空の村号のことを。

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141125_ 11月26日、石川では5回目になる、そして今年最後の公演、ドラマリーディング「空の村号」@紅茶小劇場。(写真は前日のリハーサル風景)

このお芝居を見るのは2回目、でもやっぱりこころにぐっときて、大泣きした。
ファンタジーでありながら、あまりにリアル。脚本家の篠原さんが、何度も何度も飯館村にかよい、村の方たちから丁寧にきもちの言葉をききとり、それが脚本になっているので、出てくるせりふは一つ残らず、発した人がいる、本物の言葉。

お釈迦様の言葉だという、矢の話。矢をつくるひとがいて、矢をつくれと命じる人がいて、その矢を放つ人がいて、それで生活するひとがいて。私自身、矢を一つも放ってないとはとても言えないので、今回もぐさりとくる言葉。

「すべて、世界の一部なんだよ」のせりふも、また胸に迫る。だってどれもこれも、あまりに本当のことなので。

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紅茶劇場は定員15人というぜいたくさだったので(ちいさな場の特権!)、お芝居のあと、演じた側も見た側もひと言ずつきもちを語る場があり。

友達と別れて「北海道なんか行きたくねえ〜〜!」と叫ぶ少年のせりふ。演じながら、ああ、これは自分だ、と思う人がいて。
福島と直接はつながっていない自分が、これを演じてもいいのだろうかと、逡巡した人がいて。
関東から移住して来て、いろんなつながりの中からこのドラマと出逢って演じる一人となり、今では、私はすごいものに出逢ってしまったんだ!と思える人がいて。

そして、ほんとのことなんか一つもない映画をつくる映画監督になるんだ〜、といいながら、空くんは、どれだけ本当のことを言ってくれてることだろう。

ドラマは生きものだ。変幻自在の舞台のなかで、ほんまもんの言葉が行き交い、見る人のこころも変化する、ゆれる、笑う、涙する、そしてこのお芝居を見たことを、忘れない。

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今回の空村の舞台はなんと、部屋の中央に斜めにおかれた紅茶のテーブルでした。前日のリハーサルの時に演出のたかしんさんのアイディアです。出演者全員がそのテーブルを囲んで、親子の、兄妹の、夫婦の、ともだちとの、おじさんとの、会話がかわされたのです。

階段も舞台になりました。放射能をふりまく地震星人ガガゾノボンバーや、放射能除去装置をもったマリーン星人のお姫様がおりてきたり。
2階の橋のうえからは、ライアーやパーカッションの響き、そして猫のみいの鳴き声がふってきて。141126_

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空村のみなさん、本当にありがとう。ランチもよろこんでもらえて、きもちよく演じてもらえたなら、それが何よりしあわせです。
そして来てくださった紅茶のひとたち、はじめて紅茶にきてくれた方達も、ありがとう。
空村に出演した人たちとも、またこれをご縁に紅茶でつながっていけるとうれしいな。

空の村号。
次はいまのところ、来年3月11日、市民芸術村から出航する予定です。

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