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2014年12月 1日 (月)

鎌仲さんの2日間@金沢

11月28日と29日、鎌仲ひとみ監督in金沢。

141128_ 28日は近江町市場内のメロメロポッチで、春に公開される新作映画「小さき声のカノン」の本編にはおさまりきらない映像を見てから、鎌ちゃんのお話。

この夏、金沢にお話にきてくださった荒木田岳さん(福島大学の先生)とそのご家族、そしてうのさえこさん一家(さえこさんのおつれあいさんは、福島大学の憲法学の先生でいらした方。原発震災のあった年、福島大学の一年生に鎌ちゃんのとくべつ授業をプレゼントした先生でもある)が登場するスペシャル映像などを見ました。

翌29日は、北陸学院大学で、鎌ちゃん特別公開講座。
新作の予告編をまじえながら、鎌ちゃんがイラク戦争の劣化ウラン弾の被害を伝えようと、自主制作の映画をつくるようになったherstoryを一気に。
核三部作をつくった後に起きた、原発震災。今回の映画作りの原点には、なんとしても、子どもたちを守りたい!という想いがとても強いこと、びんびん伝わってきました。

2日間、鎌ちゃんハシゴをした人も多かったけど、私もその一人です。

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メロポチのお話でも、北陸学院でのお話でも、鎌ちゃんがいってらしたこと。
原発震災後、重大な決断をして、避難した人たちは、全体からみればごくごく少数。その人たちの選択も、その後にも、もちろんそれぞれ大変なものがあるのだけど、「小さき声のカノン」本編のなかには、それらをあえていれなかった。

震災後、一体どうしていいかわからず、迷って、揺れて、大変であっぷあっぷしてる人たち、それまでは考えないですんできたことに否応なく向きあわざるを得ない現実に迫られた人たち。そういう人たちが、実際には圧倒的な大多数。
その人たちの声を、ていねいにていねいに聴いていった鎌ちゃんが、それらをどうしても今回の本編のフイルムにおさめたいと思ったこと。

2日間、つづけてお話聴いて、映像もみて、鎌ちゃんのいわんとすることが、なんとなくわかってきた気がします。

それぞれが必死にもがいて、考えて、学んで、つながっていく中で、自分はいったいどうしたいのだ、をつきつけられ、そこから、一人ひとりの小さな意思/意志が、芽生えて来る。その芽生えの瞬間をじっと待って、待って、その瞬間をとれたと思う、という鎌ちゃんの言葉。

3年と3ヶ月の歳月をかけ、日本各地とベラルーシにも何度も足を運んで取材し、そのフイルムの長さは600時間におよぶという。鎌ちゃんはそれにどれだけの想いをこめて、厳しい編集作業にむかったことだろう!

それにしても、ベラル―シと日本、国の姿勢の違いに、愕然とします。国として、チェルノブイリ後の今も、子どもたちの保養プログラムを実施しているかの国。国としてなんの手もうっていない日本。未来をになう子どもたちの健康が、こんなにも粗末にされているのだ、この国では!

「小さき声のカノン」の公開は来春。東京についで、金沢シネモンドでの公開もすでに決定しています!ぜひぜひ、見よう、みんなにもすすめよう!

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