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2014年12月27日 (土)

この国の向かおうとしてるところ

Photo 27日の東京新聞。
津波のことを真剣にかんがえようとする人は、首になるよ、とおどされていたことが一面に。

辺野古の移設に反対する沖縄には、振興予算を削るという。
武器輸出する会社には、支援金を出すという。
ハイロのあとには原発をリプレイス、という。

この国の方向性は、こんなにもみえやすい。
ひとよりも、いのちよりも、経済経済。世界に経済進出していける国に。
世界に自衛隊をだしていける国に。
つまりそれがアベノミクスってこと。

アベノミクスが牽引しようとしてるこの国の未来に、無関係なひとなんていない。そうときづいたら、今からでもそれをおしとどめようとするが、一人、また一人とふえていってほしいと、切に願うよ。

朗読劇「空の村号」に出てくるせりふを思いだした。
矢をつくれと命じる人がいる。矢を作る人がいる。その矢を売る人がいる。その矢でうて、と命じる人がいる。
命じてる人は、誰だろう。

*******2014年12月27日東京新聞「筆洗」より

 物理学には「エネルギー不滅の法則」という根本的原理があるが、
この国の政府には「プロジェクト不滅の法則」なる神聖な原理があるらしい

▼日本原子力学会長や科学技術庁次官などを歴任し、わが国の原子力行政の中枢を担った人物は、原子力ムラの内々の集まりで、かつてこう語ったという。
「日本ではプロジェクト不滅の法則というのがあってですね。いかにおかしくても死なないと」(NHK取材班『原発メルトダウンへの道』新潮社)

▼おととい政府があらたに公表した福島第一原発事故をめぐる調書を読んでいて、いささか感情が動いた。
経済産業省で耐震安全審査を担う担当官は、専門家が指摘する津波の危険性を議論するよう提案していたという

▼だが、ある幹部から「その件は原子力安全委員会と手を握っているから、余計なことを言うな」と命じられた。人事権を握る別の幹部からは「あまり関わるとクビになるよ」とまで言われたそうだ

▼なお十二万人が避難生活を強いられる現実を前に、この幹部たちはいま何を感じているだろうか。
原発を再稼働させるだけでなく、廃炉される原発の建て替えまで検討しようとする原子力ムラの姿勢から、痛恨の念は伝わってくるだろうか

▼彼らの「プロジェクト不滅の法則」の前では、故郷を奪われた人々のうめき声など、さして意味もない「現象」なのだろうか。

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