« 114分と77秒 | トップページ | SASPLデモ@官邸前 »

2014年12月11日 (木)

オルゴールコンサート@紅茶の時間

10日、オルゴールコンサート@紅茶の時間。

白山ミントレイノの高田悦子さんが、はるばるていねいに持って来てくださった、たくさんのオルゴール。

141210_ 大きな共鳴箱の上に大きなオルゴールの箱をのせて、ディスクをとりかえながら、次々に澄んだきれいな響きを聴かせてくださる。
ちいさなオルゴールの小箱からは、「カノン」。中くらいの箱からは、高音の響きが夢のように美しい「カンパネルラ」。そして、「アダージョ」や「月の光」などなど。

30分くらい、続けてオルゴールを聴いていると、からだや足がぽかぽかして、ふわっとしてきて、なんだかうとうときもちよく眠たくなって来る。
オルゴール療法を今年、何度かうけたけど、その度、私もこうなる。

「本当に眠ってしまっても、からだはちゃんと聴いていますからね。
人の耳には聞こえない高周波の音が、脳幹を刺激して、血流をよくしてくれるので、それであったかくなったり、眠くなったりするんです。
聴きはじめて、中には痛みを感じる方もいますが、それはからだが、弱いところを自分のちからで治そうとしていること。
排泄作用もうながすので、トイレに行きたくなる方もいるかもしれませんね。涙する方もいらっしゃいます」

「オルゴールは、一人ひとりの感性で聴くもの。きっとそれぞれに反応が違うと思いますが、ミントレイノでこういうことをはじめてからというもの、みなさんのいろいろな反応や体験を聴かせてもらって、私の方こそ、オルゴールのもつ不思議なちからを日々教えていただいている、というのが正直なところなんです」と高田さん。

*********

認知症のお母様の介護をすることになって、母娘ともども介護地獄に陥ってしまった時、文字通り、高田さんのいのちと魂を救ってくれたのが、オルゴールの響きだったこと。
お母様のためにと「カノン」の小箱を買ったけれど、ほんとうは、介護うつになっていた自分のためだったのかもしれません、とおっしゃる。

お母様がカノンの小箱にあごをあてて、聴き終わった時にはもう、表情がまったくやわらいでいたこと。
童女のようなその表情と、「ありがとう、ありがとう、いい音楽やね」という言葉にどんなに救われたか。その時、高田さんは号泣されたそうです。

でもその一瞬後には、うってかわってオルゴールをはげしく拒否するお母様。
それでもオルゴールを遠くにおいて鳴らして、また鳴らして。
何度も何度もそういうことをくりかえし、だんだんお母様のきもちが落ちつくようになり、、。

やがて、高田さんもお父様も、オルゴールがあればきっとなんとかなる、きっと大丈夫、と思えるようになってきて、こころに余裕が生まれ、やっとその地獄のような日々からぬけだすことができたのだそうです。

高田さんは、介護は鏡のようなもの。こちらに余裕ができれば、相手にもやさしくなれますよね。あのままだったら、本当に私が、母を殺していたかもしれなかったんですから、と。

*******

きもちキャッチボールタイムのあと、この日参加した人が一人ひとり、おおきな共鳴箱の中に頭をいれたまま床に寝て、頭の上からオルゴールの響きが降って来る、骨伝導(こつでんどう、空気伝導ではなく)のきもちよさを体験しました。

カノンの小箱を胸に抱いて横たわる人。小箱にあごをのせて聴いてみてる人。
おしまいに、ストリートオルガンを自分で演奏してみるという楽しい体験も、ほとんどの人が味あわせてもらいました。141210__2

高田さんは、お母様との苦しい日々の後に、こんなすばらしい贈りものを得られたのだなあ!
お話の間中、高田さんのオルゴールへの愛情がひしひし伝わってきて、それもまた、私の胸をあったかくさせてくれていました。
この日、参加した18人+4人のちいさなひとたちも、きっとそのこと、感じてたと思う。

この日は、高田さんがお持ちにならなかった、オルゴール療法の説明とオルゴールのよい曲ばかりの入ったCDつきのご本、とてもリーズナブルなお値段なので、紅茶で多めに取り寄せることにしました。
入荷したらまたお知らせしますね。

|

« 114分と77秒 | トップページ | SASPLデモ@官邸前 »